ホンダ シルバーウィングGT400の特徴と買う・売る時のポイント
シルバーウィングGT400の発売当初は、250ccクラスのビッグスクーターに乗る若者ではなくて、もっと上の世代の長距離ツーリングや通勤利用する人をターゲットに落ち着いたデザインのカテゴリーでした。しかしビッグスクーターの注目が薄れていった事で、シルバーウィングも2009年のフルモデルチェンジでフォルッツァに似せるなど、外観の若返りを図りました。
これはシルバーウィングにだけ言える事ではなく、ライバルのTーMAXやスカイウェイブにも同じ傾向があります。
ライバルと比較した時には、シルバーウィングは落ち着いた印象の大人のバイクのイメージを多く残している要素があります。
排気量を考えればフォルツァよりもおおよそ8万円高いだけで価格設定も安めです。実用性を重視した400ccクラスのスクーターが欲しいという人や、スポーティーな走りや外観を求めない人にオススメです。
このページの目次です
ホンダ シルバーウィングGT400の特徴
車種名 | シルバーウィングGT400 |
---|---|
メーカー | ホンダ(HONDA) |
排気量 | 398cc |
エンジン形式 | 水冷4ストローク直列2気筒 / DOHC4バルブ |
燃費 | 国土交通省届出値32.0km |
トランスミッション形式 | 無段変速式(Vマチック) |
クラッチ形式 | – |
燃料供給方式 | 電子式(電子制御燃料噴射装置/PGM-FI) |
フレーム形式 | バックボーン |
車両重量 | 249kg |
乗車定員 | 2名 |
最高出力 | 28kW(39PS)/8,000rpm |
最大トルク | 37Nm(3.8kgm)/6,500rpm |
新車価格 | 799,200円 |
中古車相場 | 平成22年式 55万円〜60万円 | 想定売却価格 | 15万円~23万円 |
ホンダ シルバーウィングGT400の評価
近所の街乗り ★★★☆☆
通勤・通学 ★★★★★
ツーリング ★★★★☆
峠・サーキット ★★☆☆☆
足着き性 ★★★★★
扱いやすさ ★★★★☆
タンデム ★★★★★
カスタム性 ★★☆☆☆
シルバーウィングはビッグスクーターブーム全盛期の2001年に発売されたビッグスクーターです。ホンダのラインナップでは250ccにフォルッツァがあり、シルバーウィングはよりゆとりのあるパワーで長距離ツーリングなどの高速走行もこなせる車種としてフォルッツァと差別化を行いました。車体は400ccも600ccも共通で車両重量まで同じスペックになっています。
2009年に排ガス規制の影響でモデルチェンジをして現行の2代目になり、車名もシルバーウィングGTに変更になりました。ABSモデルの設定があり、400cc限定カラーとしてキャンディーグレイスフルレッドが用意されています。排気量が小さい車種にのみ、限定色を用意するケースは珍しく、日本の免許制度の都合で400ccの方が需要が高い事を物語っています。
特徴はTモードでスイッチを押すと点火時期と燃料噴射量の変更により加速性能がアップする機能です。現在は600ccモデルにも搭載されていますが、Tモードスイッチも最初に導入されたのは400ccになっています。ホンダでは唯一の250cc超えビッグスクーターでしたが、2016年に400cc、600ccともに全てののシルバーウイングが生産終了になりました。
ホンダ シルバーウィングGT400の新車値引き・カスタム
現在は生産終了になり、もともと在庫販売している業者が少なく、新車在庫もほぼ完売しています。当時の新車値引きの目安は5万円~15万円程でした。
下のクラスのフォルツァと比較した場合、価格差は比較的少ないので、車検や外観がネックにならなければ、新車で購入する価値も高いバイクだと評価できます。GTになって改善されたとは言え、落ち着いた外観でカスタムの需要は少なく、キャリアボックスやETCなどの実用的なオプションが人気です。
ホンダ シルバーウィングGT400の中古バイク・買取情報
人気・査定額 ★★★☆☆
タマ数 ★★☆☆☆
カスタム比率 ★★☆☆☆
GT以降後は、新車の売れ行きも少なくタマ数が少なくなっています。排ガス規制前の先代モデルの方が中低速のトルクが太いので、購入を検討している方は割安な低年式の型落ちモデルを狙う事もオススメです。現行モデルも新車よりかはお得感も大きいですが、年式を問わず走行距離が多い中古が多いので、注意しましょう。
売却を検討している人は、買取価格の傾向は600ccモデルよりかは高く評価されますが、250ccクラスのフォルツァよりかは値落ち幅が大きくなります。車検が必要になる400ccを嫌がる方もいますが、大型免許不要なので選択候補に挙がる人が600ccモデルよりも大きい事が背景になっています。中古相場は若干の値崩れはありますが、下値は底固く推移していますので低年式の場合は急いで検討する必要はなさそうです。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
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