MVアグスタ BRUTALE 1090の特徴や買う･売る時のポイント
BRUTALE1090はMVアグスタのフラッグシップネイキッドシリーズで、並列4気筒1,078ccエンジンを搭載しています。日本の排ガス規制に適用できなくなったため、2018年6月現在、一部の2015年モデルを新車購入できるのみで、在庫がなくなり次第国内での販売終了をアナウンスしています。
ベースグレードの最高出力は本国仕様で144馬力です。弟分で3気筒エンジンをチューニングしたBRUTALE800RRは140馬力を発生しています。
価格で見ると、BLUTARE800RRよりBLUTARE1090の方が安い価格設定で、レスポンスの良い4気筒エンジンとリッタークラスの迫力あるボディでお買い得感のあるパッケージングになっています。上位モデルのBRUTALE1090RRは、本国仕様で156馬力を発揮しています。
デビュー当初はストリートファイター系の最高スペックということで注目を集めましたが、近年では160馬力オーバーのライバル車種も増えたことで魅力が薄れています。MVアグスタもF4シリーズの生産終了を発表するなど、3気筒エンジンに注力しています。
新車の販売台数は低下していますが大排気量エンジンと軽量ボディの組み合わせに加え、MVアグスタらしい美しいフォルムと高い質感は健在です。オーナーはリッターオーバーのビッグバイクというネームバリューに惚れ込んで選ぶ方が多いです。
このページの目次です
各モデルの価格、特徴
・BRUTALE1090
価格：181万4,400円
STDモデル、最高出力は本国仕様で144馬力、ツインカム・ラジアル4バルブエンジンと大型ラジエターが特徴
・BRUTALE1090RR
価格：224万6,400円
フルパワー化で156馬力を出すスポーツモデル、ハンドリングもSTDより強化されています
・BRUTALE CORSA
価格：276万6,960円
ハンドメイド生産されている特別仕様。チューニングされたエンジンは158馬力を発揮、フロントオーリンズ製フォーク、超軽量鍛造ホイールなど豪華装備が盛りだくさん
MVアグスタ BRUTALE1090のスペック
| 車種名 | BRUTALE1090(ブルターレ1090) |
|---|---|
| メーカー | MV AGUSTA(エムブイ･アグスタ) |
| 排気量 | 1,078cc |
| 発売時期 | – |
| エンジン形式 | 水冷4ストローク並列4気筒 ／ DOHC4バルブ |
| 燃費 | – |
| トランスミッション形式 | カセット式6速 |
| クラッチ形式 | 湿式多板 |
| 燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
| フレーム形式 | ALSスチールパイプ トレリスフレーム |
| 車両重量 | 183kg |
| 乗車定員 | 2名 |
| 最高出力 | NA(本国仕様144HP) |
| 最大トルク | NA |
| 新車価格 | 1,814,400円 |
| 中古車相場 | 105万円〜115万円(2016年式) |
MVアグスタ BRUTALE1090の評価
近所の街乗り ★★☆☆☆
通勤・通学 ★★☆☆☆
ツーリング ★★★★★
峠・サーキット ★★★★☆
足着き性 ★★★☆☆
扱いやすさ ★★★☆☆
タンデム ★★★★☆
カスタム性 ★★☆☆☆
ベースグレードはパワーを抑えた設定になっていまうが、一般的なリッタークラススーパースポーツをベースにしたストリートファイターより排気量の大きいバイクです。スペックは非公開ですが、実用域のトルクが太くて扱いやすいです。
乾燥重量183kgのボディと140馬力以上のパワーがあるのでサーキットでも思いっきり楽しむことができます。F4系のエンジンを搭載していますが、ベースグレードは3気筒800ccモデルとの価格差は少ないです。デザインはBRUTALEと大差ないですが、2本出しマフラーがスタイリングでの特徴です。
BRUTALEシリーズのフラッグシップという位置づけではなく、装備面は800シリーズと共通点の多い派生モデルのような立ち位置です。国内での販売台数は少なく、軽くて個性的なエンジンフィーリングのある3気筒エンジンのBRUTALE800シリーズに比べて人気は低いです。
完成度は高いバイクですが、目立った特徴は太い中低速トルクくらいで、MVアグスタのバイクの中で他の車種にはない魅力が少ないです。
MVアグスタ BRUTALE1090の新車値引き・カスタムに関して
値引きは無しから1〜2万円程度です。基本的に本国への注文販売になるので値引き余地は低いです。在庫を持っている店舗もほとんどありません。定価で購入する覚悟を持っておきましょう。
F4シリーズは生産終了が発表されたので、同系エンジンを使うBRUTALE1090も近い将来生産終了になる可能性があります。新車購入を検討している方は最新動向をチェックしておきましょう。
カスタム需要は低く、ベースグレードで物足りない人はRR以上のグレードを選びましょう。流通量の少ない車種なのでアフターパーツは少ないです。
中古バイク・買取情報
人気・査定額 ★★★☆☆
タマ数 ★☆☆☆☆
カスタム比率 ★☆☆☆☆
歴史のある車種ですが国内の中古流通量は少ないです。高年式、低走行のバイクが売りに出ているケースもあるので安くMVアグスタに乗りたい方は中古バイク情報をチェックしてみてください。
リッタークラスのスーパースポーツをベースにしたストリートファイターなので人気は高いですが、他メーカーのライバル車種に比べてリセールバリューは低いです。
相場情報は少なく、安く取引されたデータもあるので買取業者によって評価の差が出やすい車種です。外車を得意にしているところを含めて複数社の査定を取って比較検討しましょう。
この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
当サイトは、サーキット経験ありで5台のバイクを乗り継ぐ記事執筆者「ブル」さん、元バイク買取査定員の記事執筆者「うま子」さん、バイク初心者のサイト運営者「マメ」で運営しています。
