Husqvarna VITPILEN701の特徴や買う・売る時のポイント
VITPILEN(ヴィットピレン)701は、2018年7月に発売するストリートスポーツバイクです。エンジン・シャーシはKTMの690DUKEを使用し、オリジナルのシンプルなネイキッドスタイルの外装とショートシートレールが特徴です。
690DUKEは2018年モデルからパラレルツインエンジンを搭載したDUKE790へモデルチェンジしているので、今や貴重なビッグシングルのストリートスポーツバイクです。単気筒エンジンを採用しているので車体が軽く、大型バイク初心者でも扱いやすいバイクです。
KTMのシングルエンジンはレスポンスが良くて振動の少ない特性を持っています。余計な装備を削ぎ落としつつもABS、トラクションコントロール、スリッパークラッチ、シフトアシスト(アップ・ダウン)を装備しています。
コンセプトは「斬新なアイディアとまっさらのセットアップで開始する革新的かつプログレッシブなモデル」です。プログレシップは「斬新的」、「進行形」などの意味を持ち、既存のバイクデザインにとらわれない新しいアイデアのデザインを採用しました。
690DUKEのメーカー小売価格は2016年モデルで92万5千円に対して、VITPILEN701は135万5千円なので40万円ほど高いです。生産台数の少ないこともあって割高感はありますが、シンプルなデザインの中で細部までこだわった質感の高いバイクです。
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Husqvarna VITPILEN701のスペック
車種名 | VITPILEN701(ヴィットピレン701) |
---|---|
メーカー | Husqvarna(ハスクバーナ) |
排気量 | 693cc |
発売時期 | 2018年7月〜 |
エンジン形式 | 水冷4ストローク単気筒 / OHC4バルブ |
燃費 | – |
トランスミッション形式 | 6速リターン |
クラッチ形式 | 湿式多板 |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
フレーム形式 | トレリスフレーム(パウダーコート) |
車両重量 | 157kg |
乗車定員 | 2名 |
最高出力 | 75PS/8,500rpm |
最大トルク | 7.3kgm/6,750rpm |
新車価格 | 1,350,000円 |
中古車相場 | – |
Husqvarna VITPILEN701の評価
近所の街乗り ★★★★☆
通勤・通学 ★★☆☆☆
ツーリング ★★★★☆
峠・サーキット ★★★★☆
足着き性 ★★★☆☆
扱いやすさ ★★★☆☆
タンデム ★★☆☆☆
カスタム性 ★★★☆☆
大型バイクの中でもストリートに特化したバイクです。見た目が特徴のバイクなので、外観に魅力を感じなければDUKEシリーズや他メーカーのバイクを選んだ方が割安です。
流行にとらわれず、シンプルを追求したデザインなので時代の経過とともに色褪せることはないでしょう。LEDライトを搭載してショートシートレールを採用したことでネオレトロな雰囲気になっています。
690DUKEと40万円の価格差については、装備のアップグレードも一部でありますが生産台数の少ないことによるコストの問題も関係しています。他の人と同じバイクでは物足りない人や、ツーリング先や街乗りで注目を集めたい人にオススメです。
Husqvarna VITPILEN701の新車値引き・カスタムに関して
ハスクバーナのバイクは店頭在庫を含めて値引き販売は一切ありません。純正オプションの用意もあり、定価以上で売っている新車はオプションパーツを装着済の在庫です。
本格的にロードバイクを扱い始めたのは2018年からなので、既存のオフロードバイクとは違い値引きを解禁する可能性もありますが、販売台数を稼ごうとしているバイクではないので、当サイトの予想では値引きなしの強気な販売を続けます。
値引きを期待したい人や価格に見合う価値があるか不安を持っている人は、オーナーレビューやメディアのインプレ情報が充実するまで少し待つとよいでしょう。
スポーツ性とスタリングが特徴のバイクでカスタム需要はあります。将来的にはマフラーなどのアフターパーツも充実していくでしょう。
中古バイク・買取情報
人気・査定額 ★★★☆☆
タマ数 ☆☆☆☆☆
カスタム比率 ★★☆☆☆
2018年発売のニューモデルなので中古バイク情報はありません。既存のオフロードモデルとモタードモデルは中古市場で高く評価されていて、VITPILENシリーズはKTMのDUKEをベースにしているので値崩れを起こすことはないでしょう。
スタイリングが特徴で新車の価格設定が高めなので中古を求める需要は高く、当面は買取価格で高値を維持する可能性があります。ただし、買取価格に690DUKEとの価格差が全て上乗せされることは考えにくいので、購入価格から比較したリセールバリューは下がります。
経年数による買取価格の下落は高い水準で底打ちを期待できるでしょう。販売台数は少なくなる見込みなので中古を待つなら腰を据えて長期的に探す車種です。
売却する時は相場情報が少ないので複数の業者から査定を取って比較するとよいでしょう。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。