ハーレーダビッドソン FLSS ソフテイル スリムSの特徴と買う・売る時のポイント
FLSSソフテイルスリムSは、既存のリッタークラスのハーレーに物足りなくなった方のために造られたベテランライダー向けのバイクです。ノンカウルで車体が比較的軽い事や、トルクで走るアメリカンバイクの特性上、初心者の方でも扱うことは難しくありません。
しかし、FLSSソフテイルスリムの魅力を理解するためには、複数台のハーレーダビッドソンに乗ってきた経験が必要だと思います。スペックだけでは伝わらない、ほかの車種とは一味違うフィーリングが特徴のバイクです。
ノンカウルのソフテイルに1,801ccのエンジンを組み合わせたアメリカンバイクは正直言ってオーバースペックです。しかし、常識を超えたハイパワーだからこそ、通常のFLSソフテイルスリムを超える乗り味があり、保有する特別感が大きいです。
おそらくFLSSを購入したオーナーの方は、既存のバイクにパワー不足を感じていたのではなく、まわりよりも一歩上のエンジンとの組み合わせに魅力を感じていることでしょう。
タンクに大きな星をペイントした専用カラーもインパクト抜群で、カウルがない事でエンジンをより大きく見せる効果もあります。
このページの目次です
ハーレーダビッドソン FLSS ソフテイル スリムSの特徴
車種名 | FLSS ソフテイル スリムS |
---|---|
メーカー | ハーレーダビッドソン |
排気量 | 1,801cc |
エンジン形式 | Screamin’ EagleR Twin Cam 110B, 空冷45度Vツイン |
燃費 | – |
トランスミッション形式 | 常噛6段リターン |
クラッチ形式 | 湿式多板 |
燃料供給方式 | インジェクション(Electric Sequential Port Fuel Injection) |
フレーム形式 | – |
車両重量 | 321kg |
乗車定員 | 1名 |
最高出力 | – |
最大トルク | 129Nm/3,496rpm |
新車価格 | 2,488,000円(ビビットカラー)/2,530,000円(モノトーン) |
中古車相場 | 200万円〜230万円 |
想定売却価格 | 150万円〜180万円 |
発売時期 | 2016年〜現在 |
ハーレーダビッドソン FLSS ソフテイル スリムSの評価
FLSS ソフテイル スリムSは2016年に投入されたニューモデルです。末尾のSはスペシャルを意味していて、Sシリーズとしてファットボーイ・ローSも同時発売しています。
従来のソフテイルスリムは1,584ccエンジンでしたが、ハーレーの最大排気量の1,801ccスクリーミンイーグル ツインカム110Bエンジンを搭載しています。ネイキッドモデルに最大排気量エンジンを合わせた事で、力強いトルクやエンジンフィーリングをダイレクトに体感できます。
歴代のハーレーのモデルで、この最上級エンジンがノンカウルバイクに搭載されるのは初めての事です。まさにハーレーの歴代モデルのなかでも最強と言えるモンスターバイクで、凶暴でパワフルな乗り味が特徴です。
排気量が大きいので重量も300kg台となっていますが、上級モデルの重量増傾向が強い高年式モデルの中では、コンパクトにまとめられたと評価できます。
アメリカンバイクらしい乗り味なのでハイパワーを制御できないほどのジャジャ馬ではなく、街中や高速走行など、どの速度域からでも圧倒的なパンチ力を味わえます。
ハーレーダビッドソン FLSS ソフテイル スリムSの新車値引き・カスタム
ハーレーダビッドソンのバイクは全般で新車値引きは少ないです。FLSSソフテイルスリムSは新型のスペシャルモデルのため、より新車値引きは引き締められています。車両値引きは間違いなく0円、当面は店頭在庫の特価販売もないでしょう。
カスタムに関しては、ノンカウルのスタイリングと大排気量を合わせたバイクのため、パニアケースなどの大きなオプションパーツの需要は低いです。大排気量エンジンのスポーティーモデルため、マフラー交換を希望する声も多いですが、現状アフターパーツのラインナップはほとんどありません。
一部のコアなファンは北米仕様のマフラーを取り寄せて装着しています。
ハーレーダビッドソン FLSS ソフテイル スリムSの中古バイク・買取情報
デビューして間もない新型バイクですが、中古市場では一度個人の手に渡った中古が全国で数台流通しています。現在は走行距離が少ない極上車ばかりで、新車より割安感もあります。
ハーレーの中でも、これまでにない特別なモデルなので、発売直後に購入してフィーリングが合わず手放した需要があるようです。今後は短期的に中古のタマが増えていく事は考えづらいです。
売却を検討している方は、新車購入から1〜2年で手放すと割安感が出てきますが、排気量が大きい上級モデルのため3年以上経過すれば、ほかの車種と比較して中古相場は高い水準に落ち着くことが予想されます。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
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