HONDA レブル250の特徴と買う・売る時のポイント
レブル250(rebel250)は、2017年4月に発売した単気筒エンジンを搭載した250ccクラスアメリカンバイクです。
もともとは海外向けのモデルとして80年代から生産されていた歴史を持ちます。ヨーロッパ向けの125ccエンジンを搭載したレブルを最後に、2001年で国内向けの生産終了になって以降、16年ぶりの復活を遂げました。
近年は排ガス規制の影響でライバルメーカーの250ccアメリカンモデルは相次いで生産を終了しているため、2018年モデルでは国産唯一の250ccアメリカンバイクです。
北米で継続生産されていたレブル300をベースにフルモデルチェンジを行い、フレームをダイヤモンド型に新開発し、日本仕様のエンジンは249ccに変更されています。なお、兄貴分のレブル500も同時発売し、500は共通ボディに並列2気筒エンジンを採用しています。
コンセプトは「気軽に乗れるクルーザー」でシングルエンジンを活かした軽量ボディが特徴です。先代はチョーパースタイルでしたが、新型はボバースタイルにデザインを一刷し、SIMPLE&RAW(シンプル&ロー)のデザインコンセプトの中で個性的な燃料タンクと無駄を削ぎ落としたスタイリングにまとめています。
見た目はアメリカンバイクですが、中身はストリートバイクに近く、高回転型のエンジンでストレスなく乗りこなせる1台です。
モーターショー・ホンダブース出展のレブル
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シンプルにまとめたパッケージ
2017年発売の新型バイクですが、電子制御をはじめとした先進装備はほとんど採用していません。ABS搭載モデルのみプラス5万円で用意しています。小型のデジタルメーターを採用している以外に目立った装備はなく、250ccアメリカンバイクらしいシンプルさを魅力にしています。
灯火類もあえてLEDヘッドライトを採用せずに先進性ではなく、クラシックな雰囲気を演出しました。これまでの250ccアメリカンバイクにはなかった水冷シングルエンジンとの組み合わせで、コストをかけずに排ガス規制をクリアして軽量なボディに仕上げています。
国産では250cc初のボバースタイルを採用し、アメリカンバイクの流行を意識したデザインです。ロー&ロングのアメリカンバイクらしいフォルムを残したことで、ストリートバイクとは一味違う乗り心地になっています。
都心部の短い移動を意識したバイクで、カスタムを受け入れられるスタイリングにしつつも実用性を高めています。構造はシンプルなのでランニングコストは安く耐久性も期待できます。
メーカーとしては大ヒットを狙って作ったバイクではなく、排ガス規制の影響でライバルメーカーが相次いで生産終了した、250ccクラスアメリカンバイク需要の受け皿になることを狙っています。
ホンダ レブル250のスペック
車種名 | rebel250 (レブル250) |
---|---|
メーカー | HONDA(ホンダ) |
排気量 | 249cc |
発売時期 | 2017年 |
エンジン形式 | 水冷4ストローク単気筒 / DOHC4バルブ |
燃費 | 国土交通省届出値 46.5km |
トランスミッション形式 | 常時噛合式6段リターン |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング式 |
燃料供給方式 | 電子制御燃料噴射装置(PGM-FI) |
フレーム形式 | ダイヤモンド |
車両重量 | 168kg(ABS170kg) |
乗車定員 | 2名 |
最高出力 | 19kW(25PS)/9,500rpm |
最大トルク | 22Nm(2.2kgm)/7,750rpm |
新車価格 | 537,840円/ABS 588,600円 |
中古車相場 | 50万円(2017年式) |
レブル250相場情報・中古販売価格の推移
2017年式
調査年月 | 販売件数(件) | 販売価格(万円) | 想定買取相場 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
~34.9万円 | 35万円~ | 40万円~ | 45万円~ | 50万円~ | 最安 | 最高 | ||
18年12月 | 0 | 3 | 4 | 8 | 6 | 36.6 | 55.0 | 20~35万円 |
2018年式
調査年月 | 販売件数(件) | 販売価格(万円) | 想定買取相場 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
~34.9万円 | 35万円~ | 40万円~ | 45万円~ | 50万円~ | 最安 | 最高 | ||
18年12月 | 0 | 1 | 6 | 4 | 3 | 39.9 | 52.8 | 20~35万円 |
ホンダ レブル250の評価
近所の街乗り ★★★★★
通勤・通学 ★★★★★
ツーリング ★★★☆☆
峠・サーキット ★★☆☆☆
足着き性 ★★★★★
扱いやすさ ★★★★☆
タンデム ★★★☆☆
カスタム性 ★★★★☆
Vツインエンジンを搭載したアメリカンバイク特有の「ドコドコ」した重厚感あるフィーリングは感じられません。水冷単気筒エンジンなので、社外マフラーに変えると、「ババババッ」といったストリートバイクでよく聞くような排気音になります。
アメリカンバイクを乗り継いできた人から見ると物足りない部分もあり、スタイリング重視で選ぶ方の多い車種です。約170kgの軽量ボディに690mmのシート高なので扱いやすく、ストリートバイクほどの小回りはないですが、狭い場所でもストレスなく走れます。
6速ミッションを採用しているので、最高速は140km以上出る口コミもありますが、パワーは少なく高速走行や長距離ツーリングでは非力感を感じます。街中をボバースタイルのアメリカンで、かっこよく走りたい人に選ばれているバイクで、カスタムベースとしての需要が高いです。
タンデムシートを取り外したり、マフラー、タイヤ、カラーリング変更など、見た目を変えるカスタムが人気です。
ホンダ レブルの新車値引き・カスタムに関して
新車値引きの目安は1〜3万円ほどです。販売台数の少ない車種で店頭在庫を持っている販売店も少ないです。コアなアメリカンバイクファンをターゲットにした車種で、250ccクラスの中では強気な販売方針を取っています。
カスタムベースを前提に開発されたバイクですが、販売台数がまだ少なくて社外のアフターパーツは少ないです。マフラー以外は汎用品のカスタムが人気で、カスタムペイントやステッカーカスタムなどの外装のカスタムが人気です。
個性的な形状の燃料タンクを採用しているので、少し手を加えるだけでカスタムバイクらしさが際立ちます。
中古バイク・買取情報
人気・査定額 ★★★☆☆
タマ数 ★★☆☆☆
カスタム比率 ★★★★☆
発売して1年ほどですが、販売期間と販売台数の割に中古のタマは多いです。見た目とギャップのあるストリートバイクのようなエンジンフィーリングが合わずに早期売却する人のいる様子です。
マフラー交換をしている比率も高く、新車購入よりもカスタム費用を考慮すればお得感はあります。1年落ちならメーカー保証もついてくるので安心です。新車購入してマフラー交換を考えている人は中古もチェックしてみてください。
買取価格はまだまだ不透明な部分ですが、貴重な250ccのアメリカンバイクで見た目の評価が高いので、大きく値崩れすることはないと予想します。
先進装備にこだわらないシンプルな構造なので、経年数によって色褪せることはありません。高い水準での底打ちを期待できるので、長く乗ってから売った方がリセールバリューは高めに感じられるでしょう。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
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