スズキ GS500の特徴と買う・売る時のポイント
GS500は輸出専用のネイキッドバイクです。GSシリーズといえば、1976年から1980年に発売された初代GS400が有名で、旧車として中古バイク市場ではプレミアム価格で流通しています。1989年にGS400EはGS500(E)をベースに再発売され、1993年に生産終了しました。
空冷4サイクル並列2気筒エンジンを搭載して、吸い込みの大きいエンジンフィーリングがGSシリーズの特徴です。なお、末尾に「E」の付くモデルはキャストホイールやギアポジションインジゲータなどを装着した上級グレードです。
GS500は1989年に発売し、2011年まで生産していました。2004年にはフルカウルを付けた派生モデルのGS500Fを発売して、2011年まで通常グレードと並行して販売されていました。海外モデルのみなので流通量は少ないですが、評価の高い空冷2気筒エンジンを2011年まで生産していたことから、コアなファンの多い車種です。
2代目GS400と共通のスタイリングで、存在感のあるチューブフレームが特徴で初代GSのレトロな雰囲気とは一味違います。適度なボディ剛性とGS400に近いエンジンフィーリングを求めている方にオススメです。
ここでは、スズキ(SUZUKI)GS500の特徴や買取相場を紹介します。
GS500の特徴まとめや買取相場
車種名 | GS500 |
---|---|
メーカー | SUZUKI (スズキ) |
排気量 | 487cc |
販売時期 | 1989年-2011年 |
エンジン形式 | 空冷4スト並列2気筒DOHC2バルブ |
燃費 | – |
トランスミッション形式 | 常噛6段リターン |
クラッチ形式 | 湿式多板 |
燃料供給方式 | キャブレター |
フレーム形式 | ダブルクレードル |
車両重量 | 199kg |
乗車定員 | 2名 |
最高出力 | – |
最大トルク | – |
新車価格 | – |
中古車相場 | – |
GS500の特徴
GS500は人気のエントリーモデルのバイクです。発売当初はイギリスで販売され、その後ヨーロッパや北米で販売されています。現在では主に南米で製造、販売されているようです。
今や希少なDOHC空冷2気筒4バルブを、太いサイドビームのダブルクレードルフレームに搭載しています。フロントはシンプルにシングルディスク。ネイキッドとフルカウルのFを用意しています。燃料タンクは長距離も安心な容量20Lです。
スズキ GS500の評価
近所の街乗り ★★★☆☆
通勤・通学 ★★☆☆☆
ツーリング ★★★★★
峠・サーキット ★★☆☆☆
足着き性 ★★★☆☆
扱いやすさ ★★★★☆
タンデム ★★★★☆
カスタム性 ★★★★☆
初代GS400は暴走族や旧車會に人気の車種で「族車」という愛称が定着し、盗難リスクの高い車種です。GS500は90年代のバイクらしい落ち着いたスタイリングで、暴走族からの人気は低いです。エンジン形式は同じなので、GSらしいフィーリングを感じながらおとなしく乗りたい方にオススメです。
2011年まで生産していましたが、基本構造は1989年の発売当初から大きな変更はありません。キャブレターを採用し、吸気が大きく冷却性能の弱い空冷エンジンのため故障リスクは高いです。自分でメンテナンスのできない方は、街乗り、通勤・通学など距離を乗る使い方はオススメできません。ツーリング中心の使い方をするべき車種です。
空冷2気筒エンジンなので同年代のバイクに比べて軽量で、フレーム剛性の強いため乗りやすいです。4気筒エンジンやレスポンスの良い高年式の水冷2気筒エンジンとは違った魅力があります。
中古バイク・買取情報
人気・査定額 ★★★☆☆
タマ数 ★☆☆☆☆
カスタム比率 ★★★☆☆
2018年7月現在、中古バイク情報サービスへの登録は一切ありません。流通量の少ない車種でコアなファンのオーナーが多いため、市場へ売りに出ることはほとんどありません。
比較材料として国内販売もされていたGS400(E)の中古情報を見ると、90年代前半の中古で25〜35万円ほどの販売価格が相場です。同年代のネイキッドバイクの中では高く評価されていますが、状態さえ良ければ100万円以上の値段が付く初代GS400のようなプレミアムは発生していません。
GS500は排気量が大きく希少性の高い点と、高年式モデルの存在していた強みがあります。当サイトの予想では市場で売りに出た場合、90年代前半のモデルで40〜50万円。2000年代後半の最終型に近いモデルで50〜70万円の販売価格になると予想します。
売却時の買取価格は店頭に置いてすぐに売れる車種ではないので、店頭販売価格との差は大きくなります。90年代前半モデルで10〜20万円。2000年代後半モデルで低走行など状態の良いことを前提に30〜40万円ほどです。
エンジンフィーリングが魅力の車種なので社外マフラーのついている中古はプラス査定を期待できるでしょう。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
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