KTM 250EXCｰFは、250ccのエンデューロバイクの中では最上位に位置するバイクです。安いフルサイズオフロードを買ってエンジンや足回りをカスタムするのであれば、250EXC-Fを購入した方がお得です。250EXCｰFは初心者もターゲットにした扱いやすさも兼ね備えたバイクです。

KTM 250EXCｰFに近いライバル車種は、ヤマハのWR250F(海外モデル)です、車両価格はWR250Fも100万円を超えています。価格が高くメンテナンスに手がかかるため、初めて購入するエンデューロバイクとしてはオススメできません。まずはスタンダートなオフロードバイクから始めて、ステップアップで乗り換えするときに購入を検討するべきバイクです。

KTM 250EXCｰFの特徴

KTM 250EXCｰFの評価

250EXCｰFは2012年に発売された本格エンデューロバイクです。2016年にフルモデルチェンジし、新設計のエンジンとフレームを投入しパワーアップしました。公道走行可能モデルですが、中身はほぼレーサーマシンです。ヘッドライト以外の灯火類は最低限の小型タイプを採用し、ストイックな仕上がりになっています。

KTMは近年ではDUKEシリーズをはじめ、ロードバイクが人気ですが、もともとはオフロードバイクで実績を挙げてきたメーカーです。250EXCｰFは軽量高剛性フレームに鍛え抜かれた足回りで、エンデューロレースで表彰台を狙える性能を誇ります。車体が軽く、2016年モデルからはオプションでトラクションコントロール搭載モデルを用意するなど初心者でも扱いやすいです。

街乗りやツーリングで使うこともできますが、中身はほぼレーサーなのでメンテナンスに手がかかります。パーツ代も高価でサスペンションは使用頻度が低くても2～3年に1回のオーバーホールが望ましいです。エンジンの耐久性はありますが、頻繁にオイル交換してあげるようにしましょう。

KTM 250EXCｰFの新車値引き・カスタムに関して

KTMのラインナップの中では販売台数が少なく、新車値引きの情報は少ないです。レーサーに近いバイクなので、基本的には値引き0円を覚悟しておきましょう。販売店によっては値引きに応じてくれることもあるので、ダメ元で値引き交渉を一度もちかけてみるとよいでしょう。

ほぼ完成されたレーサーに近いバイクなのでカスタムの余地はあまりありません。性能アップではなく排気音を楽しむために社外マフラーに交換する方が多いです。

KTM 250EXCｰFの中古バイク・買取情報

競技や本格的なオフロード走行の需要が高いバイクです。メンテナンスに手がかかり、初心者が手軽に購入できない車種なので、中古相場は若干安めです。中古で店頭に並んでも、買い手がつきにくいバイクなので、店頭小売価格と買取価格の差が大きいです。中古の購入を考えている方は、バイクの状態の見極めが重要です。特にフロントフォークの歪みやフレームの損傷がないかチェックしましょう。

売却を検討している方は、使用状況によって買取価格が大きく左右します。バイクの状態の見極めができる教育されたスタッフのいる買取業者を利用しましょう。再販が難しいバイクなので、全国に販売網を持っている大手買取業者の利用がオススメです。

ライター：ブルさん

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。