ホンダ CBR600RRの特徴や売る・買う時のポイント


youtubeより

ピュアスポーツのバイクはリッタークラスに興味を持つ人も多いですが、公道を走る事を考えれば軽量化されてバランスの良い600ccクラスの方が圧倒的に扱いやすいです。ちょっとした峠道や地方のサーキットを走った場合、初心者〜中級者であればCBR1000RRに乗るよりもCBR600に乗った方が早く軽快に走る事ができます。

軽量コンパクトにこだわったスタイリングが、コーナリング性能が高いのはもちろん、最近スーパースポーツの派生車種として増えてきたフルカウルバイクと比較してもスポーティーな外観です。飛ばしたり、コーナーを攻める走り方をしない人からも人気が高く、「レーシーなバイク」という観点ではCBR1000RRよりも上だと評価できます。

2016年に生産終了しましたが、2020年に4年振りの復活を遂げ、電子制御技術やウイング付きカウルなど先進技術を多数投入して大幅パワーアップを遂げました。
国内モデルでは唯一のラインナップになる本格600ccスポーツバイクです。


https://www.honda.co.jp/より

ホンダ CBR600RRの特徴

車種名 CBR600RR
メーカー ホンダ(HONDA)
排気量 599cc
エンジン形式 水冷4ストローク直列4気筒/DOHC4バルブ
燃費 国土交通省届出値23.5km
トランスミッション形式 常噛6段リターン
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング
燃料供給方式 電子式〈電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)〉
フレーム形式 ダイヤモンド
車両重量 194kg
乗車定員 2名
最高出力 89kW(121PS)/14,000rpm
最大トルク 64Nm(6.5kgm)/11,500rpm
新車価格 1,606,000円
中古車相場 45万円〜110万円
想定売却価格 20万円~75万円

CBR600RR相場情報・中古販売価格の推移

2013年以降の最終モデルが高いです。年式ごとにタマ数が分散しています。

リッタークラスSSに比べて距離のよる加減点が大きいです。生産終了後も買取相場は安定しています。

新型CBR600RRの変更点

2016年モデルに比べた2020年モデル新型CBR600RRの主な変更点は次の通りです。

・エンジンを改良してフルパワー化
・最高出力121PSへ向上(先代国内モデル78PS・海外モデル119PS)
・エンジン細部のアップデートでコントロール性を向上
・アシストスリッパークラッチを追加
・電子制御技術を大幅アップデート(パワーセレクター・ホンダセレクタブルトルクコントロール・ウイリー挙動緩和・セレクタブルエンジンブレーキ制御)
・ウイングレット付きカウルへ外装を大幅変更
・車両重量5kgアップ
・車両価格を約30万円値上げ

エンジンの型式は共通ですが、排ガス規制に適合させながらパワーアップを果たした点を高く評価できます。電子制御技術も惜しみなく投入され、600ccスーパースポーツバイクではライバルより頭ひとつ以上飛び抜けた存在になりました。

ホンダ CBR600RRの評価

近所の街乗り  ★★☆☆☆
通勤・通学   ★★☆☆☆
ツーリング   ★★★★☆
峠・サーキット ★★★★★
足着き性    ★★☆☆☆
扱いやすさ   ★★★☆☆
タンデム    ★☆☆☆☆
カスタム性   ★★★★☆

CBR600RRは、2003年2月にCBR600F4iの後継モデルとして発売したピュアスポーツバイクです。ちょうど発売したこの時期は世界最高峰のバイクレースのMOTO-GPが500ccの2ストバイクから1,000ccの4ストバイクに変更された時期でもあります。

ホンダからはレーシング車両のRC211Vが開発されて、その先進技術も存分に投入されています。その後始まったスーパースポーツバイクブームの火付け役にもなった1台で、CBR600RRもヒット車種になりました。

先代のCBR600Fシリーズに比べて、スポーツ性能を重視したピュアスポーツになり、収納性や足着き性は犠牲になっています。現行モデルは2006年に発売した3代目になり、ABSモデルの設定とカラーリングによって異なる価格でグレード分けがされています。

CBR600RRは初代から猫目のデュアルヘッドライトが特徴で外観の評判が非常に良かったです。現在ではCBRシリーズの定番スタイルにもなっていて、当時はCBR400RRやNSR250Rをはじめ、社外品でCBR600RR風ヘッドライト付きアッパーカウルが流行になるほどでした。

2010年〜2015年まではMOTOーGPに次ぐ世界最高峰のMOTO2クラスのレースでは、CBR600RRのレースベース車のワンメイクレースになるなど、先進技術がデビュー以来惜しみなく投入され続けている、もっともレース車両に近い市販バイクの代名詞でもあります。3代目では、軽量化や重心の調整など戦闘力をあげつつも、手軽な峠のワインディングも扱いやすく改良されています。

2016年に日本仕様と欧州仕様の生産終了が発表されました。完全生産終了という噂が出回りましたが、2017年モデルではアメリカ仕様はラインナップに残っているようです。今後、2017年モデルが逆輸入車として国内で手軽に購入できるかは不明です。

2020年モデルは30万円の値上げになりましたが、大型バイク全般が大幅な値上げをされていて、スペックの向上や装備の充実度を考えれば先代よりもお得感が高まりました。今から新車で600ccスポーツバイクを買うなら新型CBR600RRで決まりでしょう!

新車値引き・カスタムに関して

国内仕様と欧州仕様が生産終了になりましたが、現在も在庫販売している業者が多数あります。一時期は10万円以上の値引き販売されていた時期もありますが、生産終了を機に値引きが引き締められるようになりました。
今後はアメリカ仕様が逆輸入される可能性が残されていますが、新車購入したい方は在庫が多いうちに値引きを気にせずおさえておくとよいでしょう。

新車値引きは一切行っていません。ホンダはCB1300シリーズをはじめ、大型バイクを値引きなしで販売する事例が増えています。おそらくCBR600RRも長期的に値引きなしの販売を続けることになるでしょう。

カスタムについては、扱いやすいサイズのピュアスポーツだけあって、需要が多くアフターパーツも多数出ています。マフラーやフェンダーレスキットなどの定番カスタムをはじめレーシングローター&キャリパーやサスなど、足回りやブレーキなどにこだわる人も多いです。

中古バイク・買取情報

人気・査定額 ★★★★☆
タマ数    ★★★☆☆
カスタム比率 ★★★★☆

600ccクラスのスーパースポーツの人気は衰えが見えますが、未だに中古市場では高値水準を維持しています。中古バイクを購入検討している人は、年式を古くしてもそれほど安くならないので、3代目の現行モデルを探す事をオススメします。初めてのスーパースポーツの購入ではオススメできる車種です。

低年式の型落ちモデルは値崩れが起こり始めています。売却を検討している人は経年数による査定減点が大きくなってきているので、早めの売却がオススメです。高年式で状態が良ければ驚くような高値が付くケースもあります。

新型CBR600RRについては、ライバルを大きくリードする性能と装備を搭載していますので、買取相場は高値水準を維持するでしょう。リッタークラスSS(スーパースポーツ)の性能アップも進んでいるため、再び扱いやすい600ccスーパースポーツバイクの人気が高まるかもしれません。

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