カワサキ バルカンSの特徴と買う・売る時のポイント
カワサキ バルカンSのボディーカラーは黒と白の2種類(ABSモデルは黒のみ)ありますが、フレームなども含めて黒で統一されたデザインでスポーティーかつ筋肉質なスタイリングです。かつてのエリミネーターシリーズに近いコンセプトのバイクで、外観や走りにスポーティーな要素を求める人にオススメです。
一般的なオンロードバイクと比較すると、走り自体は良いのですが形状がアメリカンなのでバンク角は浅くニーグリップをしてのコーナリングは安定感を欠きます。乗り方的にはアメリカンバイクのような、ゆったりとしたツーリング向きのバイクです。乗りごたえやエンジンフィールの重厚感はVツインエンジンには劣りますが、加速は大型Vツイン搭載のアメリカンよりも軽快です。
街乗りや通勤、通学でもバイクを使いたい方など、オールラウンダーなアメリカンバイクとしての魅力もあります。
カワサキ バルカンSの特徴
車種名 | バルカンS |
---|---|
メーカー | カワサキ(KAWASAKI) |
排気量 | 649cc |
エンジン形式 | 水冷4ストローク並列2気筒 / DOHC4バルブ |
燃費 | 国土交通省届出値31.5km |
トランスミッション形式 | 常時噛合式6段リターン |
クラッチ形式 | 湿式多板 |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
フレーム形式 | ダイヤモンド |
車両重量 | 224kg |
乗車定員 | 2名 |
最高出力 | 45kW(61PS)/7,500rpm |
最大トルク | 63Nm(6.4kgm)/6,600rpm |
新車価格 | 780,840円~ |
中古車相場 | 50万円~65万円 |
想定売却価格 | 40万円~50万円 |
カワサキ バルカンSの評価
近所の街乗り ★★★★☆
通勤・通学 ★★★★☆
ツーリング ★★★★☆
峠・サーキット ★★★☆☆
足着き性 ★★★★☆
扱いやすさ ★★★★☆
タンデム ★★★☆☆
カスタム性 ★★★☆☆
バルカンSは2015年6月に発売されたカワサキの新型バイクです。バルカンシリーズはカワサキを代表するアメリカンバイクです。現在はバルカン900クラシックが新車販売されていて、バルカンSの「S」はスモールサイズを意味します。しかし単純にバルカン900クラシックのダウンサイジング版という訳ではなく、外観こそバルカンシリーズらしさがあるものの、中身は全く別物のバイクになっています。
2017年にマイナーチェンジをして、ギヤポジションインジケーターが標準装備になりました。スペックはマイナーチェンジ前と全く同じです。
バルカンSの最大の特徴はアメリカンバイクらしからぬ並列2気筒エンジンを搭載している事です。中低速の図太さがあるV型エンジンではなく、水冷の並列2気筒650ccのロードバイクのような高回転型エンジンを搭載しています。
フレームはダイヤモンドフレームを採用し、車両重量も大型アメリカンバイクの中では最軽量クラス。V型エンジン搭載のアメリカンバイクと比較すれば400クラスよりも大幅に軽くなっています。簡単に言えば、見た目はアメリカンバイクですが、中身はロードバイクのスペックになっています。
この為、パワーはバルカン900クラシックを上回る馬力。車体は軽くてエンジンレスポンスも良いので女性や小柄な方をはじめ初心者ライダーにも乗りやすいバイクになっています。アメリカンバイクのスタイリングに憧れるけど、重たいバイクは扱えないと思っていた人や、ロードバイクで足付き性が良いバイクを求めている人などにオススメです。
バルカンS相場情報・中古販売価格の推移
2018年12月時点では、バルカンSを中古で買おうとすると、60〜70万円ほど必要です。年式の違いなどは下記表をご参考ください。
2018年12月時点では、バルカンSを売ろうとすると、30〜40万円ほどになりそうです。年式の違いなどは下記表をご参考ください。
カワサキ バルカンSの新車値引き・カスタム
カワサキのラインナップの中では、値引きに積極的な車種です。値引き相場は5万円前後で、在庫販売があれば8万円~12万円の値引きが期待できます。一部ではマイナーチェン前の在庫が15万円以上の値引きで売られています。
売れ筋車種なので新車の在庫情報も豊富です。安く買いたい方は、バイクブロスやGooーBikeで新車の在庫販売情報をチェックしてみましょう。
カスタムについては、スポーティーな外観のバイクなのでイジる面白さはあります。新車販売も堅調でアフターパーツも増えてきました。しかし、並列2気筒のアメリカンバイクで、マフラーなど他のアメリカンバイクとの汎用性が少ない点にも注意が必要です。
カワサキ バルカンSの中古バイク・買取情報
人気・査定額 ★★★★☆
タマ数 ★☆☆☆☆
カスタム比率 ★☆☆☆☆
発売から2年ほどですが、少しずつ中古も流通するようになりました。新車販売が堅調で中古もタマ数が少ないので、実使用車でも高い価格帯で売られています。新車値引きも多いので、中古を見つけても新車見積もりを取って比較検討するようにしましょう。
現在は買取相場も高いですが、通常のアメリカンとは乗り味が大きく違うので、今後中古市場でどのように評価されるか不透明です。中古のタマ数が増えると中古相場が下がる可能性があります。新車値引きが増えていることも中古市場への影響が懸念されます。売却を検討している方は早めの売却がオススメです。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
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