かつてのCBR1000RRといえば、国内仕様を購入して、フルパワーキットを買えば気軽に逆車同様のフルパワーを楽しむ事ができました。しかし、その後不具合が多発して、ホンダからは現行モデルのフルパワー化に対する情報規制を行いました。

これにより、素人や街の小規模業者のバイク屋さんが手軽にフルパワー化をする事が難しくなりました。

しかし2017年のフルモデルチェンジでは国内仕様で192馬力のフルパワー化したモデルが用意できました。素人では到底扱いきれるパワーではありませんが、最新鋭の電子制御によって、かつてのパワーを抑えた国内仕様よりも扱いやすさが向上しています。

ホンダ CBR1000RRの特徴

CBR1000RR相場情報･中古販売価格の推移

低年式はライバル車種より高く、2008年以降の型落ちはライバル車種より安いです。現行モデルは人気が高く、SP2はプレミアム価格で流通しています。

現行モデルは高価買取を期待できます。先代は底打ち、2000年代の初期モデルは将来的に一段安くなるかもしれません。

ホンダ CBR1000RRの評価

近所の街乗り　　★☆☆☆☆
通勤・通学　　　★★☆☆☆
ツーリング　　　★★★★☆
峠・サーキット　★★★★★
足着き性　　　　★★★☆☆
扱いやすさ　　　★★☆☆☆
タンデム　　　　★☆☆☆☆
カスタム性　　　★★★★☆

CBR1000RRは言わずと知れたホンダの最強スーパースポーツです。世界最高峰のレースMOTOｰGPで使用されているRCシリーズの先進技術が惜しみなく投入されています。

これまではフルパワー化されたライバルメーカーの逆輸入モデルに押されていましたが、2017年に6年ぶりのフルモデルチェンジを行い、国内仕様で192馬力のフルパワーバイクを手軽に購入できるようになりました。

現在、リッタークラスSS(スーパースポーツ)は電子制御によって公道での扱いやすさを重視した新しい時代に突入しています。CBR1000RRは最新モデルだけあって、サーキットでの戦闘力も公道での実用性も高い水準で兼ね備えている注目モデルです。

今回のフルモデルチェンジで、より先進性あふれるシャープな外観に生まれ変わったのも、大きなポイントです。

新車値引き・カスタムに関して

フルモデルチェンジをして2017年モデルの予約はほぼ埋まっていると言われています。気になる値引き情報は、ドリーム店を利用の場合で車両値引きが5万円ですが、用品値引きがプラスで10万円～15万円ほどあり、実質20万円近い値引きが行われていたようです。

カスタムに関しては、フルパワー化された事で先代に加えて必要性が薄れました。ETCやクイックシフター、シングルシートカウルなどの純正オプションが人気です。

中古バイク・買取情報

人気・査定額　★★★★☆
タマ数　　　　★★★☆☆
カスタム比率　★★★☆☆

型を問わず安定した人気を誇る車種です。人気が高く、年式や走行距離に多少問題があっても中古市場では高値で取引されています。各メーカーから相次ぐ新型車の投入でスーパースポーツのカテゴリーは再び人気が上昇傾向にあります。

ここ数年は電子制御の進化で大幅にパワーアップしました。今後は180馬力以上のモデルでも電子制御が付いていない旧型は若干価値が下がっていく懸念もあります。

型落ちモデルの売却を考えている人は早めに検討する事がオススメです。最新モデルであれば、当面は高いリセールバリューを期待できます。

中古を探している人は、相場の底打ちが高値で起こっているので、多少高くても高年式、低走行、サーキット走行歴なしなどの条件の良い中古バイクを探しましょう。

ライター：ブルさん

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。