ヤマハ YZF-R1の特徴と買う・売る時のポイント
YZF-R1はヤマハのリッタークラススーパースポーツバイクです。1998年にホンダCBR900RRに対抗して発売した歴史を持ちます。現行モデルは2015年にフルモデルチェンジした8代目で、国産のリッタークラススーパースポーツでは初めて最高出力200馬力を達成しました。
ヘッドレンズの面積を小さくしたLEDヘッドライトでレーシーな雰囲気になり、スタイリングの評判も非常に高い車種です。昨今はライバルの新型投入で性能が横並びになっていますが、2000年代はクラス最速の称号を手に入れていました。
2019年モデル現在、国産メーカーでは唯一国内モデルの販売をしていなく、プレストによる逆輸入車が販売されています。
ここでは、ヤマハ(YAMAHA)YZF-R1の特徴や買取相場を紹介しています。
YZF-R1の特徴まとめと買取相場
車種名 | YZF-R1(2017モデル) |
---|---|
メーカー | ヤマハ(YAMAHA) |
排気量 | 998cc |
エンジン形式 | 水冷4ストローク並列4気筒/DOHC4バルブ |
燃費 | – |
トランスミッション形式 | 常時噛合式6段 |
クラッチ形式 | 湿式多板 |
燃料供給方式 | 電子制御フューエルインジェクション |
フレーム形式 | ダイヤモンド |
車両重量 | 200kg |
乗車定員 | 2名 |
最高出力 | 147.1kW(200PS)/13,500rpm |
最大トルク | 112.4Nm(11.5kgm)/11,500rpm |
新車価格 | 2,268,000円 |
中古車相場 | 35万円〜200万円 |
想定売却価格 | 15万円~180万円 |
YZF-R1相場情報・中古販売価格の推移
2018年12月時点では、YZF-R1を中古で買おうとすると、50〜200万円ほど必要です。年式の違いなどは下記表をご参考ください。
2018年12月時点では、YZF-R1を売ろうとすると、20〜170万円ほどになりそうです。年式の違いなどは下記表をご参考ください。
ヤマハ YZF-R1の評価
近所の街乗り ★★☆☆☆
通勤・通学 ★★☆☆☆
ツーリング ★★★★☆
峠・サーキット ★★★★★
足着き性 ★★☆☆☆
扱いやすさ ★★★☆☆
タンデム ★★☆☆☆
カスタム性 ★★★☆☆
2015年に現行モデルが発売した時は、先進性あるフロントカウルとヘッドライトのデザイン、200馬力のスペックに衝撃を受けました。現在は、SBKに注力しているカワサキ・ZX-10Rにクラス最速の座を譲ってしまいましたが、現在もクラスのトップクラスで戦える性能を誇っています。
スタイリングの評判がよく、国内モデルを発売していないプレミアムも加わっています。リッタークラススーパースポーツの200馬力時代の先陣を切った車種で、長年クラスをけん引してきた実績から、車種のブランド力は非常に高いです。
価格設定も割高な面がありますが、カスタムの必要性を感じさせない突き詰めたマフラーやホイールなどを価格設定に見合うパッケージングです。2019年モデルのライバルと比較しても、わたくしは一番乗りたいと思う車種です。
ライバルメーカーは排ガス規制に適合させてハイスペックを維持した国内モデルを発売しています。YZF-R1もお得感のある価格設定と、フラッグシップモデルにふさわしいスペックの国内モデルを投入してもらいたいです。
ヤマハ YZF-R1の新車値引き・カスタムに関して
プレストによる逆輸入車が中心で値引きの概念がありません。毎年、早期完売になるほどの人気を集めているので、プレスト価格の定価を覚悟した上で注文を確定させることを最優先にしないといけません。
ホイールとエンジンカバーにはマグネシウム合金、マフラーにはチタン合金を採用しているので、大きなカスタムをする部分は少ないです。ブレーキホース、フェンダーレスキットなど軽微なカスタムが中心になります。
中古バイク・買取情報
人気・査定額 ★★★★★
タマ数 ★★★☆☆
カスタム比率 ★★★★☆
2015年モデルは150-180万円、2014年モデルは100-120万円ほどが店頭販売価格の相場です。モデルチェンジと中古価格に大きな開きがありますが、2014年モデルのプレスト価格は約141.7万円です。
新車価格から見たリセールバリューは型落ちの方が高い状況になっています。これは現行モデルの評価が低いワケではなく、中古で少しでも安く買おうとする需要が多いことを意味しています。現行モデルの乗り出し250万円弱は予算オーバーで、100万円台前半の程度良い中古を買おうとする需要が高いのでしょう。
車種のブランド力の高さも中古市場の高騰を後押ししています。転倒せずに大切にメンテナンスすれば将来高く売れるバイクです。型落ちでも高値水準を維持しています。現行モデルも当面は現在の価格帯を維持するでしょう。
カスタムに関しては現行モデルはノーマル比率が高く、型落ちになるほど社外マフラーの装着率が高くなります。
おわりに
かつてはリッタークラススーパースポーツバイクのクラスをけん引した存在ですが、現在はフルモデルチェンジの噂もなく、新型開発に力を入れている様子が伝わってきません。ホンダのCBR1000RRは2020年のフルモデルチェンジを予定、カワサキZX-10RRは毎年着実にパワーアップしています。
ドゥカティのパニガーレV4Rはレースキット装着で最高出力234PSを発揮するなど、最高出力200馬力での頭打ち状態は終了を遂げました。おそらくヤマハはこれ以上の進化はコストに見合わないと踏んで、現行モデルを最終形態として捉えているかもしれません。
現行モデルはエンジン、コーナリング性能、スタイリングでライバルに見劣りする要素はありません。古さを感じさせない状態をこの先どれだけ維持できるのか、ライバル車種の進化を含めて注目していきたいです。
今から現行モデルの新車を買いたい人がいたら、SBKに力を入れてレース技術をフィードバックしている、カワサキのZX-10Rが1番総合力の高いバイクとしてオススメします。
2000年代のスーパースポーツブームを知っている私としては、現在の地位ではなく過去の輝かしい実績とブランド力、スタイリングでYZF-R1に魅力を感じます。本格的なレース目的でなければ、どのメーカーを選んでも扱いきれるスペックではありません。車種のブランド力、メーカー、スタイリングなどで惹かれる要素があれば選んで後悔することはありません。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
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