ホンダ NM4の特徴と買う・売る時のポイント
NM4を検討している方で質問が多いのがAT限定免許で運転できるか」です。現在の運転免許の制度では大型自動二輪免許のAT限定は排気量650ccまでに限定されているため、NM4ではAT限定免許では運転する事ができません。
また、迫力のあるボディーサイズから考えれば750ccのエンジンは必要最低限の水準で、ダウンサイジングでのフレームの流用は現実的ではありません。
ホンダの中でもかなり攻めて作ったバイクだけに、数年経過して安定した実績ができないとAT限定や普通自動二輪で乗れるバイクのシリーズ化は難しく、近い将来に現実になる事は考えにくいです。
NM4に乗りたいAT限定免許の人は、対応バイクのラインナップを待つよりも、免許の限定解除を目指した方が近道になるでしょう。
Youtubeより
ホンダ NM4の特徴
車種名 | NM4 |
---|---|
メーカー | ホンダ(HONDA) |
排気量 | 745cc |
エンジン形式 | 水冷4ストローク直列2気筒/OHC4バルブ |
燃費 | 国土交通省届出値38.0km |
トランスミッション形式 | 電子式6段変速(デュアル・クラッチ・トランスミッション) |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング式 |
燃料供給方式 | 電子式〈電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)〉 |
フレーム形式 | ダイヤモンド |
車両重量 | 245kg |
乗車定員 | 2名 |
最高出力 | 40kW(54PS)/6,250rpm |
最大トルク | 68Nm(6.9kgm)/4,750rpm |
新車価格 | 999,000円 |
中古車相場 | 60万円~80万円 |
中古車相場 | 30万円~55万円 |
NM4相場情報・中古販売価格の推移
年式による価格差が少ないので、高年式・低走行が狙い目です。
高年式は割安感がありますが、初期型は底堅く高値を維持しています。新車の販売台数が少ない車種なので、将来の買取価格は読みにくいです。スタイリング重視の車種なので外装の艶を重視されます。
ホンダ NM4の評価
近所の街乗り ★★☆☆☆
通勤・通学 ★★★☆☆
ツーリング ★★★★★
峠・サーキット ★☆☆☆☆
足着き性 ★★★★★
扱いやすさ ★★★☆☆
タンデム ★★★☆☆
カスタム性 ★★☆☆☆
2014年4月に発売した新しいジャンルの新型車です。ホンダの20代〜30代の若手で結成した開発チームが漫画やアニメのようなバイクを作ろうというコンセプトで開発された近未来的なバイクです。
標準グレードのNM4-01とリア両サイドに大型ボックスを搭載したロングツアラーのNM4-02の2グレードが用意されています。更に2015年2月には全11色のボディーから選べるカラーオーダープランを用意。受注生産でかつ2万円弱のオプション料金を選ぶと、大型バイクとしては珍しい多彩のカラーの選択肢ができて、自分だけのオリジナリティあふれる1台を購入できます。
最大の特徴はスタイリングで車高が極端に低く、潜り込むようなライディングポジションに、可変式のライダー用バックレストがあり、快適な姿勢で長距離移動をする事ができます。
エンジンは2気筒の750ccで、NM4-01では100万円を切る価格設定ながら、まるでリッターバイクのような迫力のあるフォルムが魅力です。ミッションは電子式のデュアルクラッチを採用。これはセミATを意味してクラッチ操作不要のギアチェンジや、AT走行モードなどを選ぶ事ができます。
また、メーターは25色のバックライトを用意したデジタルメーターを採用。好みの色に固定する事や、ギアや走行モードによって自動的に色が切り替わる自動モードを選べます。外観だけではなく、細かい部分にも近未来的な雰囲気を感じる事ができます。
ニーグリップも可能なスタイルやAT走行可能で低いライディングポジションから、ロングツアラーとビッグスクーターの中間の位置づけに評されるバイクです。
新車値引き・カスタムに関して
新車値引きの目安は5万円~8万円程。2015年追加したカラーオーダープランは受注生産になるため値引きは若干小さくなります。もう少し待てば通常カラーを中心にもう少し値引き枠が拡大する事も予想されます。
斬新なスタイリングでホンダが力を入れて開発した車種ですが、新車の販売台数はあまり伸びませんでした。そのため、新車販売台数が少ないにも関わらず、現在は新車の店頭販売をしている業者が多数あります。店頭の長期在庫であれば、10万円~15万円ほどの値引きで売られています。
なお、2016年3月に電子制御の設定変更など、軽微なマイナーチェンジを行っています。格安在庫を見つけたら、マイナーチェンジ後のモデルなのか確認しましょう。スタイリングやスペックはマイナーチェンジ後も変更はないので、安ければマイナーチェンジ前の新車在庫もオススメです。
カスタムに関しては、ノーマルの時点で個性が強く必要性は少ないです。現状では社外品のパーツ自体が少ないです。ロングツアラーになるので、ETCやナビなどの純正オプションが売れ筋です。
中古バイク・買取情報
人気・査定額 ★★★☆☆
タマ数 ★★☆☆☆
カスタム比率 ★☆☆☆☆
発売から3年が経過して、中古のタマ数も少ないながら増えてきました。全体的にはNM4ー02の方がタマ数が多く、中古市場での評価も高いです。
買取情報は、新車の売れ行きも悪い事もあって、3年で購入価格の50%を下回るケースが多いです。今後も買取相場がさらに下落する可能性もあるので、なるべく早めに売却を検討するとよいでしょう。在庫販売しても、すぐに買い手がつく車種ではないので、全国に販売網を持っている大手買取業者の利用がオススメです。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
どのバイク買取業者に売るかお悩みの方へ
- 厳選の1社に買取依頼するなら「バイク王」がおすすめ
- バイクをなるべく高く、でもできるだけ手間をかけずに売却するには、面倒な手続きを代行してくれる「バイク買取業者」を利用するのがポイントです。バイク王は当サイト人気No.1。
『バイク王』の公式ホームページはこちら - 一括査定でじっくり売り先を探す
- 手間と時間をかけても一円でも高く売りたい方は、複数社の査定を受けるのもいいですよ。
『バイク比較.com』で一括無料査定はこちら
こちらの記事もあわせてどうぞ
- HONDAのバイクの特徴や買取相場
- HONDAのバイクの特徴や買取相場を、車種別に多数紹介しています。
HONDAのバイクの特徴や買取相場 - バイクの最新ニュース
- バイクの試乗会参加レポート、新型モデル情報の最新ニュースを紹介しています。
バイクの新型情報ニュース - バイクを売るコツ
- バイクを売るコツをつかめば、早く売る、高く売る、簡単に売るなど自分の希望に応じた売り方を選ぶことができます。
「バイクを売るコツ」はこちら - どの買取業者に売るかお悩みの方へ
- どこの買取業者に売るかで迷ったら、当サイトのおすすめ買取業者をご参考下さい。
みんながどこでバイクを売っているか、買取業者利用アンケートも紹介しています。
「おすすめのバイク買取業者」はこちらで紹介