DUCATI 999Rの特徴と買う・売る時のポイント
999Rはドゥカティがたくさん売って利益を出そうとして開発した車種ではありません。レース用に開発を行い、メーカーのブランド力や開発力をモータースポーツを通じて高めていくことを目的にされたバイクです。
私は大型スーパースポーツでサーキット通いしていましたが、それでも999Rを乗りこなすほどの技量はないと思っています
中古価格が下がった事で手軽に買えるようになりましたが、スペックにこだわるのであれば、もっと高年式高スペックのバイクも同じ価格帯で多数あります。999Rはドゥカティファンやモータースポーツファンにしか本当の魅力が分からないマニア向けのバイクだと思います。
スタイリングは最新モデルと比べて古さを感じる面は一切ありません。ほかのバイク乗りから注目を集める事は間違いないですし、999Rの価値が分かる人がいれば高い確率で声をかけられるでしょう。
これから購入を考えている方は、正規ディーラーに整備を任せるなどメンテナンスの事も考慮して検討してください。
DUCATI 999Rの特徴
車種名 | 999R |
---|---|
メーカー | DUCATI |
排気量 | 999cc |
エンジン形式 | L型2気筒 4バルブテスタストレッタデスモドロミック 水冷 |
燃費 | ー |
トランスミッション形式 | 6速 |
クラッチ形式 | 乾式多板油圧式 |
燃料供給方式 | マレリ製電子制御燃料噴射 |
フレーム形式 | スチールパイプトレリスフレーム |
車両重量 | 181kg(乾燥重量) |
乗車定員 | 1名 |
最高出力 | 110.4kW(150HP)/9,750rpm |
最大トルク | 116.7Nm(11.9kgm)/8,000rpm |
新車価格 | 3,937,500円 |
中古車相場 | 150万円〜190万円 |
想定売却価格 | 90万円〜140万円 |
DUCATI 999Rの評価

ドクカティの999シリーズは、2003年にスーパーバイク選手権参戦のために造られたバイクです。999Rは最上級グレードのレースのために開発されたホロモゲーションモデルです。公道走行も可能で、現代のバイクで例えると、カワサキのH2Rのような立ち位置で当時販売されていました。
オーリンズの倒立サスペンション、マルケジーニ社製マグネシウム鍛造ホイール、カーボンファイバー強化プラスチック外装など最上級のパーツが多数採用されています。
レースで勝てるバイクですが、車両代金が高額なため、実際にはレースでアクティブに使っているオーナーは少なく、サーキットでのスポーツ走行や、コレクターの保存用としての需要が高いです。
生産終了から10年が経過して、その後リッタークラスのスーパースポーツは市場全体で大きな進化を遂げています。当時は驚異的なパワーと軽量化されたシャーシが魅力でしたが、最新モデルのスーパースポーツは200馬力、乾燥重量170kg台まで性能アップしています。
スペックだけを見れば、型遅れの要素もありますが、当時の最高スペックのバイクという点で現在も高く評価されています。
公道仕様ではありますが、中身は競技用バイクと大差がありません。公道では扱いきれるパワーではなく、最新モデルのような電子制御もあまり付いていないので、乗りこなすには、ライダーの高い技量が必要です。
DUCATI 999Rの新車値引き・カスタムに関して
ドクカティの歴代のラインナップの中でもスペシャリティが強い特別な車種です。販売されていた当時は値引きは一切ありませんでした。完成度が高く、純正オプションの設定自体もほとんどない車種です。本格的にレース参戦する個人は少ないですが、サーキットでのスポーツ走行を楽しむ使い方が多い車種です。
カスタムに関しては、マフラーやスクリーン、タイヤなどスポーツ走行を意識したカスタムをされる方が多いです。コレクターの方は、ノーマルにこだわって大切に保管されています。
DUCATI 999Rの中古バイク・買取情報

新車販売台数自体が少なく、中古のタマ数は全国で探して1〜3台程度です。新車価格と比べると、値崩れ感が大きく当時は高嶺の花だったバイクも、今なら手の届く水準まで価格が下がってきた印象を受けます。最新スーパースポーツの性能が向上した事もあり、プレミアム価値は発生していません。
中古市場に出回る車両はサーキットでのスポーツ走行で使われていた可能性が高いです。高額なカスタムが施されたバイクが多い一方で、転倒歴や整備状況をしっかりチェックする必要があります。
売却を検討している方は、すでに買取相場は底打ちをするところまで下がっています。状態を維持できる環境があれば、売却を急ぐ必要はないでしょう。今後は経年数による値落ちは少なくなり、バイクの状態で買取価格に与える影響が大きくなるでしょう。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
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