カワサキ 1400GTRの特徴と買う・売る時のポイント
1400GTRは、ZZR1400をベースに大型フェアリングを装着してシャフトドライブ化の変更をしたメガスポーツバイクです。国内未導入の海外モデルで、ZG1400またはConcours 14(コンコース14)の車名で販売している地域もあります。
かつてカワサキのフラッグシップツアラーだった1000GTRの後継車種として開発して2008年に発売されました。排ガス規制および騒音規制の影響で2016年に生産終了して現在は廃盤車種になっています。
直接の後継車種はありませんが、ポジション的にはスーパーチャージャーエンジンを搭載したH2SXがその後の後継車種に近いポジションを担っています。2010年にカウルのデザイン変更をしたモデルチェンジを行っています。
当時では珍しくトラクションコントロールや燃費向上のエコモード、前後連動ブレーキとABS、タイヤの空気圧センサーなど、数多くの電子デバイスを装備しています。ほかにも無段階調整式の電動スクリーンやグリップヒーター、片側10kgの積載量のバニアケース、電磁ロック付きの小物入れやタンクバック取り付け用の補助フックなどフラッグシップモデルの名にふさわしい豪華なパッケージングです。
ここでは、カワサキ(Kawasaki)1400GTRの特徴や買取相場を紹介します。
1400GTRの特徴まとめと買取相場
メーカー | カワサキ(Kawasaki) |
---|---|
車名 | 1400GTR |
タイプ | メガスポーツ |
全幅 | 790mm |
軸距 | 1520mm |
重量 | 304kg |
燃料タンク容量 | 22L |
エンジン | 水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ |
排気量 | 1352cc |
最高出力 | 110kW(150PS)/8,000rpm |
最大トルク | 13.9kg-m/6200rpm |
変速機 | 変速機6段 |
燃費 | 19km/L程度 |
中古車相場 | 80万円~170万円 |
想定売却価格 | 50万円~120万円 |
KAWASAKI 1400GTRの評価
近所の街乗り ★☆☆☆☆
通勤・通学 ★★☆☆☆
ツーリング ★★★★★
峠・サーキット ★★★☆☆
足着き性 ★★★☆☆
扱いやすさ ★★★☆☆
タンデム ★★★★☆
カスタム性 ★★☆☆☆
ZZR-1400をベースに長距離ツーリング性能を高めたメガツアラーバイクです。サイドパニアを装備するなど重量はありますが、エンジン出力を中低速向けに設定を変えているので、交通量の多い道路でも快適に走れます。
太いトルクで低速時は抜群の安定感がありますし、スロットルを開けてラムエア吸気を行えば爆発的な加速力を楽しめます。コンセプトやバイクの性格はH2 SXに似ています。H2に比べれば日常領域でも扱えるパワーで、高速走行で非力感を感じることは一切ありません。
豪華装備とハイパワーエンジンの組み合わせで約177万円の価格設定は魅力的でした。大排気量エンジンを搭載したメガスポーツは欧州メーカーなど他のメーカーからも出ていますが、ラムエア吸気を採用しているのはカワサキだけです。
1,400ccの排気量やラムエア吸気口の付いているスタイリングに魅力を感じて満足する方も多く、パワーを使いこなせるかは大きな問題ではありません。あらゆる場面で余裕のあるパワーとトルクを感じられるのでストレスなく走れますし、走り出せば300kgの重量を感じさせないくらい、軽快に走ります。
車名や王道を貫いたツアラーらしいデザインに惚れ込んで購入する方も多いです。
中古バイク・買取情報
人気・査定額 ★★★★☆
タマ数 ★★☆☆☆
カスタム比率 ★★☆☆☆
海外モデルですが、ブライトで取り扱いをしたこともあって国内での流通量はそれなりにあります。全国で探せば常時10台以上の中古バイク情報が出ています。2010年のモデルチェンジ以前は、フロントマスクのデザインが古びた印象を与えるため、中古相場は安くなります。
デザインよりも乗り味や装備にこだわりたい人は2008年式、2009年式を検討してみると良いでしょう。フラッグシップツアラーの存在でしたが、ベースになったZZR-1400(北米仕様はZX-14R)はブライトの現行ラインナップに入っています。
」
後継車種に近い存在のH2 SXは国内仕様を導入したこともあって、1400GTRにプレミアムは付いていません。
ハイスペックと豪華装備を搭載したモデルなので、大きな値崩れは起こさなくても、短期的に今より一段買取相場の安くなる可能性があります。売却を検討している方は早めに検討すると良いでしょう。
スポーツテイストの強いツアラーモデルですが、純正の極太マフラーの評判がよく、給排気系、エンジン系のカスタム需要は少ないです。
長距離ツーリング仕様なので、トップケースとETCが定番カスタムです。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
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