DUCATI Superbike Panigale Rの特徴と買う・売る時のポイント
近いスペックで例を挙げるとKTMの690DUKEなどになるので、公道で走らせる分には場所を問わずそれなりに走ります。最近では2190万円という価格でGPマシンの公道仕様を発表したホンダのRC213V-Sも、日本仕様のスペックはパニガーレRと同じ70馬力に抑えられています。
これは本物の世界最高峰のレーサーをナンバー付けて公道用として市販する為には必要な事かもしれません。実際に、こうしたフラッグシップモデルではレース経験などはないけど、レーサーに憧れて購入する富裕層も多いので、死人を出さない為の配慮だと言えます。
このページの目次です
DUCATI Superbike Panigale Rの特徴
車種名 | Superbike Panigale R (パニガーレR) |
---|---|
メーカー | DUCATI |
排気量 | 1,198cc |
エンジン形式 | スーパークアドロL型2気筒4バルブ,、デスモドロミック水冷 |
燃費 | – |
トランスミッション形式 | 6速DQS(ドゥカティ・クイック・シフト) |
クラッチ形式 | 湿式多板 油圧式 スリッパークラッチ機構、セルフサーボ機構付 |
燃料供給方式 | 三菱電機製電子制御燃料噴射、ツインインジェクター、楕円形スロットルボディ、フルライドバイワイヤシステム |
フレーム形式 | アルミニウム製モノコックフレーム |
車両重量 | 184㎏ |
乗車定員 | 2名 |
最高出力 | 52.2KW(70HP)/5,100rpm |
最大トルク | 100NM(10.2kgf) / 4,500rpm |
新車価格 | 3,999,000円~ |
中古車相場 | 340万円~360万円 |
想定売却価格 | 20万円〜35万円 |
DUCATI Superbike Panigale Rの評価
DUCATI Superbike Panigale Rは、ドゥカティのフラッグシップピュアスポーツバイクのパニガーレシリーズの最上位グレードです。2014年に発売をしてエンジンは先代の1198ccを使用しています。エンジン内部にまで徹底的にチューニングをしていて、本国仕様はパニーガーレ1299と同等の205馬力を発生させます。
さらにツインエンジンの長所も最大限まで活かして、車体を極限まで軽量化をしています。通常のパニガーレ1299と比較すると10kg以上も軽く、スーパーバイクシリーズなど最高峰のレースで走っている車両に限りなく近い公道モデルです。
日本仕様では、馬力を70馬力まで抑えられています。しかし制御内容は回転数を抑えたコンピュータ制御のみで専用 ECU 付きテルミニョーニ製フルエキゾーストをはじめ、装備は全て本国仕様と共通になっています。ECUの書き換え等で即フルパワー化してレースやサーキット走行が可能になりますし、公道向けに抑えられたパワーで、初心者~中級者でも手軽に最高峰のレーシングマシンを公道で乗り回す事ができます。
ライバルに近いのは、カワサキのH2Rで、メーカー側は商売を目的にしているのではなく、ブランドイメージや広告塔の為に市販モデルを販売しているバイクだと言えます。
DUCATI Superbike Panigale Rの新車値引き・カスタム
パニガーレシリーズは値引き販売を行っていますが、パニガーレRになると別格扱いで値引きなし販売も当たり前になります。少しでも安く買いたい方は、ごくまれに在庫販売している大型店が20万円~30万円程の値引きをしているケースもあります。
販売店も値引き枠を持っていない訳ではないので、値引きゼロなら他のお店で買う姿勢を見せれば、ある程度の値引きには応じてくれます。バイク屋との付き合いが親密なレーシングチームを除いて公道走行を目的としているオーナーの多くは、細かい値引き額を気にせずに定価購入しているケースも多いバイクになります。
カスタムに関しては、フルパワー化をするか否かの1択です。公道走行を目的にしている場合は、新車購入後すぐにフルパワー化をするのを販売店が安全面を考慮して拒否するケースもあります。
エンジン、足回りは全てが洗練された完璧に仕上がったバイクなので、社外品を導入する余地はほとんどないバイクでカスタムの要素はほとんどありません。
DUCATI Superbike Panigale Rの中古バイク・買取情報
全国で探して数台の実績しかありませんが、一般販売で売りに出る中古も出てきました。
サーキット使用された中古が中心ですが、パニガーレRは正しいメンテナンスを行うレーシングチームや富裕層しか購入できないバイクです。転倒歴がなければ、中古バイクのコンディションは期待できます。最新モデルもスペックの変更はないので、レース目的の方も中古購入で問題はないでしょう。
売却価格については、タマ数が少なく再販が難しい車種なので、業者によって評価が大きく変わってきます。現在のスーパーバイクレース(4気筒1,000cc以下、2気筒1,200cc以下)のレギュレーションでは最高水準のスペックです。レースで表彰台を狙えるバイクである限り中古バイク相場は下がらないでしょう。
より高性能の新型バイクが出ると値崩れを起こす可能性があります。売却を検討している方は、ライバルメーカーも含めて最新バイク情報もチェックしておきましょう。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
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