カワサキ W400の特徴と買う・売る時のポイント
W400は2006年に発売した、W650の弟分にあたるクラシックバイクです。1999年に発売したW650とライバル車種のSR400、CB400SSが好調だったことから2006年に発売しましたが、排ガス規制の影響で2008年に生産終了しています。わずか3年弱の販売期間でしたが、中古バイクのタマは豊富でWシリーズの中でも割安感のある価格で流通しています。
普通自動二輪免許で乗れるように、空冷SOHC並列2気筒エンジンの排気量を縮小し、車体はW650のものを流用しています。共通点の多い車種ですが、製造コスト削減のため変則的な太さのハンドルを採用せず、センタースタンドやキックスターターも省略された廉価版のようなパッケージングです。
また、W650の代名詞であるロングストロークエンジンもボアダウンによってショートストロークに変更されていて、乗り味に大きな違いを感じられます。
Wシリーズの中でもエンジンフィーリングではなくスタイリングに惚れた人や、免許の問題でW650や後に発売されたW800に乗れない人から選ばれています。サスペンションの設定変更とクッションの薄い専用シートを採用し、W650より35mm低いシート高にしています。
バイク好きのみならず惹きつけられるamazonのcmもw400だそうですよ。
ちなみに面白い情報を頂きました。
中古バイクの不思議な縁。面白いですね。
ちなみにAmazonのCMで使用したバイクを売ったのがワシ(150cc)の買ったバイク屋さんです。
バイク屋さんも後から聞かされたらしいですf(^_^;。
— 2スト忍者 (@mychanmt) 2018年11月24日
ちいさなバイク屋さんですf(^_^;。
— 2スト忍者 (@mychanmt) 2018年11月25日
このページの目次です
カワサキ W400のスペック
車種名 | W400 |
---|---|
メーカー | KAWASAKI (カワサキ) |
排気量 | 399cc |
販売時期 | 2006-2008年 |
エンジン形式 | 空冷4ストローク並列2気筒/SOHC4バルブ |
タイプ | ネイキッド |
シート高 | 765mm |
軸距 | 1460mm |
燃料タンク容量 | 14L |
燃費 | 35.0km/L (60 km/h走行時) |
トランスミッション形式 | 常時噛合式5段リターン |
クラッチ形式 | 湿式多板 |
燃料供給方式 | キャブレター |
フレーム形式 | ダブルクレードル |
車両重量 | 193kg |
乗車定員 | 2名 |
最高出力 | 21kW〈29PS〉/ 7,500rpm |
最大トルク | 29N・m(3.0kgf) / 6,000rpm |
新車価格 | 650,000円 |
中古車相場 | 30-45万円(2006年式) |
カワサキ W400の評価
近所の街乗り ★★★★☆
通勤・通学 ★★★☆☆
ツーリング ★★★★☆
峠・サーキット ★★☆☆☆
足着き性 ★★★★★
扱いやすさ ★★★★☆
タンデム ★★★★☆
カスタム性 ★★★☆☆
W650に比べてエンジンフィーリングなど特性の異なる味付けになったことや、400ccクラスのライバル車種はSR400,CB400SSなど、ビッグシングルエンジンが人気になったことで市場の評価が低い車種でした。ここ数年はWシリーズ全体の評価が高まったことで、W400の中古市場での評価が高まってきています。
実用域では並列2気筒のショートストロークエンジンは扱いやすく、装備を簡略化したことでW650よりも12kg軽量化しているので、ストリートテイストの強い仕上がりです。シートクッションが薄いので長距離ツーリングするならシートカスタムをオススメします。
空冷エンジンを採用したクラシックバイクならではのフォーリングを求めると物足りなく感じてしまうでしょう。ハンドルの変更によって全幅は大幅に小さくなっていますが、W650と共通の車体を使っているので、迫力とWシリーズの伝統を感じられるスタイリングがW400の強みです。
中古バイク・買取情報
人気・査定額 ★★★★☆
タマ数 ★★★☆☆
カスタム比率 ★★★☆☆
販売期間の短い割には中古のタマ数が豊富です。日常的に使っている人の比率が高いので、発売時期の遅い中でW650に比べて平均走行距離が高めです。中古市場では割安感があるので、400ccクラスで程度の良いクラシックバイクを買いたい人にはオススメ車種です。
近年は中古相場が上昇傾向ですが、W650に比べるとクラシカルなエンジンフィーリングを感じにくいので、将来的な上昇幅は少なくなるでしょう。スタイリングに定評のある車種なので、中古相場が大きく崩れる可能性は低いです。
カスタム需要もありますが、カスタム済みの中古は評価があまり上乗せされていません。カスタム済の割安なクラシックバイクを探している人にオススメです。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
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