スズキ Vストローム1000/1050の特徴と買う・売る時のポイント
スズキ Vストローム1000/1050はアドベンチャーツアラーのカテゴリーで、どんな用途にも使える万能性が魅力です。毎日バイクを乗る人をターゲットにしているアクティブユーザー向けの車種ですが、距離を乗ると気になるのが維持費です。
最近ではアドベンチャーやデュアルバーパス系の外車が人気ですが、Vストローム1000は国産メーカーの正規国内仕様ですので部品代も安く、90度のVツインエンジンはTL1000から受け継がれた熟成された完成度の高いエンジンです。
故障リスクも少なくランニングコストを考えればアドベンチャー系に強いBMWに比較してもメリットが大きくなります。そのライバルのBMW R1200GSと比較すると、Vツインエンジンは物足りないスペックで、進化したBMWのボクサーエンジンは強いライバルです。
しかし、日常生活でのフットワークの軽さや車両価格を考えれば、決してデメリットだらけではありません。通常のオンロードバイクと比較すると価格設定は高く感じるかもしれませんが、アドベンチャーツアラーバイクの中では、お手頃価格のバイクです。
2020年4月には新たな電子制御システムS.I.R.S.(スズキインテリジェントライドシステム)を採用するモデルチェンジを行い、Vストローム1050へ車名変更しました。なお、車名を1000→1050へ変更していますが、排気量は先代と同じ1,036ccです。STDモデルは先代と価格を据え置きにする良心的な対応で話題になっています。
出典:http://www1.suzuki.co.jp/motor/
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スズキ Vストローム1000/1050の特徴
車種名 | V-Strom1050ABS(Vストローム1050) |
---|---|
メーカー | スズキ(SUZUKI) |
排気量 | 1,036cc |
エンジン形式 | 水冷4ストローク90°Vツイン/ DOHC4バルブ |
燃費 | 国土交通省届出値29.2km |
トランスミッション形式 | 常噛6段リターン |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
フレーム形式 | ダイヤモンド |
車両重量 | 236kg |
乗車定員 | 2名 |
最高出力 | 78kW(106PS)/8,500rpm |
最大トルク | 99Nm(10.1kgm)/6,000rpm |
新車価格 | 1,430,000円 |
中古車相場 | 50万円〜110万円 |
想定売却価格 | 30万円~80万円 |
スズキ Vストローム1000/1050の評価
近所の街乗り ★★★☆☆
通勤・通学 ★★★☆☆
ツーリング ★★★★☆
峠・サーキット ★★★★☆
足着き性 ★★★☆☆
扱いやすさ ★★★★☆
タンデム ★★★☆☆
カスタム性 ★★☆☆☆
Vストロームは2002年に初代モデルが発売され、その後は2014年・2017年・2020年にモデルチェンジを行いました。大型バイク市場でシェアを拡大しているアドベンチャーツアラーバイク。ライバルはBMWのR1200GSです。コンセプトは「より軽く・よりコンパクトに・より扱いやすく」無理に排気量を拡大させなかった事で万能性が高く、街乗りから高速、峠まで幅広くこなせるバイクです。
最大の特徴はスズキ二輪車初となるトラクションコントロールシステムを搭載。エンジン出力を効率よくリヤタイヤに伝えることが可能になり、場所を問わずスムーズな加速が可能になります。トラクションコントロールのモード変更も可能で、シーンに合わせて違った乗り味にさせる事も可能です。
また、電子制御のIMUは5軸。2020年のモデルチェンジで上位グレードのXTは6軸IMUへアップデートしています。
この他、フルアジャスタブルタイプの倒立フォークを採用しているので、ノーマルでもセッティング次第でバイクの性格を大きく変える事が可能です。日本では馴染みの薄いマイナーな車種ですが、ヨーロッパでは注目度は高く、BMWのR1200GSを検討している人には是非比較してもらいたい車種です。
ロングツーリングに行きたいけど、普段の通勤や買い物でも使いたいという方にもオススメです。
スズキ Vストローム1000/1050の新車値引き・カスタム
車両価格が高い国内正規モデルなので、値引き枠はしっかりあります。新車値引きの目安は15万円〜20万円。格安販売業者では25万円以上安く売られているケースもあります。
ノーマルのままでも楽しめるバイクで、社外品のカスタム需要は低いです。純正のロングスクリーンやサイドボックスなどが人気のオプションです。
スズキ Vストローム1000/1050の中古バイク・買取情報
人気・査定額 ★★★★☆
タマ数 ★★☆☆☆
カスタム比率 ★★☆☆☆
ここ数年で現行モデルを中心に少しずつ中古のタマが増えてきました。耐久性に定評があるバイクなので、リッタークラスのアドベンチャー系に興味はあるけど予算の上限が100万円くらいという方に中古で検討してもらいたい車種です。
中古相場では、新車の値引き枠が大きいにも関わらず高値水準を維持しています。現在はアドベンチャー系など、オフロード性能も兼ね備えたデュアルバーパスバイクが流行している恩恵を受けています。現在も流行の絶頂期なので売り時としては最適です。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
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