クロスカブ50/110(2018-)を買う時・売る時のポイント

2018年2月23日に2代目クロスカブが発売します。従来モデルのクロスカブは、オーストラリアの郵政用バイクをベースにした経緯があり、2013年5月にハンターカブの後継車種として発売されました。新型クロスカブは新しく50ccモデルを追加。110ccモデルと2種類のエンジンラインナップになります

最近はモンキー、エイプの生産終了で、50ccのストリート向けミッションバイクが少なくなっていましたが、クロスカブは50ccでギアチェンジをしながら街中をオシャレに乗りたいユーザーを取り込めそうです。

新型クロスカブでは、新デザインのヘッドライトガードが装着されて、クロスオーバーの要素が強まっています。実際にオフロードをバリバリ走るバイクではないですが、タフなスタイリングで市街地を走るギャップに醍醐味を感じます。

クロスカブ110のホイールは、従来型やスーパーカブと同じ17インチですが、クロスカブ50は14インチホイールを装着し、販売終了になったリトルカブの後継車種としての役割も担っています。タイヤが小さいので小回りも利いて扱いやすいです。ホイールサイズが違うだけでクロスカブ110と見た目の印象も大きく変わり、オシャレな印象が強まります。

カラーバリエーションは50ccが白と赤の2色。110ccが赤、黄色、緑(モスグリーン)の3色です。色によって印象も大きく変わります。110ccは2人乗りにも対応し、純正タンデム用シートも用意される予定です。タンデムステップは標準なのでノーマル状態でも荷台をシート変わりにして2人乗り可能です。

クロスカブ50/110(2018-)の特徴

車種名 CROSS CUB110/50
メーカー HONDA (ホンダ)
排気量 109cc/49cc
発売時期 2018年2月23日
エンジン形式 空冷4ストローク単気筒/OHC2バルブ
燃費 国土交通省届出値 61.0km/94.0km
トランスミッション形式 常噛4段リターン
クラッチ形式 湿式多板ダイヤフラムスプリング式
燃料供給方式 フューエルインジェクション(電子制御燃料噴射装置PGM-FI)
フレーム形式 バックボーン
車両重量 106kg(100kg)
乗車定員 2名(1名)
最高出力 5.9kW(8.5PS)/7,500rpm (2.7kW(3.7PS)/7,500rpm)
最大トルク 8.5Nm(0.87kgm)/5,500rpm (3.8Nm(0.39kgm)/5,500rpm)
新車価格 334,800円(291,600円)
中古車相場 20〜24万円(平成26年式)

基本構造はスーパーカブと共通

スーパーカブは2017年11月10日にモデルチェンジを行い、国内の熊本工場生産に戻されました。低フリクション技術を使って効率を高めた新エンジンは、インジェクションとの相性も良く、燃費性能・耐久性ともにパワーアップしています。

2段クラッチによってカブの弱点でもある変速ショックも大幅に軽減されています。また、LEDヘッドライトなどの先進装備もクロスカブに採用されています。

価格の高さがネック

国内生産に戻したことのコスト増や、バイク業界全体が新車の値上げ傾向(経済全体のインフラによる影響)もあり、従来モデルと比較すると以下の価格差があります。

・旧型クロスカブ110:286,000円 → 新型クロスカブ110:334,800円
・リトルカブ:216,000(セル無し) → 新型クロスカブ50:291,600円

クロスカブ110で約5万円。クロスカブ50はリトルカブとの比較になりますが、セル無しモデルと比べると7万5千円値上げしています。

クロスカブは学生を中心に若者にオススメしたいバイクです。スピードは遅いですが、空冷OHCエンジンのミッションバイクはフィーリングが良く、スクーターよりも走るのが楽しいです。学生からみれば実質の大幅値上げの負担は大きく、クロスカブ50で30万円出すのであれば、中古で幅広い車種の選択肢も出てきます。

新車の安心感もあるので、現行ラインナップで面白く、個性の強い50ccミッションバイクが登場したのは嬉しいニュースですが、価格設定は正直残念です。いくらランニングコストは安くても、新車購入価格がスクーターよりも大幅に高ければ購入を躊躇してしまうでしょう。

買う時は大変ですが、新車で買って最低限のメンテナンスをすれば数十年は乗れるバイクとして検討してみてください。

ホンダ クロスカブの評価

カブシリーズは累計1億台を突破した実績もあり、買って失敗のない定番車種です。2017年にモデルチェンジしたスーパーカブと同じ構造に加えて、先代よりも市街地に合うバイクに大幅パワーアップしました。クロスカブ110は新パターンのセミブロックタイヤを履いて、悪路走破性能を高めたほか、見た目の印象もクロスオーバーテイストを強めています。

2人乗りに対応するなど、ユーザーの声をよく聞いて開発したことが伝わってくる、ホンダのこだわりを感じる1台です。価格もネックになって販売台数は伸び悩むかもしれないですが、5年後・10年後も色あせない車種になるでしょう。

是非、若い方に買ってもらって、20年・30年後も持ち続けて思い出の詰まったバイクへと育ててもらいたい1台です。

ホンダ クロスカブの中古バイク・買取情報

先代のクロスカブも中古バイク市場で高く評価されています。新型の登場でデザインや生産国も変わりました。今後は型落ちの値崩れも懸念されるので、早めの売却を検討した方がよいでしょう。ただしカブシリーズの耐久性は型落ちでも変わらないので、長期的に見れば高い水準で買取相場の底打ちをする見込みです。

新型クロスカブの中古バイク情報はありませんが、見た目のインパクトもあるので、少し待てば新古車も出回ってくる可能性があります。新車値引き情報と比較して検討してみてください。

クロスカブ50は貴重な原付のオシャレなミッションバイク、クロスカブ110は新型になってクロスオーバーテイストを強めています。2つのモデル共に中古バイク相場では高く評価されるでしょう。

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