KYMCO G-Dink250iの特徴や買う・売る時のポイント
G-Dink250iは、世界でヒットしたグランドディンクの名称を継承して2017年11月に発売したニューモデルで、国産でも流行している250ccクラスのスポーツ性能を重視したビッグスクーターです。X-MAXや新型フォルツァに比べてコンパクトでスリムなボディで取り回しを良くしています。ボディサイズは小さいですが、迫力のあるフロントマスクと大型スクリーンで迫力あるデザインです。
大容量のシート下収納にフラットなフロアボードなど実用性は高く、ABSを標準装備して安全性も高いです。総合力では国産250ccビッグスクーターに劣りますが、国産より大幅に安い価格設定が魅力です。耐久性も高く質感も良いので、値段以上の価値を感じられるKYMCOの注目モデルです。
出典:http://www.kymcojp.com/index.html
KYMCO G-Dink250iのスペック
車種名 | G-Dink250i |
---|---|
メーカー | KYMCO(キムコ) |
排気量 | 249cc |
発売時期 | – |
エンジン形式 | 水冷4ストローク単気筒 / SOHC2バルブ |
燃費 | – |
トランスミッション形式 | CVT |
クラッチ形式 | – |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
フレーム形式 | アンダーボーン |
車両重量 | 182kg |
乗車定員 | 2名 |
最高出力 | 14.6kw(19.9PS)/7,500rpm |
最大トルク | 20.9Nm(21kgf-m)/6,500rpm |
新車価格 | 432,000円 |
中古車相場 | – |
KYMCO G-Dink250iの評価
近所の街乗り ★★★★★
通勤・通学 ★★★★★
ツーリング ★★★☆☆
峠・サーキット ★★☆☆☆
足着き性 ★★★★★
扱いやすさ ★★★★★
タンデム ★★★☆☆
カスタム性 ★★☆☆☆
ライバルのヤマハ・X-MAXと比べると、20万円ほど安い価格設定です。ヘッドライトはLEDとハロゲンのコンビネーションランプ、メーターのデジタル部分はモノクロなど、随所にコストカットをしている部分も感じられます。しかし、新型モデルだけあって流行のスポーティーなフロントマスクなど、スタイリングに安っぽさはありません。ちなみに、ヘッドライトだけカスタムでLEDやディスチャージ(HID)に交換する方法もあります。
ホイールベースが短くて、シートの低い車体に250ccクラス唯一のフラットフロアボードになるので、乗り降りしやすくて小柄な方にも扱いやすいビッグスクーターです。シート下収納スペースや12VDCソケットを装備したフロントポケットなど、人気の高い装備を取り入れて安さと実用性を両立するように、よく考えられたスクーターです。
KYMCOの強さを象徴するようなパッケージングで、コストパフォーマンスの高い車種だと評価できます。新発売したシリーズ車種で、いち早く日本の排ガス規制に適用させたのは、メーカーが力を入れて販売している証拠です。
KYMCO G-Dink250iの新車値引き・カスタムに関して
定価の安い車種で、販売店によっては値引きなしの強気な販売姿勢を見せています。店頭在庫を条件に3万円ほどの値引きをしてもらえることもあります。値引き交渉がうまくできなかったら他の業者にも相談するとよいでしょう。
スポーツタイプのビッグスクーターですが、低価格を売りにしたモデルでお金をかけたカスタムをしようとする人は少ないです。発売して間もなくアフターパーツも少ないです。リアボックスなど実用性のあるオプションや汎用品の活用が人気です。
中古バイク・買取情報
人気・査定額 ★★★☆☆
タマ数 ☆☆☆☆☆
カスタム比率 ★☆☆☆☆
発売して間もない車種なので中古のタマはほとんど出回っていません。国内での売れ行きは好調なので、数年待てば中古バイクも少しずつ出てくるかもしれません。
キムコの高年式ビッグスクーターの買取価格を見ると、国産より若干低い程度です。国内でのブラン力が高くなってきているので、数年後には国産ビッグスクーターと同等のリセールバリューを期待できるかもしれません。
新車価格が250ccビッグスクーターのなかで大幅に安いので、今後中古市場でどのような評価を受けるかが楽しみな車種です。現時点では、国産よりも安くなるケースの多いメーカーなので過度な期待はしないようにしましょう。
代替サイクルの短い方は、小まめに売りに出ている中古バイクの台数や価格帯をチェックして、なるべくタマの少ないうちに売るとよいでしょう。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。