Husqvarna 701 ENDUROの特徴や買う・売る時のポイント

出典:http://www.husqvarna-motorcycles.com/jp/

701ENDURO(701エンデューロ)は、軽量トレリスフレームにビッグシングルエンジンを組み合わせた本格大型デュアルスポーツです。オンロードとオフロードを走れる「デュアルバーパスバイク」に分類されますが、スタイリングで分かる通りオフロードテイストの強い仕上がりです。

HusqvarnaはKTM傘下に入っていて、701ENDUROはKTMの690ENDURO Rとエンジンをはじめ共通部品が多数あります。KTMの690ENDURO Rは日本仕様の2018年モデルを販売していないので、新車で買える貴重な大型軽量オフロードバイクです。

ハスクバーナはエンデューロレースで長年実績を残してきたメーカーで、走行性能はライバルを圧倒しています。国内では大排気量バイク向けのエンデューロレースは少ないので、競技を目的にした需要は少ないです。長距離ツーリングで高速道路を走って目的地で思いっきりオフロードも楽しみたい方に最適な車種です。

なお、KTM690ENDURO Rの価格は125万円、Husqvarna 701ENDUROの価格は130万円です。

出典:http://www.husqvarna-motorcycles.com/jp/

Husqvarna 701EBDYRIのスペック

車種名 701ENDURO(701エンデューロ)
メーカー Husqvarna(ハスクバーナ)
排気量 692.7cc
発売時期
エンジン形式 水冷4ストローク単気筒 / OHC4バルブ
燃費
トランスミッション形式 6速リターン
クラッチ形式 APTC(TM) スリッパークラッチ、油圧操作式
燃料供給方式 フューエルインジェクション
フレーム形式 クロームモリブデン鋼製トレリスフレーム。パウダーコート塗装
車両重量 145kg
乗車定員 2名
最高出力 NA
最大トルク NA
新車価格 1,300,000円
中古車相場 95〜105万円(2016年式)

Husqvarna VITPILEN701の評価

近所の街乗り  ★★★☆☆
通勤・通学   ★★☆☆☆
ツーリング   ★★★☆☆
峠・サーキット ★★★★☆
足着き性    ★☆☆☆☆
扱いやすさ   ★★☆☆☆
タンデム    ★★☆☆☆
カスタム性   ★★★☆☆

乾燥重量145kgの大型バイクとは思えない軽量ボディによって、ライバルメーカーのデュアルバーパスバイクを圧倒する悪路走破性能を確保しています。ビッグシングルによるハイパワーエンジンは、ちょっとした崖や丘を気持ちよく登っていきます。高速走行をはじめ街乗りも快適にこなせるマルチな1台です。

他社メーカーではホンダのCRF1000Lアフリカツインに近い車種ですが、よりオフロード重視のセッティングになっています。車高が高いので初めてのオフロードバイクやデュアルバーパスバイクで選ぶにはハードルの高い車種で、ダートや山の中を走り慣れたベテランライダー向けのバイクです。

BMWやドゥカティのミドルクラスデュアルバーパスバイクに比べると電子制御技術は少ないですが、3種類のエンジンマップ機能を搭載して、有り余るパワーを恐怖に感じることはありません。車体が軽いので、250ccクラスでもオフロードバイクに乗っていた経験のある人なら慣れるのは早いです。

KTMの690ENDURO Rが不在になったことで、新車で買える唯一の本格大型エンデューロバイクになりました。

Husqvarna 701ENDUROの新車値引き・カスタムに関して

ハスクバーナの車種は全て値引きなしの販売です。イヤーモデルの型落ちを含めて値引き販売される事例はほとんどありません。

カスタムではプラス1.5万円のローダウン仕様が人気です。通常の950mmのシート高がローダウンキットを入れてフロントフォークの設定次第で最大50mm車高を低くできます。ローダウン化しても900mmのシート高では快適な足着き性を確保できませんが、車重が軽いので、慣れれば小柄な方でもストレスなく片足でバイクを支えられます。

完成度の高いバイクで走行機能に関するカスタムをする人は少なく、サイドパニアをつけて長距離ツアラー仕様にするカスタム需要があります。

中古バイク・買取情報

人気・査定額 ★★★★☆
タマ数    ★☆☆☆☆
カスタム比率 ★★☆☆☆

701ENDUROは2015年12月に国内販売を開始しました。コアなファンに選ばれている車種で、他メーカーに本格的な軽量エンデューロが少ない影響もあって短期間で手放すオーナーは少ないです。2018年6月時点でGoo-Bikeに登録されている中古は全国で1台です。

タマ数は少ないですが、全国で探せば割安な中古を見つけられる可能性はあります。高年式の中古は、ほとんどオフロード走行をしていなくて状態の良い中古の比率が高いです。新車値引きをしていない車種なので予算の都合で新車を買えない場合は、お金を貯めながら中古バイク情報もチェックしておきましょう。

買取価格は高年式になると若干の割安感がありますが、人気のカテゴリーなので中長期的に見ると高いリセールバリューを期待できます。将来的に電子制御技術が大きく進化しても超軽量ボディの魅力は薄れないでしょう。オフロードに強いメーカーのブランド力も中古市場での人気を支えています。

コメントを残す

;
サブコンテンツ

ページの先頭へ