YAMAHA YZF-R125の特徴と買う・売る時のポイント
YZF-R125はヤマハのスポーツバイクYZF-Rシリーズの末弟モデルです。欧州で125ccスポーツバイクの人気が高いことを受けて2008年に発売し、2014年にフルモデルチェンジを行っています。国内仕様および正規輸入による販売はなく、一部の業者で並行輸入販売をしています。
2014年のフルモデルチェンジによって外装のデザイン変更のほかに倒立フォーク化を行っています。欧州規制上限の15馬力を発揮するパワフルなエンジンに、クラスを凌駕する質感の高い外装、足回りが特徴です。2018年にスズキからGSX-R125を発売されましたが、倒立フォークをはじめカウルの質感など完成度ではYZF-R125の方が上です。
正規販売をしていないことから並行輸入による新車購入の相場は車両本体価格で70万円前後です。毎年イヤーモデルを出すなど、メーカーとしては力を入れて販売している125ccクラスのフラッグシップスポーツです。
出典:https://www.presto-corp.jp/
ヤマハ YZF-R125のスペック
車種名 | YZF-R125 ABS (EU仕様) |
---|---|
メーカー | YAMAHA (ヤマハ) |
排気量 | 124.7cc |
発売時期 | 2008年- |
エンジン形式 | 水冷4ストローク単気筒 / SOHC4バルブ |
燃費 | 2.13L/100km |
トランスミッション形式 | 常時噛合式6段リターン |
クラッチ形式 | 湿式多板 |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
フレーム形式 | スチール製デルタボックスフレーム |
車両重量 | 142kg |
乗車定員 | 2名 |
最高出力 | 11.0kw(15.0PS)/9,000rpm |
最大トルク | 12.4N・m(1.25kgf-m)/8,000rpm |
新車価格 | 698,000円(レッドバロン価格) |
中古車相場 | 35〜40万円(2013年) |
ヤマハ YZF-R125の評価
近所の街乗り ★★★☆☆
通勤・通学 ★★★☆☆
ツーリング ★★★☆☆
峠・サーキット ★★★★★
足着き性 ★★☆☆☆
扱いやすさ ★★★☆☆
タンデム ★★☆☆☆
カスタム性 ★★★★☆
専用設計のインジェクションとフレームをはじめ、125ccに最適化したボディと足回りによって高い走行性能を確保しています。国内では125ccクラスになると、12インチのミニバイクの方がレースでの需要は高く、競技用よりも街乗りやツーリングで乗る方の多い車種です。
GSX-R125発売前までは、125ccの本格スポーツバイクの国産モデルのなかったことで一定の人気を確保していました。ライバル車種が15馬力を維持しつつ排ガス規制をクリアして国内モデルとして発売したことで、YZF-R125の割高感は高まりました。
装備や質感はGSX-R125より上ですが、30万円以上の価格差に見合う装備の価値はありません。スタイリングやYMAHAもしくはYZF-Rシリーズのブランドに魅力を感じなければオススメできません。
欧州向けの本格スポーツバイクなので中低速トルクは細く高回転設定のエンジンです。シート高は825mmでフルサイズだけあって足着き性は良くないですが、車体の軽いため、慣れれば街乗りでも軽快に走れます。
ヤマハ YZF-R125の新車値引き・カスタムに関して
並行輸入車なので定価自体がなく値引きの概念もありません。Goo-Bike、BikeーBrossを見ても新車の在庫を持っているお店はありませんが、レッドバロンでは一部で在庫販売をしているケースもあるようです。主に注文販売になるので販売店の決めた価格での購入になります。
125ccのハイエンドモデルで250ccクラス並の迫力を持つ本格スポーツバイクです。富裕者層やリッタークラスSSオーナーのサブバイクとしての購入需要も高く、マフラー、灯火類、ブレーキホース、スプロケットなどのカスタム需要が高いです。
中古バイク・買取情報
人気・査定額 ★★★★★
タマ数 ★★☆☆☆
カスタム比率 ★★★★☆
2018年7月現在、2014年モデル以降の現行モデルの中古販売情報はありませんでした。並行輸入で割高感のあることや維持費の安い125ccクラスなので、手放さずに長く乗るオーナーが多いです。今後も現行モデルの中古のタマ数が増える可能性は低いです。
中古市場では2013年モデル以前の型落ち中心に流通しています。倒立フォークを採用する前の型落ちでも、いまだに中古市場では高い人気を維持していて走行距離1万kmを超えても値崩れは見られません。国内では貴重な車種で構造の簡単な単気筒エンジンなので、将来のエンジンオーバーホールを想定してでも購入しようとする需要があります。
GSX-R125の国内販売による影響も一切ありません。売却を検討している方は転倒せずカウルの綺麗な状態を維持できれば、いつでも高く売れるので急いで行動する必要はありません。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
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