F700GSはバランスが良いオールラウンダーモデルとして注目しています。

100万円を超えるバイクですが、足回りで高級パーツの採用が少ないのがマイナスポイントと言えます。
それでも新車･中古問わず人気が高いのは、長年の実績でライバルメーカーが真似のできない領域まで成熟しているからです。

F650シリーズはオフロード重視のオールラウンダーから入り、F700GSになってオンロード性能も向上し、オン･オフ双方で高いレベルを両立したデュアルパーパスバイクです。

BMW F700GSの特徴

BMW F700GSの評価

近所の街乗り　　★★★☆☆
通勤・通学　　　★★★☆☆
ツーリング　　　★★★★☆
峠・サーキット　★★★☆☆
足着き性　　　　★★★☆☆
扱いやすさ　　　★★★★☆
タンデム　　　　★★★☆☆
カスタム性　　　★★☆☆☆

F700GSはオンロードとオフロードの両方を楽しめるデュアルパーパスです。先代のF650はエンデューロとファンライドを楽しめるファンデューロというキャッチコピーを付けて売り出していました。オールラウンダーとして幅広い場面で乗りやすいバイクです。

実際に川原や山道など本格的な山道を走破する能力を持っていますが、外車で外装の修理費用が高額になる事から、アクティブにオフロードを楽しんでいるオーナーは少ないです。ただし、オフロードも走れる性能は、街中や雨天走行時、未舗装道路でも十分に体感することができ、乗っていて楽しく扱いやすいバイクです。

最大トルクを5,500回転で発生する設定になっているので、中低速のトルクはFシリーズの中でもっとも太く、日本の道路に適した設定がヒットにつながっています。先代のF650はオールラウンダーとしての評価が高い一方、エンジンに非力感があり、高速走行やブレーキ性能に弱点あがりました。

オフロード重視のF650GSからエンジン排気量を150ccあげた事もあり、オンロードでも満足できるスペックに変わっています。エンジンが大きくなった重量をアルミキャストホイールの採用などで軽量化する事で、オフロードの走行性能も先代以上の評価を得ています。

BMW F700GSの新車値引き・カスタムに関して

オプションや諸経費を含めて、若干の値引き余地はあるようです。販売店によって、値引き対応が異なるので、気軽に行ける範囲で複数の販売店がある場合は、競合させてみるのも効果的です。
人気モデルですので、一部で展示車両を安く売っている場合もあります。GooBikeやBikeBrosの検索を活用してみましょう。

カスタムに関しては純正オプションが中心で、エンジンガードやキャリアボックス、ETCなどが売れ筋商品です。BMWの中でも人気が高い定番ロングセラーシリーズなので、マフラーやスクリーンなど社外パーツも豊富です。

BMW F700GSの中古バイク・買取情報

人気・査定額　★★★★★
タマ数　　　　★★☆☆☆
カスタム比率　★★☆☆☆

BMWのバイクの中ではタマ数は多いほうです。ただし、高年式の現行モデルは人気があり高値で流通しています。2012年以降のモデルの売却は価値が下がらないうちに検討しましょう。

中古を安く買いたい場合は、F650GSも候補に入れて探してみるといいでしょう。外車や大型バイクのエントリーモデルとしても人気が高く、程度が良くてお手頃価格の中古は、すぐに売れてしまう事が多いです。

ライター：ブルさん

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。