スズキ GSX1400の特徴と買う・売る時のポイント
https://ja.wikipedia.org/より
排気量が大きいと重くて扱いにくいと思う方もいますが、GSX1400は、エンジンをフレームの一部のストレスメンバーとして使用することで、軽量な車体に仕上がっています。コンパクトにまとまり、車両重量もライバルと同等水準です。
6速ミッションを組み合わせてもトルクが太いので、安定感抜群で完成度が非常に高いバイクです。快適性とスポーツ性を兼ね備えていて、スズキの歴代のバイクの中でも欠点が少なくスキが無いバイクだと評価できます。
新車販売台数はライバルのCB1300SFに劣りますが、オーナー満足度が高く、油冷エンジン最終の廃盤モデルのため、大切に長く乗ろうとしている方が多いスズキの名車です。
このページの目次です
スズキ GSX1400の特徴
車種名 | GSX1400 |
---|---|
メーカー | スズキ(Suzuki) |
発売時期 | 2001年〜2008年 |
排気量 | 1,401cc |
エンジン形式 | 油冷4サイクル直列4気筒/DOHC4バルブ |
燃費 | 28.0km/L(60km定地走行) |
トランスミッション形式 | 常時噛合式6段リターン |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
フレーム形式 | ダブルクレードル |
車両重量 | 226kg(乾燥重量) |
乗車定員 | 2名 |
最高出力 | 74kW(100PS)/6,500rpm |
最大トルク | 126Nm(12.8kgf/m)/5,000rpm |
新車価格 | 1,047,900円〜 |
中古車相場 | 50万円〜90万円 |
想定売却価格 | 30万円〜60万円 |
GSX1400相場情報・中古販売価格の推移
年式による価格差が少ない車種です。イモビライザーを追加した2003年以降もしくはマップ変更と2本出し変更を廃止した2005年以降がオススメです。
年式、経年数は買取価格にあまり影響しません。カスタム・ノーマルともに人気があり社外マフラーや軽カスタムのみだとプラス査定は少ないです。最終モデルのスペシャルエディションは高額買取を期待できます。
スズキ GSX1400の評価
GSX1400は、2001年から2008年まで販売されていた大型ネイキッドバイクです。クラス最大排気量の油冷1,401ccエンジンを搭載し、太いトルクを5千回転で出すゆとりのパワーが特徴です。開発段階では隼の水冷1,300エンジンを流用する計画もありましたが、ノンカウルのネイキッドバイクの特性上、エンジンの外観の美しさを重視してバンディット1,200のエンジンをベースに新開発した1,401ccエンジンを搭載しました。
大型オイルクーラーを合わせてエンジンまわりのスタイリングが非常に美しいです。油冷エンジンにすることで、エンジンの横幅をコンパクトに抑えることができ、ライバルを上回る大排気量エンジンの搭載を可能にしました。さらに6速ミッションを搭載し、トップギアでは3千回転で時速100kmのクルージングができます。
バランサーを搭載しエンジンの振動を少なくしているので、個性的なエンジンにも関わらずバランスの良い仕上がりになっています。生産終了から9年が経過しましたが、王道のデザインと油性の最終モデルということで中古市場で人気を集めています。
スズキ GSX1400の新車値引き・カスタムに関して
GSX1400はクラストップの大排気量エンジンにも関わらず、新車価格は104万7千円〜と安い価格設定でした。さらに新車値引きも大きく、平均で10万円。格安業者では15万円〜20万円の値引き販売をされた事例もあります。
往年のスズキファンをはじめ、バイクを知り尽くしたベテランライダーが購入することが多く、カスタムの需要も高いバイクです。マフラーやビキニカウルのカスタムが人気で、王道ネイキッドのデザイン性を崩さないような大人のカスタムスタイルが人気です。
スズキ GSX1400の中古バイク・買取情報
GSX1400は現行車にはない油冷エンジンなどのスペックと、流行に左右されない王道スタイルのネイキッドで、中古市場では高い人気があります。新車価格や値引きが大きい車種だった事を踏まえると、現在の中古バイクは高値水準で流通しています。中古バイクの中でもカスタムを評価されやすく、フルカスタムの極上車は当時の新車価格と同等水準で売られています。
売却を検討する方は、カスタムをしっかり評価してくれる買取業者を探しましょう。マフラーや社外サスペンションなどが付いていると高額査定を期待できます。ノーマルでもライバルと同等以上の高額買取が期待できます。今後も中古バイク相場が大きく崩れることはないでしょう。
おわりに
1,401ccの油冷エンジンは高いポテンシャルを秘めています。GSX1400は国内仕様・海外仕様をふくめ、パワーを抑えたマイルドな設定になっているため、エンジントラブルのリスクは少ないです。エンジン・給排気系やコンピューターからチューニングすれば簡単に150PSオーバー。フルチューンすれば、180PSを達成したという口コミもあります。
パワーアップ系のカスタムをすると、故障リスクが高くなりますが、たとえエンジンチューンをしなくても、高いポテンシャルを秘めたエンジンは魅力を感じます。シャーシや足回りもしっかりしているバイクで、最速を狙える正統派ネイキッドバイクだと言えるでしょう。
私の友人もGSX1400を購入し、油冷の最大排気量モデルなので絶対に一生手放さないと言っていました。程度が良い中古バイクが多数出回っているので、興味を持った方は今が買い時でしょう。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
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