BMW F800GSの特徴と買う・売る時のポイント
F800GSは本格オフロードバイクとして、エンデューロレースなどに参加できるスペックを持っています。しかし、車両代金やパーツが高価な事もあり、競技用のバイクとして活用している方はほとんどいません。
F800GSのオーナーの大半は、ロードツーリングをメインにした使い方をしています。オフロードを走らないと、性能の持ち腐れに感じるかもしれないですが、いざとなればオフロードも強いという構造は保有することのステータスになると思います。
ちょっとした林道ツーリングでも抜群の安定性を誇りますし、現行モデルはローダウンが標準化した事で扱いやすさも向上しました。兄貴分のF1200GSと比べても軽量で悪路走破性能が高く、高い水準でオンロード性能も確保している事が評価ポイントです。
Youtubeより
このページの目次です
BMW F800GSの特徴
車種名 | F800GS |
---|---|
メーカー | BMW |
排気量 | 798cc |
エンジン形式 | 水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ、ドライサンプ式潤滑 |
燃費 | 90km/h走行時ISOモード100km定速走行:25.0km、120km/h走行時ISOモード100km定速走行:18.8km |
トランスミッション形式 | クランクケース一体型常時噛み合い式6速ギアボックス |
クラッチ形式 | 湿式多板 |
燃料供給方式 | 電子制御マネージメントシステム(BMS-KP)、燃料カットオフ機能付 |
フレーム形式 | スチール製チューブフレーム |
車両重量 | 224kg(空車・燃料満タン時) |
乗車定員 | 2名 |
最高出力 | 63kW(85PS)/7,500rpm |
最大トルク | 83Nm/5,750rpm |
新車価格 | 1,420,000円 |
中古車相場 | 70万円〜130万円 |
想定売却価格 | 40万円〜80万円 |
F800GS相場情報・中古販売価格の推移
ディーラーの認定中古車は高いです。ディーラー以外での購入は保証内容と整備状況を確認しておきましょう。
経年数の影響が大きく、低走行でも時間の経過とともに買取相場は下がっていきます。アドベンチャーは高価買取を期待できます。
BMW F800GSの評価
近所の街乗り ★★☆☆☆
通勤・通学 ★★☆☆☆
ツーリング ★★★★☆
峠・サーキット ★★★★★
足着き性 ★★★☆☆
扱いやすさ ★★☆☆☆
タンデム ★★★☆☆
カスタム性 ★★★☆☆
F800GSはパラレルツインエンジンを搭載した、オンロードとオフロードを両方楽しめるデュアルバーパスバイクです。オンロードをメインにしながら、砂利道などちょっとした悪路にも強いアドベンチャー系バイクとは違い、本格的なダートコースも走れる、オフロードを重視したバイクです。
大型のデュアルバーパスバイクは軽くて扱いやすい車種が多いですが、F800GSはシート高が高く、ギア比も低めに設定されています。なお、シート高については2015年モデルまでは850mmと高いシート高でしたが、2016年2月発売のモデルより、国内仕様はシート高が820mmになるローダウン・ローシート仕様が標準装備になりました。
排気量が大きいので、峠のワインディングや高速走行もこなせますが、オンロードメインの使い方の場合、扱いにくさを感じる面があります。ビッグオフロードの要素が強いですが、ホイールベースが長くフロント21インチの大型タイヤを装着している事もあり、高い速度域でも安定感はあります。
ツーリングや高速走行中心の使い方で愛用されているF800GSのオーナーもいますが、ツアラーバイクと比べて乗り味にクセがある事を認識しておきましょう。安全装備については、ABSが標準、ESA(電子制御サスペンション)とABC(オートマチックスタビリティコントロール)がオプション設定で用意されています。
BMW F800GSの新車値引き・カスタムに関して
100万円を大きく超える高級バイクですが、新車値引きはありません。外車という特性に加えて本格大型オフロードという事も販売店が強気な姿勢を取っています。オプションも含めて条件交渉には一切応じてもらえない場合が多いです。
カスタムに関しては、電子制御サスペンションなどのメーカーオプションが人気です。また、スタイリングに定評がある車種でオプションカラーを選ぶ方も多いです。社外部品はマフラーが定番カスタムになっています。純正オプション以外のカスタム要素は低いです。
BMW F800GSの中古バイク・買取情報
人気・査定額 ★★★★☆
タマ数 ★★☆☆☆
カスタム比率 ★☆☆☆☆
2009年発売の車種で、BMWのブランドや、新車販売台数を考慮すればタマ数は多めです。全国で探せば中古を探すことも難しくないでしょう。ただし、中古相場は高めで高年式低走行の中古は新車と同等水準の価格帯で流通しています。初期モデルも70万円台以上の高い水準で安定しています。
売却を検討している方は、デュアルバーパスバイクがちょっとしたブームになっている早めのタイミングで検討するとよいでしょう。ダートコース使用など、足回りのサビや劣化が著しいと大幅な査定減点になる場合があるので注意しましょう。

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。
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