ヤマハ MT-01の特徴と買う・売る時のポイント

MTシリーズは、MT-07、MT-09のヒットを受けて、現在ではMT-25、MT-03をはじめ、海外モデルではMT-125の販売も行うなどシリーズ展開をしています。そんなMTシリーズは、2014年に発売したMT-07を元祖だと思っている方も多いですが、2005年に発売したMT-01がシリーズの始まりでした。

MT-01は1,670ccの空冷V型2気筒エンジンを搭載したヨーロッパ専売モデルのネイキッドバイクです。XV1700系のエンジンをベースに、スポーツバイクのノウハウを組み合わせて、圧倒的なエンジンの重厚感とコーナリング性能を併せ持った個性的なモデルです。

エンジン右側の前後から大きく伸びるエキゾーストパイプはインパクト抜群で、見た目はネイキッドだけどエンジンはアメリカンベースで、ピークパワーを4,750回転で発生させる従来のモデルにはない設定をしています。

発売前にモーターショーなどの展示会で公開していたコンセプトカー「鼓動」のデザインを踏襲し、その名が示すように大型Vツインエンジンらしい鼓動感を楽しめるソウルビートVツインスポーツをコンセプトに開発されました。

MT-01の1670ccを誇る巨大な空冷Vツインは、プッシュロッド方式のOHVです。吸気はダウンドラフトFI、エキゾーストにヤマハ独自の排気デバイスEXUPを装備し、エアはスタイルの要とも言えるシート下の巨大なアップサイレンサーにつながっています。

フレームやスイングアームはアルミダイキャスト。大径の倒立フォークや横配置のリアショック、YZF-R1譲りの6ポットブレーキキャリパーなど、走りに徹した足回りを装備しています。

国内モデルの販売はなくプレストより輸入販売をしていましたが、2005年モデルはプレストによる受注受付をしてすぐにオフィシャル分の完売する大ヒットになりました。2009年モデルを最後に生産終了しています。

ヤマハ(YAMAHA)MT-01の特徴や買取相場を紹介しています。

MT-01の特徴まとめと買取相場

メーカー ヤマハ(YAMAHA)
車名 MT-01
タイプ ネイキッド
全幅 800mm
軸距 1525mm
重量 265kg
燃料タンク容量 15L
エンジン 空冷4ストV型2気筒OHV4バルブ
排気量 1670cc
最高出力 90ps/4750rpm
最大トルク 15.3kg-m/3750rpm
変速機 変速機5速
燃費 17km/L程度
中古車相場 70万円〜100万円
想定売却価格 40万円~70万円

ヤマハ MT-01の評価

近所の街乗り  ★★☆☆☆
通勤・通学   ★★☆☆☆
ツーリング   ★★★★☆
峠・サーキット ★★★★☆
足着き性    ★★☆☆☆
扱いやすさ   ★★☆☆☆
タンデム    ★★★★☆
カスタム性   ★★☆☆☆

全メーカー歴代車種の中でも個性のあるバイクです。エンジンはメガツアラー系ですが、車体はネイキッドで燃料タンクも15Lの排気量に対して小型なサイズなので、長距離ツーリングを想定して作られたバイクではありません。

低回転域で重厚感のあるエンジンフィーリングを感じながら、コーナリングを軽快に楽しめるのがMT-01の魅力です。走行性能で見れば、もっと少ない排気量で高回転まで回るスポーツバイクの方が優れています。

MT-01はサーキットでタイムを出したり、峠で他の人より速く走ることを目的にしているバイクではなく、他のバイクにはないフィーリングを楽しめるロードバイクです。ツアラーバイクとしては十分な最高出力を確保していますが、馬力ではなくトルクで走るバイクです。

アメリカンバイクでも、スポーツタイプがありますが、MT-01はアメリカンベースのエンジンを使いつつ、カテゴリーはアメリカンを飛び越えた個性的な車種です。細かい理屈で考えず、フィーリングや見た目のインパクトに魅力を感じられるかがポイントです。

大排気量や注目を集められるスタイリングによって保有する喜びは大きいです。国内でMTシリーズのヒットしたことを受けて、話題性でMT-01を保有する優越感が高まりました。

中古バイク・買取情報

人気・査定額 ★★★★★
タマ数    ★★★☆☆
カスタム比率 ★★☆☆☆

プレストの輸入販売が好調だったため、国内での流通量は海外モデルの中では多いです。希少性があり、見た目やスペックのインパクトが大きい車種なので、中古バイク市場で高く評価されています。

新車価格を超えるほどのプレミアムは発生していませんが、10年落ち、走行距離3万km以上でも国内販売価格の50%以上の値段で売られています。今後、さらなるプレミアムの発生するかは分かりませんが、大きく値崩れすることはないでしょう。

経年数、走行距離ともに買取価格に与える影響は少なく、不具合なく外装の綺麗な状態のうちに売るのが高額売却のコツです。小まめなメンテナンスをできなくなったら早期売却をオススメします。コンディション管理のできる方は長期間保有しておいて損はないでしょう。

カスタムは高速走行時の空気抵抗を緩和するためのビキニカウルや風防(スクリーン)が人気です。燃料タンクの小さいことや、純正マフラーがアップポジションのため、パニアをつけるなどツアラー仕様にカスタムする需要は低いです。

バイクをバンクさせてコーナリングを思いっきり楽しみたい方は、バックステップやエンジンスライダーの装着をオススメします。

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