スズキ DR-Z400シリーズの特徴と買う・売る時のポイント
DR-Z400シリーズは、オフロードのSよりスーパーモタードのSMの方が人気が高いです。DR-Z400SMはオンロードのスポーツ走行性能が高く、倒立フォークや大型ディスクブレーキを採用し、サーキットでも存在感を放っているバイクです。サーキットのショートコースやミニバイク併用コースでは、レーサーレプリカと互角以上の勝負ができます。ライバル不在の400cc本格オフロード&モタードバイクで、スズキの伝説のバイクと称されることもあります。
現在も新車購入可能ですが、キャブ車に電子制御はなく、レーサーをベースにしたスペックのバイクです。乗りこなすのには、それなりの技量が必要です。
このページの目次です
スズキ DR-Z400シリーズの特徴
車種名 | DR-Z400S |
---|---|
メーカー | スズキ(Suzuki) |
発売時期 | 2001年〜現在 |
排気量 | 398cc |
エンジン形式 | 水冷4ストローク単気筒 / DOHC4バルブ |
燃費 | 40km(60km/h定地走行) |
トランスミッション形式 | 常時噛合式5段リターン |
クラッチ形式 | 湿式多板 |
燃料供給方式 | キャブレター |
フレーム形式 | セミダブルクレードル |
車両重量 | 141kg |
乗車定員 | 2名 |
最高出力 | 29kW(40PS)/7,500rpm |
最大トルク | 39Nm(4.0kgf/m)/6,500rpm |
新車価格 | 690,900円〜 |
中古車相場 | 35万円〜50万円 |
想定売却価格 | 25万円〜35万円 |
スズキ DR-Z400シリーズの評価
DR-Z400シリーズは、2000年にレーサーのRMの車体をベースに、新開発の水冷4ストエンジンを搭載した本格オフロード&モタードバイクです。オフロードの「DR-Z400S」とスーパーモタードをコンセプトにした「DR-Z400SM」、競技専用のオフロードバイクの「DR-Z400・E」、300台限定の特別モデルの「DR-Z400SMZ」などのシリーズ車種があります。
吸気はキャブレターを採用していて、2008年の排ガス規制によって国内仕様は生産終了しています。現在も逆輸入モデルとして、DR-Z400SとDR-Z400SMの新車購入が可能です。
レーサーをベースにしているので車体が非常に軽く、250ccクラスと同等のボディーに400ccエンジンを積んでいるのでパワーにゆとりがあります。現行の国産オフロードバイクでは、最強スペックのバイクだと評価できます。ただし、レーサーをベースにしたキャブレター車ですので、メンテナンスには手がかかり、キャブセッティングくらいは自分できる事が望ましいです。
スズキ DR-Z400シリーズの新車値引き・カスタムに関して
国内仕様を販売していた時期も、他のバイクに比べて値引きを渋っていたバイクです。レーサーをベースにした車種なので、大衆車のような値引きは期待できません。現在は逆輸入車のみになるので、さらに新車値引きは難しいです。DR-Z400シリーズの値引き額は0円〜3万円程度です。
カスタムに関しては、マフラーが定番です。そのほかはモタードのSMの方がカスタム要素が大きいです。シリーズ全般で走り重視のバイクなので、ブレーキやキャブ、足回りのカスタムが中心になります。
スズキ DR-Z400シリーズの中古バイク・買取情報
DR-Z400シリーズはレース向けのバイクで、新車の販売台数自体が少ないです。またDR-Z400に変わるバイクも少なく、長く乗り続けるオーナーが多いので中古のタマ数は非常に少ないです。中古購入するときは全国を対象に在庫を探さないといけません。競技使用された中古も多いので、状態の見極めも重要です。
買取価格は現在も安定した高値水準をキープしています。買取業者によっては、レーサーに近いバイクの性質が分からず、状態による減点を必要以上に大きく取られる事もあります。相場情報も少ない車種なので、売却時は複数の業者の査定価格を比べてみるようにしましょう。
おわりに
DR-Z400は国産バイクでは、ヤマハのWR250シリーズがライバルになります。新車の価格帯も近いので、DR-Z400の方が排気量が大きい分の割安感もあり、パワーにゆとりがあります。しかし、ダートやトライアル、モタードのレースは250cc以下のレギュレーションが多いデメリットがあります。
DR-Z400のオーナーはレースや競技ではなく、スポーツ走行など、自分のペースで趣味としてモータースポーツを楽しみたい方から選ばれているバイクです。レーサーをベースにしたフレームにキャブレターのパッケージングを、現在も新車購入できる点に魅力を感じます。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
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