スズキ GSR750ABSの特徴や買う・売る時のポイント
GSR750に使用されている2005年モデルのGSX-R750のエンジンは本来であれば148馬力を発生させるハイパワーを誇ります。750ccで車両重量213kgから発生させる106馬力はモンスターマシンに感じる人もいますが、乗ってみれば実用速度域のトルクがしっかりしていて、想像以上に扱いやすいです。
もちろんアクセルを開けた時の加速感はスーパースポーツのような感覚を味わえます。パワーだけならライバルメーカーのリッタークラスにもヒケを取りません。GSRシリーズの中では、唯一の倒立フォークモデルで国内仕様も発売されて購入しやすくなったGSR750は完成度が高いオススメのバイクです。
GSR750シリーズは2016年で生産終了になり、後継車種のGSX-S750ABSが発売されました。外観も似ている正統派後継車種で、エンジンなど引き継がれている部分も多いですが、トラクションコントロールなど電子制御が充実して外観がよりスポーティーになりました。
出典:http://www1.suzuki.co.jp/motor/
スズキ GSR750ABSの特徴
車種名 | GSR750ABS |
---|---|
メーカー | スズキ(SUZUKI) |
排気量 | 749cc |
エンジン形式 | 水冷4ストローク並列4気筒/DOHC4バルブ |
燃費 | 国土交通省届出値30.0km |
トランスミッション形式 | 常噛6段リターン |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
フレーム形式 | ダイヤモンド |
車両重量 | 213kg |
乗車定員 | 2名 |
最高出力 | 78kW(106PS)/10,000rpm |
最大トルク | 80Nm(8.2kgm)/9,000rpm |
新車価格 | 969,840円〜 |
中古車相場 | 45万円〜80万円 |
想定売却価格 | 20万円~55万円 |
スズキ GSR750ABSの評価
近所の街乗り ★★☆☆☆
通勤・通学 ★★★☆☆
ツーリング ★★★★☆
峠・サーキット ★★★★☆
足着き性 ★★☆☆☆
扱いやすさ ★★★☆☆
タンデム ★★☆☆☆
カスタム性 ★★☆☆☆
GSRは2005年のパリサロンで発表されたストリートファイターのパイオニア的存在の車種です。翌年2006年春より400ccと600ccが発売され、現在は250ccモデルも用意されています。
GSR750は2010年にGSR600のフルモデルチェンジとして排気量を750ccに変更して発売されました。エンジンは2005年式のGSX-R750から流用し、従来の正立フォークから倒立フォークに変更。フレームはD型断面のスチール製ツインスパータイプへと大幅な改善がされました。
当初は海外モデルのみでしたが2013年に国外モデルと同等スペックで正規日本仕様が発売されました。国内モデルはABS装着車のみの設定。エンジンカバーが装着されてホールなしのスプロケットが装備されたほかは国外仕様と同一です。
日本国内モデルの750ccでは初の100馬力超えのハイパワーと、国土交通省届出値の燃費30kmの低燃費を両立されました。カラーは単色の標準とツートンカラーモデルが用意されていて、3万円程割高になっています。
なお、台湾スズキで現地向けにGSR125の名称のスクーターがありますが、ストリートファイターのGSRシリーズと名前以外の共通性はありません。
新車値引き・カスタムに関して
2013年モデルまでの逆車専用から国内正規仕様が発売された事で新車値引きの枠も広がりました。スペックを考えればコストパフォーマンスが高い車種ですが値引き枠もしっかりあります。
現在は生産終了になり、後継車種のGSX-S750ABSが発売されましたが、現在もGSR750の新車在庫は残っています。エンジンも新型と同じなので、安さを重視するなら、型落ちのGSR750がオススメです。
カスタムに関しては、完成度自体が高いバイクではありますが、スポーツモデルの特性上、マフラーやブレーキホース、フェンダーレスキットが人気です。
中古バイク・買取情報
人気・査定額 ★★★★☆
タマ数 ★★★☆☆
カスタム比率 ★★☆☆☆
2013年に発売された国内仕様モデルの中古のタマ数が増えてきました。それ以前の逆車モデルは売れ行きは悪くなかったのですが、長く乗るつもりで新車購入したオーナーが多い事からタマ数は少ないです。
中古を狙うなら国内仕様モデルがコンピューター面のメンテナンスも含めてオススメです。ただし、モデルチェンジ以降人気の装備とスペックが揃っていて、中古市場での人気は高いです。新型のGSX-S750が発売されたので、もう少し待つと中古相場が下がってくるかもしれません。
売却を検討している方は、買取価格が優遇されている今がチャンスです。今後は新型GSX-S750の影響で買取相場が下がる可能性があります。ただし、スペックや実用性が高いことから、ある程度高い水準で底打ちすることも予想されています。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
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