KYMCO Downtown350iの特徴と買う・売る時のポイント
Downtown350iは、321ccエンジンを搭載したスポーツツーリングをコンセプトの本格ビッグスクーターです。ABSを標準装備し、水冷単気筒エンジンは30馬力を発生するのでパワーにゆとりがあります。共通ボディの125ccも用意されていて、排気量相応のサイズはありますが軽量で扱いやすいモデルです。
車検が必要で普通自動二輪免許で乗れる400ccクラスのスクーターは、上位モデルにX CITING400iがありますが、定価77万円の価格がネックになります。Downtown350iは、250ccクラスの国産ビッグスクーターと同等の価格で購入できる、本格的な400ccクラスのスクーターとして検討される方が多いです。
出典:http://www.kymcojp.com/index.html
Downtown125iのスペック
車種名 | Downtown125i(ダウンタウン125i) |
---|---|
メーカー | KYMCO(キムコ) |
排気量 | 321cc |
発売時期 | – |
エンジン形式 | 水冷4ストローク単気筒 / OHC2バルブ |
燃費 | NA |
トランスミッション形式 | CVT |
クラッチ形式 | – |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
フレーム形式 | アンダーボーン |
車両重量 | 192kg |
乗車定員 | 2名 |
最高出力 | 22.1kw(30.1PS)/7,500rpm |
最大トルク | 31.4Nm(3.2kgf-m)/5,750rpm |
新車価格 | 702,000円 |
中古車相場 | – |
KYMCO Downtown350iの評価
近所の街乗り ★★★☆☆
通勤・通学 ★★★★☆
ツーリング ★★★★★
峠・サーキット ★★☆☆☆
足着き性 ★★★★☆
扱いやすさ ★★★☆☆
タンデム ★★★★★
カスタム性 ★★☆☆☆
値引きを含めた価格で、国産250ccクラスと同等の価格で購入できる割安感が魅力です。排気量は321ccですが、生産終了したスカイウェイブ400リミテッドは最高出力31PSだったので、30.1PSを出すダウンタウン350iは400ccクラスと同等のパワーがあります。
250ccクラスを大きく上回るパワーに重量192kgのボディで、ゆとりあるクルージングを可能にしています。シャープな雰囲気のスタイリングにABSを標準装備するなど完成度の高い1台です。ユーザー車検を出来る人や、定期的にみっちりメンテナンスをしながら乗りたい人にオススメです。
KYMCO Downtown350iの新車値引き・カスタムに関して
値引き枠はしっかりあり、目標値引きは10万円です。ただし、125ccモデルとは異なり店頭在庫を置いている販売店はほとんどありません。店頭在庫の叩き売りを狙えないのと、本国からの注文販売になることが多いので納期をしっかり確認しておきましょう。
ノーマルの状態でスポーティーなスタイリングなのでカスタムする場所はあまりありません。アフターパーツは少ないので、ビッグスクーター系の汎用カスタムが中心になります。実用性のある装備が人気です。
中古バイク・買取情報
人気・査定額 ★★☆☆☆
タマ数 ☆☆☆☆☆
カスタム比率 ★☆☆☆☆
350iが日本に導入されてからの日は浅く、中古はほとんど流通していません。日本の制度では中途半端な321ccの排気量がネックになるモデルです。乗ってしまえばパワフルで400ccクラスと同等のパワーがあるので満足できます。しかし、中途半端な排気量は中古市場で減点材料になるでしょう。
売却時の価格はキムコの中でも割安な部類に入ると予想します。中古のタマが出てくる可能性は低いですが、もし近くの販売店に割安な中古があれば、完成度の高いバイクなので検討してみる価値はあります。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。