BMW K1200Sの特徴と買う・売る時のポイント
R1200Sは耐久性に定評があるバイクです。
エンジンの耐久性はもちろん、カウルも頑丈で、ちょっとした立ちゴケ程度であれば割れる事もなく、ほとんどの単独事故で修復可能な損傷でおさまります。
外車のバイクは外装を本国から取り寄せると高額な費用がかかるため、補修で対応できる幅が大きい点は高く評価できます。ただし、頑丈な造りなためメンテナンスは専門の知識と技術力が必要です。たとえばプラグ交換をするだけでも、ラジエターを外す大掛かりな作業が必要になります。
中古で手軽に買えるようになった事から、本来国産メガクルーザーを狙っていた方がK1200Sを購入するケースが増えています。
正規ディーラーなど認定店や外車整備に強い業者を利用できる環境にないと、適切なメンテナンスができない場合があるので注意しましょう。
BMW K1200Sの特徴
車種名 | K1200S |
---|---|
メーカー | BMW |
排気量 | 1,156cc |
エンジン形式 | 水冷4ストローク直列4気筒/DOHC16バルブ |
燃費 | 90km/h走行時ISOモード100km定速走行:21.3km, 120km/h走行時ISOモード100km定速走行:18.2km |
トランスミッション形式 | 6段リターン |
クラッチ形式 | 湿式多板 |
燃料供給方式 | 電子制御式燃料噴射(モトロニック)燃料カットオフ機能付 |
フレーム形式 | アルミニウムブリッジタイプフレーム、エンジンマウントタイプ |
車両重量 | 248kg(空車・燃料満タン時) |
乗車定員 | 2名 |
最高出力 | 129kW(167PS)/10,250rpm |
最大トルク | 130Nm/8,250rpm |
新車価格 | 2,205,000円 |
中古車相場 | 65万円〜100万円 |
想定売却価格 | 30万円〜65万円 |
BMW K1200Sの評価
近所の街乗り ★★☆☆☆
通勤・通学 ★★☆☆☆
ツーリング ★★★★★
峠・サーキット ★★★☆☆
足着き性 ★★★☆☆
扱いやすさ ★★★☆☆
タンデム ★★★★☆
カスタム性 ★★★☆☆
K1200Sは2005年に販売された167馬力を誇るメガスポーツツアラーです。発売当時はBMWのフラッグシップモデルでした。Kシリーズは1984年からの歴史がありますが、K1200Sの発売を皮切りに大きく躍進したシリーズです。
K1200シリーズはK1200Sの発売以降、RやRスポーツ、GTなどの派生車種が登場し、2009年には後継のK1300シリーズが登場し、現行モデルはK1600シリーズとさらなるパワーアップを遂げています。発売当初から当時では導入実績が少なかった電子制御サスペンションのESA搭載モデルを用意して、日本仕様はABSが標準装備されていました。
ハイパワーと安全性を兼ね備えたモデルだった事や2000年代は国内でメガスポーツがブームだった事もあり、200万円を超える価格にも関わらずヒットした車種です。BMWの上位グレードの中では中古のタマ数が多く、価格も手頃になってきた事から、狙い目の型落ちモデルになっています。
BMW K1200Sの新車値引き・カスタムに関して
現行のKシリーズを含めて、メーカーが性能やスペックに自信を持って販売している車種なので、基本的に値引きはほぼありません。ただし、200万円を超える高額な車両なので、販売店によってはオプションサービスなどの特典を付けた販売をする事もあるようです。
カスタムに関しては、大排気量ハイパワーが魅力の車種なので、マフラー交換の人気が高いです。メーカーと車種のブランド力が高いので、スタイリングを大きく変えるカスタムはオススメできない車種です。峠やサーキットを攻めるよりも高速ツーリングの需要が高いので、純正キャリアボックスが人気です。
BMW K1200Sの中古バイク・買取情報
人気・査定額 ★★☆☆☆
タマ数 ★★☆☆☆
カスタム比率 ★★☆☆☆
中古の在庫は全国で見ても数台〜10台程度です。定価200万円超えのBMWと考えれば、中古でも比較的簡単に探せる車種です。当時は人気が高かったですが、新型モデルがさらなる大排気量化した事や、BMWのフラッグシップがKシリーズからR1000SSにシフトした事もあり、中古価格はだいぶお手頃になりました。2000年代にメガクルーザーに憧れていたけど高価で買えなかった方が中古で購入する事例が多いです
買取価格は、中古相場自体が割安になっているので、底打ちに近い水準まで落ちきっています。しかし、現在もスーパースポーツのブームが継続していて、コーナリング性能で劣るメガスポーツは国産・外車問わず中古相場の下落が続いています。今後、もう一段階中古相場が落ちる可能性もあるので、売却は早めに検討した方がよいでしょう。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
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