グランドマジェスティ400の特徴と買う・売る時のポイント
ビッグスクーターブームが去ったとはいえ、マジェスティブランドは健在です。
グランドマジェスティ400は、車名の通りマジェスティ250よりもワンランク上の車種です。「グランド」という言葉が付くと豪華装備を多数搭載して重厚感が高いバイクに感じますが、実際には装備よりも走行性能がパワーアップしている要素が大きいです。
ビッグスクーターブームでも1番人気の車種だったマジェスティユーザーの中でも、その後ブームが去ってもバイクを降りなかった猛者達が、大人になって落ち着いたワンランク上のバイクにステップアップの感覚で選ぶケースも多いです。
400ccで単気筒のビッグスクーターの最大のライバルはスズキのスカイウェイブですが、グランドマジェスティの方が落ち着きがあって、ビッグスクーターブームの時に10代〜20代だったユーザーから見れば、適度な落ち着きを持った車種です。
排ガス規制の時に400ccのみ新車ラインナップに残したのは、既存やビッグスクーターブーム時のオーナーの受け皿の車種にしたいというメーカーの思惑が感じられます。
グランドマジェスティ400の特徴
ヤマハ グランドマジェスティ400のスペック表 | |
---|---|
車種名 | グランドマジェスティ400 |
メーカー | ヤマハ(YAMAHA) |
排気量 | 394cc |
エンジン形式 | 水冷4ストローク単気筒/DOHC4バルブ |
燃費 | 国土交通省届出値32.0km |
トランスミッション形式 | Vベルト式/オート |
クラッチ形式 | 乾式,遠心 |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
フレーム形式 | バックボーン |
車両重量 | 221kg |
乗車定員 | 2名 |
最高出力 | 23kW(31PS)/7,250rpm |
最大トルク | 33Nm(3.4kgm)/6,000rpm |
新車価格 | 756,000円 |
中古車相場 | 平成20年式 40万円〜50万円 |
グランドマジェスティ400の評価
近所の街乗り ★★★★☆
通勤・通学 ★★★★★
ツーリング ★★★★☆
峠・サーキット ★☆☆☆☆
足着き性 ★★★★★
扱いやすさ ★★★★☆
タンデム ★★★★★
カスタム性 ★★☆☆☆
グランドマジェスティ400は、400ccモデルのビッグスクーター。元々はマジェスティ400として欧州向けのバイクでしたが、国内で普通自動二輪免許にAT限定が親切されるなど要望が高まった為、国内でも2005年に欧州仕様をアレンジして発売されました。
元々グランドマジェスティは日本で人気の250ccクラスを水冷エンジンDOHC4バルブなどでパワーアップしてグランドマジェスティ250ccが先行して発売されていました。2007年までは250ccと400ccを併売していましたが、排ガス規制をきっかけに250ccモデルは生産中止。400ccのみ排ガス規制適用をさせるマイナーチェンジを行いました。その後2009年に若干デザインを変更するマイナーチェンジを行い、その後大きな仕様変更はしていません。
グレードはワングレードのみで、ボディーカラーは白と黒の2種類のみのシンプルなラインナップになっています。見た目はスタンダートなビッグスクーターですが、フレーム上部には高剛性アルミフレームを採用、前後5段階の可変式シートや、大口径ブレーキローターなど、車名にグランドの名称が入る通りマジェスティ250に比較して豪華な装備が多いです。
しかし、スマートキーやLEDヘッドライトなどイヤーモデルを頻繁に変更しているT-MAXに比較すると、先進装備が物足りない印象もあります。見た目以上に走行性能が高いバイクで距離をたくさん走る人や、ツーリングでも利用したいなど走りを重視している人にオススメです。
新車値引き・カスタムに関して
メーカーや販売店も比較的新車販売に積極的な車種です。値引きの目安は10万円前後。目標値引きは12万円程に設定すると良いでしょう。マジェスティ250に比べれば在庫販売しているケースは少ないですが、メーカーへの取り寄せになる場合はマジェスティ250よりも値引きを期待できます。また、新車の格安販売業者では15万円以上の値引きを行っています。
カスタムについては外観が落ち着たデザインになっている事や、車検も必要になる面でマジェスティ250のような大胆なカスタムの需要はありません。長距離ツーリングを快適にする為にキャリアボックスや、ナビ、グリップヒーターなどが人気です。
中古バイク・買取情報
人気・査定額 ★★★★☆
タマ数 ★★☆☆☆
カスタム比率 ★☆☆☆☆
251cc以上のビッグスクーターの中では、大きな強みも少なくなってきた型の古さも目立つ車種です。しかしながら、中古車市場ではスクーターに強いヤマハブランドの手助けもあって高値で安定しています。
売却を検討している人は、商品価値が評価されているうちに早めに査定を受けてみる事をオススメします。購入を検討している人は、エンジンの状態など程度を優先して選ぶ事がポイントになります。
高年式車の方がタマ数は少ないですが、割安感が大きい印象もあります。必要に応じてはスカイウェイブ400やシルバーウィング400なども合わせて中古バイク探しをすると良いでしょう。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
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