APRILIA RS50の特徴と買う・売る時のポイント

私がはじめてRS50を見た時は「えっ、これが50ccバイクなの?だってタンデムシートまで付いているじゃん!!」と驚きの声をあげました。
RS50のオーナーは、原付免許で乗れるのに、原付っぽくない迫力あるボディーとハイパワーエンジンに魅力を感じて購入を決めた方が多いです

エンジンの性能だけで見れば、フルパワー化してある事を条件にYZF-R125をはじめとした新型125ccスポーツバイクにも匹敵します。
ただし、50ccエンジンのままの場合、国内の法定速度は30kmに制限されるので、パワーの持ち腐れになるとともに、スピード違反で捕まるリスクも大きくなります。

ボアアップするなど、原付2種登録をすればいいのですが、そうなると原付1種でありながら大きなボディーという魅力が薄れてしまいます。
2ストバイクが好きな方や、アプリリアらしいデザイン性に魅力を感じる方にオススメできる車種です

単純に125cc以下でスポーツ走行を楽しめるバイクを探している方は、新型の125ccレプリカや、コーナリング性能に優れたNSR50など12インチの車種も比較検討するとよいでしょう。

APRILIA RS50の特徴

車種名 RS50
メーカー アプリリア
排気量 49.75cc
エンジン形式 水冷2サイクルリードバルブ単気筒
燃費
トランスミッション形式 6段リターン
クラッチ形式 湿式多板
燃料供給方式 キャブレター
フレーム形式 アルミニウムフレーム
車両重量 115kg
乗車定員 1名
最高出力 8.8PS/9,750rpm
最大トルク 0.77kg-m /8,500rpm
新車価格 299,000円(発売時期:1993年〜2007年)
中古車相場 20万円〜40万円
想定売却価格 5万円〜10万円

APRILIA RS50の評価

近所の街乗り  ★★★☆☆
通勤・通学   ★★★☆☆
ツーリング   ★★☆☆☆
峠・サーキット ★★★★☆
足着き性    ★★★☆☆
扱いやすさ   ★★☆☆☆
タンデム    ☆☆☆☆☆
カスタム性   ★★★☆☆

RS50は50ccの2ストレーサーレプリカバイクです。エンジンはミナレリヤマハ製の単気筒エンジンを搭載し、吸気口の口径が大きく圧縮率が高い事から、ノーマルの国産2ストレプリカ(NSR50やNS-1など)よりもハイパワーです。ミナレリヤマハは小排気量のレースで実績を残した、ヤマハ子会社の老舗エンジンメーカーです。

RS50最大の特徴は50ccとは思えない大きなボディーで、イタリア産のバイクのため、タンデムシートも完備しています(50cc登録での2人乗りはできません)。ヨーロッパの大きな体格の人でも快適に乗れるように作られていて、125ccクラスと同等のボディーです。

1993年の初期型は、高級自動二輪のようなプロアーム(片持ち)のスイングアームを搭載して、現在でも中古市場で高い人気を誇っています。日本仕様の発売は1996年からで、1999年のフルモデルチェンジまではプロアームモデルになっています。1999年のフルモデルチェンジでは、世界初のアルミダイキャストフレームを採用し、両持ちスイングアームに変更されています。

2002年のマイナーチェンジより、排ガス規制の影響で大幅なパワーダウンを受けて、ノーマルでの最高速は50〜60km程度となっていますが、チャンバー交換とキャブセッティングで時速100km以上も可能と言われています。なお、2007年の生産終了後、2012年からはRS50の後継モデルのRS4 50が発売され、2ストエンジンのレプリカバイクとして現在も国内で新車購入可能です。(RS4 125は4ストエンジン)。

APRILIA RS50の新車値引き・カスタム

海外メーカーでなおかつ、初期モデルは価格設定が割安だった事もあり、新車当時はほぼ値引きなしで販売してました。ただし、国内でも人気が高いモデルだった事や、50ccでありながらタンデムシート付きのミッションバイクという見た目のインパクトが強い事を理由に店頭販売をされるケースも多かったです。

店頭販売の長期在庫車に限り、値引き販売された事例もあります。また、排ガス規制が厳しくなってからは、販売店がフルパワー化のセッティングをして定価に料金を上乗せして売られているケースもありました。

カスタムについては、チャンバー交換やキャブセッティング程度の需要があったくらいで、ほぼノーマルで乗られる事が多いです。ミニバイクレースシーンでの需要が低い事や、ノーマルでのスタイリングに定評があった事がカスタム需要が低い要因です。

APRILIA RS50の中古バイク・買取情報

人気・査定額 ★★★☆☆
タマ数    ★★☆☆☆
カスタム比率 ★★☆☆☆

2ストレプリカバイクの価値が国内で高まっている事もあり、RS50も中古市場では高値を維持しています。後継のRS4 50が水冷2ストエンジンで登場した事もあり、一時期は中古バイク価格が下落しましたが、すぐに高い水準で底打ちしています。

RS4 50は新開発のエンジンを搭載して性能ではRS50を上回っていますが、為替の影響や開発コストが高い事もあり新車価格は47万5千円〜になり、国内での売れ行きは悪いです。さらに、125ccクラスのバイク性能全体が向上した事もあり、50ccの原付免許でハイパワーバイクに乗りたい人は安い中古を求める需要が増えているようです。

RS50の売却を検討している方は、状態を維持できれば経年数増加による査定価格の下落はほとんどないので、売却を急ぐ必要はないでしょう。
RS50の中古購入を検討している方は、2ストレプリカバイクの特性を理解して、価格だけではなくエンジンのコンディションもしっかり見極める事が求められます。

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