DUCATI モンスター821の特徴と買う・売る時のポイント
ライバルと比較して、モンスター821はコーナリング性能はトップクラスで、乗り味も豪快さを感じる事ができます。それでいて幅広のバーハンドルやアジャスタブルシートによる足着き性の良さもあって、街乗りも楽で乗りやすい仕上がりです。
価格は高いですが、20年以上ドゥカティの代表的モデルとして牽引してきたブランド力や、ライバルにはないドゥカティらしい乗り味は別格で、ライダーの満足度が非常に高いバイクです。
DUCATI モンスター821の特徴
車種名 | モンスター821 |
---|---|
メーカー | DUCATI |
排気量 | 821cc |
エンジン形式 | テスタストレッタ11°DS L型2気筒 4バルブ デスモドロミック 水冷 |
燃費 | – |
トランスミッション形式 | 常噛6段リターン |
クラッチ形式 | 湿式多板 ワイヤ式 クラッチ作動力低減アシスト機構& スリッパークラッチ機構付 |
燃料供給方式 | ミクニ製電子制御燃料噴射 53mm径スロットルボディ、ライド・バイ・ワイヤシステム |
フレーム形式 | スチールパイプトレリスフレーム |
車両重量 | 205.5㎏ |
乗車定員 | 2名 |
最高出力 | 74.6KW(101HP)/8,000rpm |
最大トルク | 89.4NM(9.1kgf) / 7,750rpm |
新車価格 | 1,382,000円~ |
中古車相場 | 85万円~120万円 |
想定売却価格 | 50万円〜90万円 |
DUCATI モンスター821の評価

DUCATI モンスター821は、2014年に発売された第世代モンスターです。モンスター1200Sがベースになっていて、従来のモンスター900やモンスター800などのミドルモデルの後継扱いにはなっていません。
先代のスーパーバイク1198テスタストレッタのエンジンをベースにした41度のオーバーラップ角を11度にしてコンパクト化したモンスター1200をスケールダウンした形になっています。
エンジンは水冷エンジンで渋滞時の耐久性も高く、マイルドな乗り味になっているのが特徴です。基本骨格は1200と共通ですが、専用設計している部分も多く、スイングアームが短くリアタイヤを一回り小さくした事でホイールベースが小さく、見た目でも分かるくらい一回り小さくなっています。
モンスターはその車名の通り、化物のようなジャジャ馬な乗り味が特徴ですが、821は扱いやすさが非常に高く、大型バイク初心者の人にも選びやすいバイクになっています。
ただしフルモデルチェンジをした事により、マッスルなスタイリングは健在で存在感は1200モデルと大差がなく、保有する喜びが大きい1台になっています。
パワーの差は1200モデルが排ガス規制の影響を受けて日本仕様がパワーダウンしている影響などもあり、排気量の差ほど大きな違いはありません。
サーキットや峠を全快走行したい人は、スペックや乗り味の面で1200に劣りますが、公道をツーリングなど大人しく乗りたい人には821で充分楽しむ事ができますし、戦闘力もモンスターの看板を掲げているだけあって他メーカーのミドルバイクと比べれば高いです。
DUCATI モンスター821の新車値引き・カスタム
モンスター1200と比較しても発売が若干遅かった事などもあり、新車値引きは渋られています。未だに値引き0を提示してくる販売店もありますが、交渉の余地は若干あります。エリアによっては複数の販売店を競合させたり、1200モデルが値引き販売をしている口コミ情報を交渉の材料にして、目標値引きは8万円程に設定しておくと良いでしょう。
カスタムに関しては、実用域でのパワーに抑えられている1200モデルのダウンサイジング版という事もあり、ノーマルのまま乗る需要が多いです。速さを求めないオーナーが多く、ツーリングバックなどの実用性の高いオプションが人気です。
DUCATI モンスター821の中古バイク・買取情報

2014年11月22日が日本仕様の発売日だった事もあり、現行モデルの中古はほとんど出回っていません。生産終了モデルのモンスター600~900は中古のタマもそれなりにありますが、現行モデルとは性格が変わってきます。
中古を購入検討している人は、購入するモデルの情報をしっかり把握して検討する事がオススメです。
今回のフルモデルチェンジを受けて、型落ちモデルの値落ちは今後も進んでいく可能性があるので、売却を検討している人は早めに検討すると良いでしょう。現行モデルの買取査定の推移については、現時点では不透明要素が多いですが、イタリアメーカーのバイクだけあって、故障リスクも高くリセールバリューはあまり期待できないでしょう。
発売から3年が経過して、少しずつ中古のタマも出てきました。人気のモンスターシリーズの現行車種なので、中古バイク相場は高値を維持しています。それでも使用感がある中古であれば、新車価格に比べて割安に購入できます。現時点では、中古で流通しているバイクはフルノーマルの比率が高いです。
新車でも人気のミドルクラスモンスターなので、中古相場は今後安定していく事が予想されます。ただし、走行距離が増えると査定減点が大きくなる傾向があります。売却を検討している方は、経年数、新型車情報、走行距離を意識して最適な売り時を見極めましょう。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
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