ヤマハ EC-03の特徴と買う・売る時のポイント
電動スクーターで気になるのがバッテリーの寿命と交換費用です。発売から5年経過して、過去に登場していた電動スクーターに比べればバッテリーの耐久性は格段に向上しているようです。それでも、経年数と使用状況に応じて確実に容量ダウンしてきます。1日の走行が10kmを超える使い方をする方は、4〜5年くらいを目安にバッテリー交換が必要になってきます。
バッテリー交換費用は工賃を含めて約7万5千円です。オイル交換などは必要ありませんが、バッテリーの交換サイクルを考えれば、ランニングコストは決して安くはありません。1日の走行距離が5km未満など、本当に近場の買い物にだけ使いたい方にはオススメできるモデルです。
出典:https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/
ヤマハ EC-03の特徴
車種名 | EC-03 |
---|---|
メーカー | ヤマハ (YAMAHA) |
排気量 | (電動バイク) |
エンジン形式 | 交流同期電動機 |
燃費 | 1充電走行距離(定地)43km(30km/h) |
トランスミッション形式 | 平歯車(遊星減速機) |
クラッチ形式 | – |
燃料供給方式 | リチウムイオンバッテリー定電流・定電圧充電(フル充電約6時間) |
フレーム形式 | バックボーン |
車両重量 | 56kg |
乗車定員 | 1名 |
最高出力 | 1.4kW(1.9PS)/2,550r/min |
最大トルク | 9.6Nm(0.98kgm)/280r/min |
新車価格 | 259,200円 |
中古車相場 | 10万円〜20万円 |
想定売却価格 | 2万円~8万円 |
ヤマハ EC-03の評価
近所の街乗り ★★★★★
通勤・通学 ★★★☆☆
ツーリング ★☆☆☆☆
峠・サーキット ★☆☆☆☆
足着き性 ★★★★★
扱いやすさ ★★★★☆
タンデム ☆☆☆☆☆
カスタム性 ★☆☆☆☆
ヤマハ EC-03は、2010年に発売されたヤマハの電動スクーターで名称は「イーシーゼロスリー」と読みます。2005年発売のEC-02の後継モデルにあたりますが、実質は新基準のリチウムイオンバッテリーなどの登場で実用性の高い量販型電動スクーターの初代だと呼べるバイクです。現在は生産終了モデルになっています。
必要な運転免許は原付で、ヘルメットの着用や自賠責保険への加入、道路交通法の適用は全て50cc以下の原付バイクと共通です。新車価格は25万円と若干高いですが、国から最大3万円の補助金がおりますので、上級グレードの50ccスクーターと同等の価格帯で購入可能です。
1回の充電に走行距離は低地で43km。実用レベルで考えれば1日20km以下の走行しかしない方にオススメです。充電方法は家庭用の100V電源からプラグイン方式で充電可能です。バッテリーを取り外して充電する事はできないので、駐輪場付近に電源を用意できている事が必要です。
1回の充電時間は6時間でアース付きのコンセントから、雨に濡れない環境で充電を行う事が必要です。用途や所有できる方は限られますが、充電環境がある住宅で、近所のスーパーへの買い物でバイクを使いたいという方には最適です。車体もエンジン搭載のスクーターよりも軽く、小柄な女性の方にも扱いやすいシティコミューターです。
ヤマハ EC-03の新車値引き・カスタム
現在は生産終了した廃盤モデルです。新車販売されていた当時は新車値引きはほとんどありませんでした。こうした電動バイクならではの強気な販売姿勢が現在の中古相場の高騰につながっています。ヤマハの電動バイクを購入希望の場合はe-Vinoを検討しましょう。
新車購入なら国から最大2万6千円の補助金が出て、一部自治体ではさらに補助金の上乗せがあるケースもございます。詳しくは販売店にその地域や購入するタイミングの補助金制度について問い合わせてみましょう。
近未来的なスタイリングですがカスタムの余地はほとんどなく、アフターパーツもほとんどなく、カスタムを求めている方には現状電動バイクはオススメできません。
ヤマハ EC-03の中古バイク・買取情報
人気・査定額 ★★★☆☆
タマ数 ★☆☆☆☆
カスタム比率 ★☆☆☆☆
発売から7年が経過しましたが、中古価格は高値を維持しています。中古を購入する場合は、バッテリーの新品が付いているかや、交換歴がポイントになってきます。発売初期のモデルでバッテリーの現状販売車は安くてもオススメはできません。
中古販売相場は高値水準を維持していますが、バッテリー交換もしていない状態では査定価格は低くなってしまいます。中古の販売価格と買取時の査定価格は連動していないので、リセールバリューには期待せずに購入する事が必要です。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
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