ホンダ 400Xの特徴と買う・売る時のポイント
CBR400R。CB400Fの3兄弟の中で一番遅くデビューしたのが、ホンダ400Xです。それだけメーカーは400Xへの期待が大きかった事を意味しています。近年では250ccクラスの車種のクオリティが上昇した事や、大型バイクの魅力が増した事で、400ccクラス全体の売上が大幅に減少傾向にあります。
そこに歯止めをかけるべき開発したホンダの本気のバイクがこのツインエンジンの3兄弟です。単純にパワーを求める人ではなく、250ccにはないゆとりのあるパワーで安定した走りを実現し、軽い車体で大型や4発のエンジンにはない取り回しのしやすさを実現しています。
こうしたメーカーの狙いを考えれば、3兄弟の中でも400Xは最もメーカーの戦略や市場のニーズに合致した車種だと言えるでしょう。
ホンダ 400Xの特徴
車種名 | 400X |
---|---|
メーカー | ホンダ(HONDA) |
排気量 | 399cc |
エンジン形式 | 水冷4ストローク直列2気筒/DOHC4バルブ |
燃費 | 国土交通省届出値39.7km |
トランスミッション形式 | 常噛6段リターン |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
フレーム形式 | ダイヤモンド |
車両重量 | 192kg |
乗車定員 | 2名 |
最高出力 | 34kW(46PS)/9,500rpm |
最大トルク | 37Nm(3.8kgm)/7,500rpm |
新車価格 | 741,960円(ABS:792,720円) |
中古車相場 | 40万円~55万円 |
想定売却価格 | 20万円~35万円 |
ホンダ 400Xの評価
近所の街乗り ★★★☆☆
通勤・通学 ★★★★☆
ツーリング ★★★★★
峠・サーキット ★★★☆☆
足着き性 ★★★☆☆
扱いやすさ ★★★★☆
タンデム ★★★★☆
カスタム性 ★★☆☆☆
2013年に新発売したホンダの400ccツインです。フルカウルのCBR400R、スポーツネイキッドのCB400Fとハーフカウルに大型スクリーンが特徴の400Xの合計3兄弟を同時リリースして注目を集めました。このカテゴリーで注目したいのが400Xです。これまで400ccクラスのロングツアラーは車種が少なくて待望していたユーザーも多かったジャンルです。
3兄弟で唯一、一体型のタンデムシートを採用。シートクッションもしっかりしていて実用性が高いです。普段の運転ポジションはハンドル位置が高いので、疲れにくい楽な形を取れて、高速道路では大型カウルが付いているので余裕を持ってクルージングする事ができます。
エンジンとフレームはこの3兄弟の為に新設計された新型で、400ccの排気量があれば余裕があり、高速からツーリング、街乗りまで万能性が高いです。
400Xは快適性を重視しているのでサスの設定は柔らかく、荷重が若干後ろよりにかかっている設定になります。ボディー剛性は新設計のフレームで強いのですが、足元が柔らかいので、綺麗に舗装された路面での高速走行は安定しますが、砂利道や荒れた道路などでは、フワフワしすぎて若干扱いにくくなります。
サスストローク自体は上級車種のNC700Xなどに比べて狭くなっています。400Xの場合は余裕をもったリーンウィズでのコーナリング性能は高いですが、高度なライディングでブレーキングからフロントフォークの反発力を使って曲がろうとすると若干物足りなさを感じます。
パワー的にもツインエンジンという事もあり、スポーツ性能よりかはクルージングや街乗りの楽しさを追求したエンジンです。これに剛性が高い新開発のダイヤモンドフレームを合わせているので、面白みのある走りが特徴です。カスタムをすればそれなりに走れるようにもできる底力を持っています。
新車値引き・カスタムに関して
2016年にマイナーチェンジを行いデザインをVFR1200Xをベースに一新し、LEDヘッドライト&テールランプを追加し、車両価格を5万円ほど値上げしました。カラーリングは全モデル同一価格で、約5万円プラスでABS機能が付いてきます。
新車価格の上昇と、販売不振によって大幅な値引きが期待できるようになりました。一般的な値引き相場は10万円~15万円。格安販売業者では20万円~25万円の値引きで店頭在庫販売しているケースもあります。
3兄弟の中でも、ノーマルでの満足感が高い落ち着いた車種になりますが、ベースがスポーツバイクなのでカスタムすれば、スポーツ性を増す事もできます。
中古バイク・買取情報
人気・査定額 ★★★☆☆
タマ数 ★☆☆☆☆
カスタム比率 ★☆☆☆☆
デビューから4年が経過して中古のタマ数も多少は増えてきました。しかし新車の売れ行き自体が悪いので、今後中古が大幅に増えることはないでしょう。
車検がある影響で、売却時期に車検が重なると査定が不利になる傾向が強いです。バイクが新しいうちはユーザー車検に挑戦するなどして、車検残を残した状態で売却する事がオススメです。
現在は400ccの平均的な相場水準を維持しています。新車を叩き売り(大幅値引き)するようになってきたので、今後中古市場の相場も下落する可能性があります。売却を検討している人は早めの時期に検討しましょう。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
どのバイク買取業者に売るかお悩みの方へ
- 厳選の1社に買取依頼するなら「バイク王」がおすすめ
- バイクをなるべく高く、でもできるだけ手間をかけずに売却するには、面倒な手続きを代行してくれる「バイク買取業者」を利用するのがポイントです。バイク王は当サイト人気No.1。
『バイク王』の公式ホームページはこちら - 一括査定でじっくり売り先を探す
- 手間と時間をかけても一円でも高く売りたい方は、複数社の査定を受けるのもいいですよ。
『バイク比較.com』で一括無料査定はこちら
こちらの記事もあわせてどうぞ
- HONDAのバイクの特徴や買取相場
- HONDAのバイクの特徴や買取相場を、車種別に多数紹介しています。
HONDAのバイクの特徴や買取相場 - バイクの最新ニュース
- バイクの試乗会参加レポート、新型モデル情報の最新ニュースを紹介しています。
バイクの新型情報ニュース - バイクを売るコツ
- バイクを売るコツをつかめば、早く売る、高く売る、簡単に売るなど自分の希望に応じた売り方を選ぶことができます。
「バイクを売るコツ」はこちら - どの買取業者に売るかお悩みの方へ
- どこの買取業者に売るかで迷ったら、当サイトのおすすめ買取業者をご参考下さい。
みんながどこでバイクを売っているか、買取業者利用アンケートも紹介しています。
「おすすめのバイク買取業者」はこちらで紹介