スズキ GLADIUS 650の特徴と買う・売る時のポイント
GLADIUSはスズキが製造販売しているバイクの車種名で、日本市場向けの「グラディウス400 ABS」と、日本国外輸出向けの「SFV650グラディウス」の2車種があります。ここでは、SRV650グラディウスの情報を紹介しています。
SV650に搭載されている645ccV型2気筒エンジンを新開発のトラスフレームに搭載し、2009年モデルの新型車として日本国外への輸出が開始されました。当初は輸出仕様のSFV650のみでしたが、グラディウス400 ABSも2009年に販売が開始されました。
マイナーな車種ではありますが、モトマップが正規販売するなど、国内での流通量もそれなりにあります。
GLADIUSはスリムなトラスフレームにSV650をベースとするVツインエンジンを搭載しています。低中速域の扱いやすさとスリムで軽量な車体が生み出す自然なハンドリングが魅力です。
エクステリアをはじめ異型ヘッドライトやサイレンサーなどに、有機的なデザインが施されています。またABS装着モデルもラインナップされています。
スポーティーな水冷Vツインエンジンは650ccの排気量との相性がよくて、国内仕様の400ccモデルは日本の免許制度の都合でボアダウンさせたモデルです。つまり、グラディウスの本家は海外モデルの650ccで、パワーやフレームなどは650ccモデルに合わせて最適化されています。
近年流行になりつつあるミドルクラスの2気筒エンジンバイクですが、同じ排気量の4気筒バイクに迫るハイパワーを持っている排ガス規制の緩い時代に販売していたバイクならではのスポーティーさがあります。
スズキ(SUZUKI)GLADIUSの特徴や買取相場を紹介します。
GLADIUSの特徴まとめと買取相場
車種名 | GRADIUS (グラディウス) |
---|---|
メーカー | SUZUKI (スズキ) |
排気量 | 645cc |
発売時期 | 2009年-2017年 |
エンジン形式 | 水冷4ストロークV型2気筒DOHC4バルブ |
燃費 | – |
トランスミッション形式 | 常噛6段リターン |
クラッチ形式 | 湿式多板 |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
フレーム形式 | ダイヤモンド |
車両重量 | 205kg |
乗車定員 | 2名 |
最高出力 | 53kW〈72PS〉/ 8,400rpm |
最大トルク | – |
新車価格 | 924,000円(モトマップ価格) |
中古車相場 | 40〜50万円(2012年式) |
スズキ グラディウスの評価
近所の街乗り ★★★☆☆
通勤・通学 ★★☆☆☆
ツーリング ★★★★☆
峠・サーキット ★★★★☆
足着き性 ★★★☆☆
扱いやすさ ★★★☆☆
タンデム ★★★★☆
カスタム性 ★★★★☆
スポーティーなVツインエンジンは、4気筒エンジンよりも軽くて同等のパワーを出せるメリットがあります。L型の90度エンジンでヘッドライトの位置を低めにして楕円にしたデザインは、DUCATIのモンスターに近い特性があります。
国産バイクならではの耐久性があり、400ccに比べてピークパワーが低い回転数で出るためエンジンの摩耗が少ないです。パワーが大きいだけではなく、現行モデルで流通している並列2気筒エンジンに比べ、一味違うエンジンフィーリングを感じられます。
国内モデルのグラディウス400ABSは排ガス規制の影響を受けているため、650ccモデルの方が重量は1kg軽いです。車体は400ccと650ccで共通ですが、車体を最適化させているので、ホイールベースは650の方が1cm短く、400ccクラス以上のコーナリング性能を期待できます。
モトマップも2018年モデルからラインナップを外れてしまい新車購入はできませんが、大型免許を持っているのであれば、400ccより650ccモデルを選ぶことをオススメします。
最高出力を8,400回転で発生させるので、中低速トルクが太くて街中でのゴーストップへの適性が高く、ツーリング時にパワーのゆとりを感じられます。
中古バイク・買取情報
人気・査定額 ★★★☆☆
タマ数 ★★☆☆☆
カスタム比率 ★★☆☆☆
海外モデルのため、中古のタマ数は少ないです。2018年8月10日現在のGoo-Bike登録台数は23台なので、近隣の県を含めて探せば中古を見つけられます。
スポーティーなVツインエンジン搭載モデルなので中古相場は高くて、特に高年式のABS搭載モデルの人気が高いです。2013年式以前のABS非搭載モデルであれば割安な中古もあります。
経年数とともに買取価格は下がっていくので、売却を検討している方は早めの売却をオススメです。2009年から2011年の初期型はすでに相場が底打ちをしています。
400ccと共通ボディなのでカスタムパーツの互換性は高いです。ただし、マフラーは400cc用を流用できず、国内で社外マフラーの流通量が少ないため、カスタム比率は400ccより少ないです。650ccモデルはツーリング需要が高いので、キャリアボックスの取り付けが人気の高いカスタムです。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
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