HYOSUNG GV250 Aquilaの特徴や買う・売る時のポイント
GV250 Aquilaはヒョースンの本格250ccアメリカンバイクです。国産250ccクラスのアメリカンは、排ガス規制の影響で生産終了になる車種が増えているので、ヒョースンに興味を持つ方が増えています。
見た目は迫力ある王道のアメリカンバイクですが、エンジンはスポーツバイクのGT250RCometと共通の空油冷V型気筒エンジンです。アメリカンバイクで人気のVツインエンジンですが、トルクではなく馬力で走るチューニングをされていて、ドコドコ感のあるアイドリングはなくレスポンスの良いフィーリングです。
アメリカンバイク特有のフィーリングではなくスタイリングに魅力を感じる人に選ばれていて、クラスを卓越する迫力から国内でも古くから人気のあるロングセラーモデルです。
2012年より現行モデルで幅広く採用されているアメリカ・DELPHI(デルファイ)社製のECUシステムを採用して信頼性が大幅にアップしました。本格的なアメリカンバイクより故障リスクは少ないです。
出典:http://www.saku-corp.jp/hyosung/index.html
HYOSUNG GV250 Aquilaのスペック
車種名 | GV250 Aquila |
---|---|
メーカー | HYOSUNG(ヒョースン) |
排気量 | 249cc |
発売時期 | – |
エンジン形式 | 空油冷4ストロークV型2気筒 / DOHC4バルブ |
燃費 | – |
トランスミッション形式 | 5段リターン |
クラッチ形式 | 湿式多板 |
燃料供給方式 | EFI(インジェクション) |
フレーム形式 | ダブルクレードル |
車両重量 | 176kg |
乗車定員 | 2名 |
最高出力 | 18.3Kw(24PS)/9,000rpm |
最大トルク | 20.0Nm(2.46kg-m)/7,000rpm |
新車価格 | 460,800円 |
中古車相場 | 10〜15万円(2014年式) |
HYOSUNG GV250 Aquilaの評価
近所の街乗り ★★★★☆
通勤・通学 ★★★☆☆
ツーリング ★★★☆☆
峠・サーキット ★★☆☆☆
足着き性 ★★★★★
扱いやすさ ★★★★★
タンデム ★★★★☆
カスタム性 ★★☆☆☆
エンジンなど基本構造はスポーツバイクのGT250R Cometと共通ですが、GV250 Apuilaの方が重量は軽くて扱いやすいです。小回りはきかないですが。車体は軽くてストリートバイクのように10,000回転まで気持ちよく回るエンジンなので扱いやすいモデルです。
しかし、エンジンフィーリングにアメリカンバイクらしさがなくて、排気音を聞くと残念に感じる意見も目立ちます。社外マフラーもほとんど国内には流通していないので、すぐに飽きて手放してしまう人も多いです。
新車で買える貴重なアメリカンバイクですが、初心者が40万円以上の価格で新車購入するのはオススメできません。タマ数は少ないですが安い中古であればオススメできます。長く乗りたいのであれば、中古で国産の250ccクラスアメリカンバイクを選んだ方が無難でしょう。
扱いやすいバイクですが、ストリートバイクに比べて飽きた時に街乗りを含めて、一切乗らなくなってしまうケースが目立ちます。
HYOSUNG GV250 Aquilaの新車値引き・カスタムに関して
新車値引きはヒョースンの250ccクラスの車種に共通して3万円前後期待できます。国内での販売台数はそれなりにありますが、店頭在庫を持っている店舗は少ないです。長期在庫値引きも期待できないので、新車購入するなら注文購入を前提に考えるべきです。
マフラー交換を希望する声がありますが、アフターパーツは国内にほとんど流通していません。こだわりを持っていない人から選ばれる車種なので、アメリカンバイクのなかでもカスタム需要は低く、ノーマルのまま乗る人の比率が高いです。
中古バイク・買取情報
人気・査定額 ★☆☆☆☆
タマ数 ★☆☆☆☆
カスタム比率 ★★☆☆☆
故障リスクは少ないですが、アメリカンバイクらしさのない車種でヒョースンのなかでも評価は低いです。中古市場においても、評価の低さは露骨に現れていて、程度の良い高年式車両でも20万円以下で購入できます。
タマ数は少ないですが、近くの販売店に在庫があれば、デルファイ製ECUシステムを採用した2012年モデル以降を条件にオススメできます。中古を探すなら代理店をやっているレッドバロンの在庫も確認しておくと良いでしょう。
買取価格は5万円付けばいいほうです。売るときはほとんどお金にならないことを理解して割り切って購入しましょう。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。