DUCATI Panigale 1199Sの特徴と買う・売る時のポイント
パニガーレ1199SはLツインエンジンなどドゥカティらしさを出しながら、玄人もうならせるドゥカティの傑作バイクです。
標準グレードのパニガーレ1199は、車両価格がパニガーレ1199Sより50万円安い209万円です。Sに付いているオーリンズ製の電子制御サスペンションやLEDヘッドライトなどは、軽く見積もりしても50万円以上の価値があると評価できます。
中古市場では、標準とSの価格差がさらに縮まっているので、多少購入費用が高くても、1199Sを探してみる価値があります。中古ではフルパワー化された状態のものも多く、購入後はほとんど手を加える必要はありません。
メンテナンスや部品交換で費用が高い外車ならではのデメリットがありますが、パッケージングと価格帯でコストパフォーマンスが高いと評価できます。
このページの目次です
DUCATI Panigale 1199Sの特徴
車種名 | パニガーレ1199S |
---|---|
メーカー | DUCATI |
排気量 | 1,198cc |
エンジン形式 | スーパークアドロ L型2気筒 4バルブ デスモドロミック 水冷 |
燃費 | ー |
トランスミッション形式 | 6速 DQS(Ducati Quick Shift up/down) |
クラッチ形式 | 湿式多板 油圧式 スリッパークラッチ機構、セルフサーボ機構付 |
燃料供給方式 | インジェクター、楕円形スロットルボディ、フルライドバイワイヤシステム |
フレーム形式 | アルミニウム製モノコックフレーム |
車両重量 | 188kg(装備重量) |
乗車定員 | 2名 |
最高出力 | 99kW(135HP)/8,000rpm(日本仕様) |
最大トルク | 109Nm(11.1kgm)/8,000rpm(日本仕様) |
新車価格 | 2,590,000円〜 |
中古車相場 | 190万円〜200万円 |
想定売却価格 | 130万円〜175万円 |
DUCATI Panigale 1199Sの評価
近所の街乗り ★★☆☆☆
通勤・通学 ★☆☆☆☆
ツーリング ★★★☆☆
峠・サーキット ★★★★★
足着き性 ★★☆☆☆
扱いやすさ ★★★☆☆
タンデム ★★☆☆☆
カスタム性 ★★★☆☆
パニガーレは2012年に発売されたドゥカティのスーパーバイクシリーズです。パニガーレの名称はドゥカティの本社所在地が由来になっています。新設計のスーパークアドロエンジンとアルミ製モノコックフレームを搭載しました。(スーパークアドロエンジンとは、ボア・ストローク比を極端なオーバースクエアエンジンのことで、オーバースクエアエンジンとは、ストロークがボアに対して短く低回転のトルクを犠牲にした高回転型エンジンのことです。)
ドクカティのスーパークアドロエンジンはバルブを強制開閉させるデスモドロミックを併せることで、オーバースクエアエンジンの弱点でもある低速回転時のトルク不足を補いました。
それまで2気筒エンジンは、4気筒のスーパースポーツバイクに性能で劣っていましたが、新開発のスーパークアドロエンジン搭載のパニガーレ1199Sは本国仕様で195HPを確保してライバルと同等以上のハイパワーを確保しました。
パニガーレ1199Sは上級グレードで、標準のパニガーレ1199と比べて、前後電子式サスペンション(オーリンズ製)、フルLEDヘッドライト、マルケジーニ製鍛造アルミホイール、エアロキットを装備しています。エアロキットは時速300km以上で高い効果を発揮します。フルLEDヘッドライトを採用するなど、公道とサーキットの双方で高い安全性を発揮できます。
2015年より、排気量を拡大したパニガーレ1299Sにモデルチェンジしています。パニガーレ1299Sはエンジンのボアを拡大し、外装の変更などもありますが、車両価格が約300万円に値上がりしています。電子制御の装備などトータル的に見ると、パニガーレ1199Sの方がコストパフォーマンスが高いと評価できます。
DUCATI Panigale 1199Sの新車値引き・カスタムに関して
パニガーレ1199Sは新車販売されていた当時、5〜10万円ほどの値引き販売をされた事例がありました。正規販売店以外では展示車や試乗車を定価より20万円以上販売されていたケースもあります。ドゥカティの中では、比較的値引きに積極的な車種だったと言えます。パニガーレの値引きの傾向は現行の1299シリーズにも引き継がれています。
カスタムに関しては、フルパワー化を目的にしたマフラー交換や、スクリーン交換などが定番です。パニガーレ1199Sは完成度が高く、カスタムする余地は少ないです。
DUCATI Panigale 1199Sの中古バイク・買取情報
人気・査定額 ★★★★★
タマ数 ★☆☆☆☆
カスタム比率 ★★☆☆☆
発売から5年が経過しましたが、中古のタマ数は非常に少ないです。新型の1299Sの方がタマは豊富で、売れ行きが悪いのではなく、1199Sは手放すオーナーが少ない事も考えられます。
パニガーレ1199Sはスーパーバイク選手権のレギュレーション(2気筒は1200cc以下)に適合している事も、レギュレーションから外れた1299Sより高く中古市場で評価される要因です。近い将来、大きく中古市場で値崩れを起こす事は考えにくいですが、売却を検討している方は早めに検討すれば高額査定が期待できるでしょう。
購入を検討している方は、タマ数自体が少ないので、近くで中古の在庫を見つけたら、多少高いと感じても購入する価値があります。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
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