HYOSUNGのバイクの特徴や買取相場



HYOSUNG(ヒョースン)は韓国のバイクメーカーで、日本では中古バイクの大手販売チェーンでもあるレッドバロンが代理店を行っています。

国内正規購入できてパーツ取り寄せも扱っているので、サポート体制は安心です。性能は国産に劣りますが、外観の評判がよくリーズナブルな価格が特徴です。

HYOSUNG(ヒョースン)の特徴

韓国の財閥グループのヒョースングループが1978年に創業させたバイクメーカーです。創業当初はスズキのバイクを韓国でライセンス生産していました。

1986年より自社による設計でオートバイの製造を開始して、現在はヒョースングループから分離してKRモータースよりブランド名にヒョースンを残して販売しています。

アジアのバイクメーカーとしては珍しく、趣味で使うロードバイクをメインにしていて、迫力ある外観が特徴です。

HYOSUNG GT250R Cometの特徴や買う・売る時のポイント
HYOSUNG GD250N EXIVの特徴や買う・売る時のポイント
HYOSUNG GV250 Aquilaの特徴や買う・売る時のポイント
HYOSUNG RT125D Karionの特徴や買う・売る時のポイント

スタイリングで勝負
ヒョースンを選ぶ人はスタイリングに惚れ込んでいます。日本で販売している現行車種は、250cc3車種と125cc1車種のみですが、見た目だけはクラスを凌駕する迫力です。特にスポーツモデルの250Rは大型スポーツバイク並の迫力で、縦置きデュアルライトのフロントマスクは好評です。

パワーや燃費性能は国産バイクに劣りますが、街乗りやゆったりツーリング中心で走行性能にこだわりのない人から選ばれています。

全般的に価格は国産バイクより安いですが、故障リスクもありランニングコストはあまり良くないです。リセールバリューも低いので安さだけで選ぼうとしている人にはオススメできません。

日本をはじめ、欧米、アフリカなどへの輸出をメインにしているバイクメーカーですが、自国メーカーの強い日本では普及率が低いです。海外では、650ccのスポーツバイクなど大型バイクも人気になっています。

新車の売れ筋バイク

1位:GT250R Comet
2位:GD250N EXIV
3位:GV250 Aquila
4位:RT125D Karion

日本では、車検の影響のない250ccが3車種と125ccが1車種のみの取り扱いです。価格の安さが魅力なので、コストのかかる個人輸入や並行輸入で購入しようとする人は少なく、中古市場で流通しているのも基本的に上記の4車種です。

排気量に対して車格が大きいので、軽快に走る国産バイクに慣れている人だと重たく感じますが、実用性のある最低限のパワーを確保しています。

HYOSUNG(ヒョースン)の中古買取相場や中古市場動向

車種名 / 排気量 / 買取相場(目安) / 平均
GT250R Comet / 249cc / 1〜5万円 / 3万円
GD250N EXIV / 249cc / 1〜5万円 / 3万円
GV250 Aquila / 249cc / 1〜5万円 / 3万円
RT125D Karion / 124.5cc / 0〜4万円 / 2万円

全ての車種が流通している中古は、全国に数台程度しかありません。新古車や走行距離5千km未満の低走行車でも販売価格で20万円台前半なので、どれだけ状態が良くても高額買取は期待できません。

韓国のメーカーということもあって、売ることは考えずに購入する方の多いバイクです。

高く売れるバイク

1位:GT250R Comet
2位:GV250 Aquila
3位:RT125D Karion
4位:GD250N EXIV

全ての車種で買取相場はほぼ横ばいで、0〜5万円ほどの水準です。見た目にこだわる人の多い車種なので、外装の状態やマフラーカスタムは査定でプラス評価を期待できます。

国産ラインナップの少ないアメリカンのGV250や250ccクラスのような迫力のあるRT125は、新車の売れ行きに対して僅かに中古市場で高評価を得ています。

おわりに

HYOSUNG(ヒョースン)は見た目で興味を持つ人も多いですが、将来的なリセールバリューを含めたコストパフォーマンスでは国産バイクに劣ります。

初めて購入する単車ではなく、国産バイクに乗った結果、飛ばしたりコーナーを攻めることもしないので、見た目さえ良ければ他のことは妥協できるという結論になった人に新車購入をオススメします。

中古は低走行を含めて安く買えるので、練習用のバイクとしてヒョースンを選ぶのはアリだと思います。ただし、国内での流通量は非常に少ないので、ヒョースンに限定して中古バイクを探すと苦労します。

中古購入時は個人売買ではなく、保証付きの販売店をオススメします。構造はシンプルなので、不具合が出ても修理代は比較的安く収められることが多いです。
サブコンテンツ

ページの先頭へ