カワサキ ER-6nの特徴と買う・売る時のポイント
ER-6nは2006年に日本国外仕様車として発表した、ニンジャ400Rの派生車種です。国内ではER-6nをボアダウンして400ccクラスにしたER-4nを2011年から2013年まで販売していました。
水冷並列2気筒エンジンをダブルパイプペリメーターフレームに搭載しています。右側にオフセットしたリアショックやエンジン下のサイレンサーが軽快なスタイルを引き立てます。ピボット部を内側に追い込んで足つき性を向上したり、ハンドルやステップ、シートなどをラバーマウントして振動を低減するなど快適性を追求しています。
2009年のモデルチェンジでは全体的なフレーム構造を見直し、車体のエッジにあたる部分がより先鋭化されたデザインとなりました。またABS仕様車も発売されています。2011年のモデルチェンジでは、フレーム前部はスチールの2本パイプとなり、スイングアームも2本パイプを強調するデザインに変更されました。
ミドルクラスのストリートファイターで、Z650が実質的な後継車種になりますが併売を続けています。2018年7月現在、カワサキの海外仕様車を輸入販売するブライトより2014年モデルの新車販売を継続しています。
カワサキ(Kawasaki)ER-6nの特徴や買取相場を紹介しています。
ER-6nの特徴まとめと買取相場
メーカー | カワサキ(Kawasaki) |
---|---|
車名 | ER-6n |
タイプ | ネイキッド |
全幅 | 770mm |
軸距 | 1410mm |
重量 | 204kg |
燃料タンク容量 | 16L |
エンジン | 水冷4スト並列2気筒SOHC4バルブ |
排気量 | 649cc |
最高出力 | 52kW(70.7ps/8000rpm |
最大トルク | 6.5kg-m/7000rpm |
変速機 | 変速機6段 |
燃費 | 24km/L程度 |
中古車相場 | 30万円〜50万円 |
想定売却価格 | 15万円~28万円 |
KAWASAKI ER-6nの評価
近所の街乗り ★★★★☆
通勤・通学 ★★★☆☆
ツーリング ★★★★☆
峠・サーキット ★★★☆☆
足着き性 ★★★☆☆
扱いやすさ ★★★★☆
タンデム ★★★★☆
カスタム性 ★★☆☆☆
発売当初は、川崎の国内で650ccクラスのネイキッドバイクがないため、ER-6nは一定の需要がありました。しかし、2017年に国内でER-6nに近い構造とコンセプトを持つZ650が発売されて、逆輸入で購入する価値は薄れました。
シャーシ、エンジンを新開発して国内正規モデルとして発売したZ650の方が総合力で優れています。ER-6nはアンダーカウルの付いている点とクッション性が高くてタンデムシートの大きいシートがZ650に比べた強みです。
価格は約3万5千円ほどER-6nの方が高く、店頭在庫を用意している販売店の数と値引きを含めて考えると、よほど強いこだわりのある場合を除いて新車購入するメリットは少ないです。Z650は発売して間もなく中古のタマがないので、割安な中古バイクを探している方にオススメです。
カワサキ ER-6nの新車値引き・カスタムに関して
ブライトによる輸入販売なので原則値引きはなく、Z650の発売したことで国内需要は減少し、在庫を持っている販売店はほとんどありません。2014年モデルを2018年のラインナップに残しているので、タイの現地で売れ残っている可能性があります。ブライトの店舗で交渉すれば値引きに応じてもらえるかもしれません。
カスタムに関しては、マフラーが定番です。純正のショートタイプマフラーはスタイリングの評判が良く、ロングタイプのフルエキよりスリップオンタイプが人気です。価格重視で購入する方が多く、ストリートファイター系の中ではカスタム需要が少ないです。
中古バイク・買取情報
人気・査定額 ★★☆☆☆
タマ数 ★★☆☆☆
カスタム比率 ★★☆☆☆
Z650の発売したことでり、中古市場の値崩れが起きました。中古市場は割安感のある価格で流通しているので、中古でお得な車種を探している方は近くで購入できることを条件に検討する価値があります。
今後も中古相場の下落は続くかもしれません。売却を検討している方は早めの公道をオススメします。カスタムの評価も低く、走行距離1万km台でも買取相場は5年落ちで20万円以下が相場です

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
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