カワサキ Ninja150RRの特徴と買う・売る時のポイント


出典:http://www.msl-japan.com/ss/ninja150rr/index.html

環境規制で1999年に全メーカーのラインナップから消えた国産2ストスポーツバイクですが、海外モデルのカワサキ・Ninja150RRは、2015年まで生産をしていて、未だに一部で新車が売れ残っています。排気量は150ccですが、2ストエンジンによって250cc並の29馬力を誇るモンスターマシンです。

車両重量134kgの軽量ボディと、2ストのパワーバンドがあるエンジン特性によって爆発的な加速を楽しめます。インドネシア生産なので、並行輸入でも車両価格はリーズナブルで、50万円から買えるお得な1台です。

オーナーレビューの評価が非常に高く、高年式で信頼性の高い2ストスポーツバイクを乗りたい人にオススメです。

国産モデルは20年以上前の型でもプレミアムが発生していて、程度の良い中古は当時の新車以上の価格帯で流通しています。街中で気兼ねなく2ストのフィーリングを楽しみたい人にはNinja150RRは最適な1台です。

カワサキ Ninja150RRのスペック

車種名 Ninja150RR (ニンジャ150ダブルアール)
メーカー KAWASAKI (カワサキ)
排気量 149cc
販売時期 〜2015年
エンジン形式 水冷2ストローク単気筒
タイプ スポーツ
全幅 720mm
軸距 1305mm
燃料タンク容量 10.8L
燃費
トランスミッション形式 常時噛合式6段リターン
クラッチ形式 湿式多板
燃料供給方式 キャブレター
フレーム形式
車両重量 134kg
乗車定員 2名
最高出力 29PS / 11,000rpm
最大トルク 20N・m / 9,000rpm
新車価格 539,900円(2014年式・ケイズスタイル価格)
中古車相場

カワサキ Ninja150RRの評価

近所の街乗り  ★★★★☆
通勤・通学   ★★★☆☆
ツーリング   ★★★☆☆
峠・サーキット ★★★★☆
足着き性    ★★★★☆
扱いやすさ   ★★★★☆
タンデム    ★★★☆☆
カスタム性   ★★☆☆☆

150ccクラスでも、4ストロークの250cc並のパワーがあります。オーナーレビューでは、時速130kmまではスムーズに加速する情報があるので、高速走行を含めて公道では十分なパワーがあります。250ccスポーツバイクに比べて、軽量かつショートホイールベースなので小回りが利きます。

ただし、コンセプトはサーキットではなく、公道を快適に走るバイクなので足回りは簡素的な装備です。ゆとりのあるシートと高めに設定したセパハンによって、ライディングポジションは楽な姿勢です。街乗りやツーリングで2ストエンジンのフィーリングを楽しみたい人にオススメです。

車体が軽いので、峠のワインディングやサーキットのスポーツ走行でも使えるスペックです。レギュレーションの問題でレースの需要はありません。

Ninja150RRの耐久性

構造的には80年代から90年代にかけて販売していた2ストバイクと大きな違いはありません。キャブレターを採用しているので、小まめにセッティングやオーバーホールをしてあげる必要があります。

海外モデルで圧縮率の高い小排気量エンジンなので、新車購入時はならし運転をしっかりしてあげましょう。4ストの新車に比べると耐久性は劣りますが、小まめにメンテナンスすれば大掛かりな整備をせずに乗れるバイクです。

カワサキのインドネシア工場は、Ninja250やZ125OPROの生産実績を持つので信頼性は高いです。メンテナンスの簡単な単気筒エンジンなので、街乗りや通勤など走行距離の多い使い方にもオススメできます。

峠・サーキットはどのくらい速い?

パイプフレームに細いスイングアーム、正立フォークに17インチの3本スポークホイールなど、足回りとシャーシの剛性は見るからに不安を感じる内容です。フロントブレーキもシングルディスクなので、フルブレーキ、急加速、フルバンクをした走り方をすると、剛性の弱さを感じてしまうでしょう。

それでも軽量かつホイールベースの短い恩恵があるので、乗り手の腕さえよければアマチュアレベルでは250ccスポーツバイクよりも速く走れることができます。エンジンのポテンシャルと重量の軽さを強みにしているので、乗りこなすにはライダーのテクニックを求められます。

カワサキ Ninja150RRの新車値引き・カスタムに関して

並行輸入車でカワサキの海外モデルを多数販売するブライトでも取り扱いがありません。定価の概念がないのですが、生産終了による長期在庫の増えたことで、新車販売価格は下落傾向にあります。2014年モデルでは車両価格48万円前後で売りに出ているケースが目立ちます。

カテゴリーはカスタム需要の高い2ストスポーツバイクですが、国内では流通量の少ない車種です。エンジンまわりは2ストの現行車や150ccのスポーツバイクが少ないため、他の車種との互換性もありません。カスタムはヘッドライト変更やETCなど汎用品が中心です。

スポーツ性を重視した車種ではないので、カスタムする需要そのものが少ないです。フルカウルを纏ったスポーツバイクでデザインに先進性はないですが、迫力あるデザインから外観に惚れ込んで購入する方も多いです。

中古バイク・買取情報

人気・査定額 ★★★☆☆
タマ数    ☆☆☆☆☆
カスタム比率 ★☆☆☆☆

2018年8月現在、中古の売り出し情報は確認できませんでした。マニア向けの車種で、販売台数の少ないことに加えて手放そうとするオーナーが少ないです。今後もタマ数の増える見込みはありません。購入検討している方は新車在庫の残っているうちの購入をオススメします。

買取情報も相場は出ていません。並行輸入の海外モデルで知名度の低い車種です。取引実績が極端に少ないので業者によって査定額の評価は大きく変わってきます。250ccクラスの2ストバイクのように大きなプレミアムの発生する可能性は低いですが、中古市場では2スト全体の流通量が減ってきているので、将来的に高値の付く可能性があります。

新車在庫で2014年モデルが多数売れ残っているので、この先3〜5年ほどのリセールバリューは低くなる見込みです。売却する際は、在庫リスクを背負えるだけの資金力を持つ大手や、大型店舗を持つ中古バイク販売業者を候補に入れるとよいでしょう。

おわりに

2ストスポーツバイクを買う人は、中古価格の高騰によって、峠やサーキットでのアクティブな乗り方から街乗り中心の乗り方が増えています。2ストのエンジンフィーリングを公道で楽しみたいのであれば、Ninja150RRは選択肢に入れるべき車種だと思います。

プレミア価格で流通している80年代、90年代のバイクを買う人は、車種のブランド力や当時憧れていた気持ちに魅力を感じているものです。同じ50万円でも20年以上前の中古と新車で比べれば、新車の方がお得です。

2ストバイクの購入を検討している人は、エンジンフィーリング、スタイリング、車種のブランド力、コーナリング性能など、何を重視したいのかを考えて検討してください。Nnja150RRは生産終了していて、今後は海外モデルでも2ストモデルが発売される可能性は低いです。今なら新車の在庫も残っていて、割安な価格設定で流通しているので買い時です。

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