ヤマハ マジェスティ125の特徴や買う・売る時のポイント
マジェスティ125はかつて販売していた海外モデルです。日本で流通しているのは台湾仕様が中心ですが、当時は国内でビッグスクーターブームの起きていたことから台湾仕様の主な販売先は日本でした。海外モデルにも関わらず、日本での流通量は多くて「コマジェ」の愛称で親しまれています。
1998年に台湾仕様が発売され、その後イタリヤヤマハによる欧州仕様が発売されました。エンジン、駆動系の設定は発進時の加速性能重視の台湾仕様と、高速走行重視の欧州で特性が異なります。2008年に国内外ともに排ガス規制の厳しくなったことを理由に生産終了しています。
欧州モデルについては排気量の拡大したマジェスティ150、マジェスティ180のラインナップもあります。フルモデルチェンジはしていませんが、排ガス規制の影響で当初はキャブレター仕様だったところをインジェクションに変更を行っています。
マジェスティ125は、原付2種スクーターの常識を覆す大きな車体が特徴で、250ccクラスのビッグスクーターのスタイリングの強みを継承しています。
エンジン設定がパワフルな高回転型なので、国内仕様のマジェスティ250が最高時速140km程度だったのに対して、台湾仕様のマジェスティ125でも最高時速120kmほど出る走行性能も人気の要因です。ビッグスクーターブームは学生をはじめとした若者に広まりました。
軽二輪(125cc超え)以上になると任意保険料がネックになりますが、125ccを選べば親の持っている自動車保険のファミリーバイク特約を補償されます。燃費性能や部品代は大きく変わらないですし、エンジンの小さいマジェスティ125は耐久性があまり高くないです。任意保険の等級や年齢条件で125を選ぶメリットは変わってきます。
ヤマハ(YAMAHA)マジェスティ125の特徴や買取相場を紹介しています。
マジェスティ125の特徴まとめと買取相場
メーカー | ヤマハ(YAMAHA) |
---|---|
車名 | マジェスティ125 |
タイプ | スクーター |
全幅 | 2,650mm |
軸距 | 1,500mm |
燃料タンク容量 | 8L |
エンジン | 4ストローク・水冷・SOHC・2バルブ |
排気量 | 124cc |
最高出力 | N/A |
最大トルク | N/A |
変速機 | Vベルト式無段変速 |
燃費 | 39km/L |
中古車相場 | 6万円~25万円 |
想定売却価格 | 1万円~10万円 |
ヤマハマジェスティ125の評価
近所の街乗り ★★★★☆
通勤・通学 ★★★★☆
ツーリング ★★★☆☆
峠・サーキット ★★☆☆☆
足着き性 ★★★★☆
扱いやすさ ★★★★☆
タンデム ★★★★★
カスタム性 ★★★★☆
2000年代の新車販売している当時は、250ccに匹敵する迫力ある大柄ボディとパワフルなエンジンで人気を集めました。現代においては、キムコから250ccや400ccクラスのビッグスクーターと共通ボディを採用して、15PSに迫る高出力エンジンを組み合わせた125ccスクーターが登場しています。
当時はライバルのいないことで爆発的なヒット車種になりましたが、今から中古購入する場合は他の車種とも比較検討してください。
高回転型で加速性能の高いエンジンは高い実用性を確保していますが、エンジンの負担は大きいので故障リスクは高いです。特に北海道、東北、寒冷地などは台湾仕様車の宿命でもある始動不良のトラブルが頻繁に起こるので注意してください。
当時は市場の評価が高い車種でしたが、現行モデルに比べると不安要素の大きいことを覚えておきましょう。
キムコの250ccクラスのボディを採用した本格的なビッグスクーターよりもマジェスティ125の方が、細い車体で得られる取り回しの良さと長いホイールベースとどっしりしたシートで得られる巡航性能、快適性のバランスを好む意見もあります。
国内では、迫力あるデザインにホイールベースを短くしたPCXやN-MAXがトレンドになっていて、サイズやコンセプトは時代遅れの要素があります。
中古バイク・買取情報
人気・査定額 ★★☆☆☆
タマ数 ★★★★☆
カスタム比率 ★★★☆☆
マジェスティを筆頭にしたビッグスクーターブームの去ったことや、タマ数の多いことで中古市場では安く流通しています。維持費の安さと若者に人気だったことから、通勤・通学、ツーリングなど距離を乗る使い方が多く、カスタム需要の高い車種です。
状態の悪い中古が多いので、購入する際は状態をしっかり見極めて保証も考慮して検討しましょう。走行距離が短くて実走行を証明できると買取査定時に高評価されます。
実走行、低走行のマジェスティ125に乗っている方は将来のことも含めて、定期的にディーラー入庫して走行距離の推移した履歴を残しておくことをオススメします。250ccモデルに比べると派手なカスタムの需要は少なく、キャリアボックスやハンドルカバー、グリップヒーターなど実用性のあるカスタムが人気です。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
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