KYMCO Tersely GT125iの特徴や買う・売る時のポイント
Tersely(タースリー) GT125iは、前後16インチタイヤとパワフルな水冷エンジン、高剛性フレームを搭載したヨーロピアンタイプのスクーターです。
フランスやイタリアなど石畳や荒れた路面の多いヨーロッパを強く意識したモデルで、速度制限なしの高速道路「アウトバーン」の走行も考慮して作られています。ダウンタウン125i、K-XCT125iと同系統の水冷125ccエンジンは14.8PSを発揮します。
250cc以上のビッグスクターと共通ボディのダウンタウン、K-XCTとは違い、専用ボディで剛性と軽量を兼ね備えた最新シャーシを採用しているので、加速、取り回しが良く実用性は高いです。
小排気量バイクとハイパワーエンジンの組み合わせは、スピードを出すと振動が大きくなり安定性に欠ける車種もありますが、タースリーは高速走行の安定性を重視して開発されています。
エレガントなヨーロピアンスクーターに小型スクリーン、キャリアボックスを標準装備して実用性を追求した、高速走行と路面の悪い市街地走行に強いスクーターです。
出典:http://www.kymcojp.com/index.html
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KYMCO Tersely GT125iのスペック
車種名 | Tersely GT125i(タースリGT125i) |
---|---|
メーカー | KYMCO(キムコ) |
排気量 | 124.8cc |
発売時期 | |
エンジン形式 | 水冷4ストローク単気筒 / OHC4バルブ |
燃費 | NA |
トランスミッション形式 | CVT |
クラッチ形式 | – |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
フレーム形式 | アンダーボーン |
車両重量 | 162kg |
乗車定員 | 2名 |
最高出力 | 10.9kw(14.8PS)/9,000rpm |
最大トルク | 11.7Nm(1.17kgf-m)/7,000rpm |
新車価格 | 378,000円 |
中古車相場 | – |
KYMCO Tersely GT125iの評価
近所の街乗り ★★★★☆
通勤・通学 ★★★★★
ツーリング ★★★☆☆
峠・サーキット ★★☆☆☆
足着き性 ★★★☆☆
扱いやすさ ★★★☆☆
タンデム ★★★★☆
カスタム性 ★☆☆☆☆
ヨーロッパをメインターゲットにした車種で、125ccでは高速道路に乗れない日本ではメリットを存分に発揮できません。それでも125ccクラスのスタイリッシュなスクーターなので、扱いやすくて日常使用で不便に感じることはありません。
ありきたりの定番スクーターでは物足りず、個性のあるモデルを求めている方に選ばれています。
スタイリングはベスパやランブレッタなどの欧州メーカーに近いですが、信頼性に定評のあるキムコ製なので故障リスクは少ないです。価格もリーズナブルでボディ同色のキャリアボックスを標準装備しているのでお得感もあります。
スポーティーな外観ですがカスタムする要素は少なく、ノーマル状態でも満足できるパッケージングです。キムコの中でも個性的なスタイリングで小型スクリーンがカスタムスタイルを演出しています。
KYMCO Tersely GT125iの新車値引き・カスタムに関して
販売台数の少ない車種で、販売店ごとに値引き対応は異なります。本国からの注文販売の場合は、定価や端数程度の値引きを提示されることもあれば、店頭在庫で10万円近い値引きの出た事例もあります。安く買いたい場合は店頭在庫情報をネット検索してみるとよいでしょう。目安は5万円値引きです。
スポーティなスタイリングですがマフラー交換などのカスタム需要は低いです。前後ディスクブレーキが付いているので、制動力向上を目的にメッシュホースに変更したり、実用性を高める意味でハンドルカバーやグリップヒーターをつける需要もあります。
純正オプションでは社外キャリアボックス取り付け用のキャリアベースを用意していますが、ボディ同色の純正キャリアボックスが標準装備されるので、社外キャリアを利用する必要性は低いです。
中古バイク・買取情報
人気・査定額 ★★★☆☆
タマ数 ☆☆☆☆☆
カスタム比率 ★☆☆☆☆
2016年12月に発売されたモデルで中古はほとんど流通していません。中古購入ではなく値引き販売している新車の在庫を探すとよいでしょう。
個性的なモデルなので買取価格は不透明です。欧州メーカーのスクーターは故障リスクの高いことからリセールバリューは低いですが、キムコの最新モデルなので国産と同等の評価を受ける可能性があります。
人気の高いハイパワーの水冷エンジン搭載モデルなので、走行距離が少なければ高価買取も期待できるでしょう。走行距離の多い中古や外観の状態が悪いと、中古市場の価値は安くなる要素が高いです。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。