ヤマハ XJR1300の特徴や買う・売る時のポイント
XJR1300が人気になっていたのは、純正ながら最高級のサスペンションブランドのオーリンズのショックを採用している点。1300へのフルモデルチェンジ時には、サススプリングを黄色に変更して、オーリンズのブランド力が際立っています。
サスの性能自体は、ライバルのCB1300SFの純正のショウワ製などと同等の純正サスですが、オーリンズはフルアジャスタブルタイプのリアサスペンションは20万円~30万円程する、当時はバイク乗りの憧れでした。そのオーリンズブランドの黄色いリアサスが付いている事で、ノーマルでも高級感を感じられるバイクです。
他社メーカーを含めて、純正でオーリンズのツインサスが付いているバイクは少なく、サスがカッコイイということで数あるリッターバイクからXJRを選ぶ人もいます。
XJR1300の特徴まとめ
車種名 | XJR1300 |
---|---|
メーカー | ヤマハ(YAMAHA) |
排気量 | 1,250cc |
エンジン形式 | 空冷4ストローク直列4気筒/DOHC4バルブ |
燃費 | 21km/舗装平坦路燃費(60km/h) |
トランスミッション形式 | 常時噛合式5段リターン式 |
クラッチ形式 | 湿式多板 |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
フレーム形式 | ダブルクレードル |
車両重量 | 245kg |
乗車定員 | 2名 |
最高出力 | 74kW(100PS)/8,000rpm |
最大トルク | 108Nm(11.0kgm)/6,000rpm |
新車価格 | 1,112,400円 |
中古車相場 | 25万円〜95万円 |
想定売却価格 | 10万円~70万円 |
XJR1300の評価
近所の街乗り ★★☆☆☆
通勤・通学 ★★★☆☆
ツーリング ★★★★☆
峠・サーキット ★★★★☆
足着き性 ★★★☆☆
扱いやすさ ★★★☆☆
タンデム ★★★★☆
カスタム性 ★★★☆☆
ヤマハを代表するネイキッドモデル。正式名称は「エックスジェイアール」ですが「ペケジェイアール」の愛称で親しまれています。
1994年に初代モデルでもあるXJR1200が発売。先行した発売されていた400ccのシリーズ車種として登場し、当時はFJ1200のエンジンを流用されていました。1998年にフルモデルチェンジをして現在のXJR1300になりました。排気量を大きくしてトルクアップなどをした他、鍛造ピストンなどの採用でレスポンスを向上させました。
リアフェンダーやエンジン色の変更もあり、詳しい人から見れば一目で見分けが付きますが、外観はキープコンセプトになっています。2006年には排ガス規制の影響でインジェクション化を行い、マフラーを左右両出しから右側1本へ集約化されました。
同シリーズは元々は先代のXJからの遺伝子を受け継いだXJR400が中心車種ではありましたが、400ccモデルはインジェクション化を行わず2008年に生産終了しています。空冷エンジンの正統派ネイキッドで根強い人気がありましたが、XJR1300も2017年に生産終了が発表されました。
新車値引き・カスタムに関して
現在は生産終了になりましたが、店頭在庫はたくさん残っています。100万円を超える大型バイクで型も古いですが、値引き枠はそれほど多くありません。新車値引きの目安は3~8万円程度で10万円を超えたら、かなりの好条件です。
生産終了になってからは、一部で値引き額1万円など強気な販売をする業者も出ています。バイクブロスやGooBikeで新車在庫情報をチェックしてみましょう。近くの販売店での在庫情報が少なければ、値引きは気にせずに、在庫を押さえることを最優先に考えましょう。
近年になって、以前にも増して何台もバイクを乗り継いできたベテランライダーが購入する傾向が増えてきました。昔からネイキッドの定番カスタムでもあるマフラーやグリップエンド、マフラーやフェンダーレスキットなどをイジる人が多いです。バイクの外観や印象を崩さずに、大人らしいカスタムが人気で、細かい事も含めて新車から何もせずに乗る人が珍しいくらいです。
中古バイク・買取情報
人気・査定額 ★★★☆☆
タマ数 ★★★☆☆
カスタム比率 ★★★★☆
型が古く、大型ネイキッドの需要が減少した事などもあり、最近では全国単位で探しても高年式の中古はほとんど出回っていません。新車販売も落ち込んでいますし、今XJRを新車購入する人は、数十年は乗る覚悟で乗っている人がほとんどでしょう。その為中古では10年以上型落ちのキャブ車が中心で、中古の大半は90年代のモデルです。
中古車相場は安く、高年式もデータは少ないですが、XJR1300自体が最近ではだいぶ人気が落ちてしまい、若者からも興味を持たれないバイクになってしまいました。その結果、買取情報は年式、走行距離を問わず、査定はあまり期待できない車種です。
しかし、空冷エンジンのライバル車種ゼファー(400/750/1100)が中古市場で高騰した事例もあり、生産終了をきっかけに中古相場が上がっていく可能性もあります。短期的に買取相場が大きく下がる可能性は低いので、売却時期は特に急がないでいいでしょう。
中古を購入している人は、年式だけではなく、走行距離とバイクの程度やメンテナンス状況を重視して、慎重に見極めながら選ぶ事が必要です。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
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