バイクの査定金額は走行距離によって加減点が行われる

バイクの査定価格は走行距離によって加減点が行われます。
そこで気になるのが、バイクの走行距離は何kmが適正基準と判断されるかです。

売却するバイクの走行距離が加点になるのか減点になるのか、おおよその目安と考え方について調べてきました。

走行距離の加減点の基準は、車種や年式による

バイクの査定価格は、走行距離が少ないほど評価が高く、走行距離が多いと減点されます
バイク査定の走行距離の加減点の基準は、次の関係性で決まります。

  • 年式と走行距離のバランス
  • 排気量や耐久性
  • バイクの用途
  • バイクの希少性

年式によって、走行距離の評価が変わる

高年式のバイクは、走行距離が少ないほど、新車に近い状態だと高く評価されます。おおよその目安は3年落ち以内、1万km以内のバイクは査定価格が高くなります。1万kmを超えると査定の減点対象になりますが、3年以内の高年式バイクは減点幅が少なく売値が高いです。

高年式のバイクは中古で安く買おうとする需要が高いため、走行距離が多くても値崩れを起こしにくいです。高年式の過走行バイクは、頻繁に乗っている事や、1日の走行距離が長く、良いコンディションを維持していると判断されます。

特に発売やモデルチェンチェンジをして間もない最新モデルは、走行距離が多くても高額査定が付く可能性が高いです。

年式が古くなるほど、走行距離が多いと寿命が近いバイクの印象が強くなります。年式が古いバイクの走行距離と査定価格の関係は、排気量や耐久性の影響が大きいです。

排気量や耐久性によって走行距離の評価基準が違う

バイクは排気量が高いほど、耐久性が高い傾向があります。また、車種によっても耐久性に差があります。つまり、バイクは車種によって走行距離の評価基準や売り時が違います。

バイクのカテゴリー毎に、走行距離が多いと判断される目安は以下の通りです

・50cc以下の原付1種:1万km
・125cc以下の原付2種:1万5千km
・250ccクラスのスクーター:1万5千km
・250ccクラスのミッションバイク:2万km
・400ccクラスのバイク全般:3万km
・600cc〜750ccクラスのスポーツバイク:走行距離2万km
・401cc以上の大型ビッグスクーター:走行距離3万km
・401cc以上の大型ネイキッドバイク:走行距離4万km
・401cc以上の大型アメリカンバイク:走行距離2万km
・401cc以上のスポーツバイク:走行距離3万km

バイクの用途と走行距離の関係

バイクは通勤・通学用やツーリング用など、特定の用途に特化した車種があります。
バイクの用途と走行距離の関係をまとめました。

・通勤・通学に人気のスクーターは、走行距離が多いと査定減点が大きくなる
(中古で購入する方も通勤・通学用途で距離を走る人が多いため)

・ツーリングに人気のツアラーやアメリカンは、走行距離が多くても査定減点が少ない
(日常使用する人が少なく、エコドライブをする方が多いため)

・オフロードバイクは、走行距離の加点が少なく減点が多い
(低走行よりも足回りやフレームの状態が重視される。ギア比が低いので走行距離が多いとエンジンの負担が大きい)

中古のタマ数によって走行距離の影響が変わる

バイクの査定価格に与える走行距離の影響は、同じ車種が中古市場でどれほどタマ数があるかによって決まります。希少性が高い車種は、低走行の加点が高く、過走行の減点が少ないです。タマ数が豊富な定番車種は、低走行は一定の加点がありますが、過走行は減点が大きくなります。

中古バイクは極論を言えば、フレームの歪みとエンジンの焼け付きさえなければ、お金をかけて整備する事で半永久的に乗れます。しかし、エンジンのオーバーホールなど大掛かりな整備を行うのであれば、新車や同等の中古に乗り換えた方が安いです。

バイクは走行距離が多いほど、エンジンの寿命が近づいてきます。一般的な定番車種であれば、エンジンのオーバーホールをするよりも、代替えした方がお得です。しかし、中古のタマ数が少ないプレミア価格が付いた絶版車や新車価格が高額な車種は、メンテナンスにお金をかけて長く乗ろうとする需要があります。

つまり、中古のタマ数が少ない希少性があるバイクは、走行距離が多くても高額買取が期待できます。タマ数が少ない車種で、絶版車など年式が古い場合は、低走行だとプレミアムが発生して査定の加点額が大きくなります。

バイクは1日に乗る平均走行距離が人によって様々

バイクは車と比べても、距離をたくさん走る人と全然乗らない人で極端な差が出ます。毎日乗る人でも、通勤で1日往復60km以上走っている人もいれば、近所のスーパーや駅までの往復のみで1日1〜2kmしか走らない人もいます。

趣味として使っている人の場合は、年に数回しか乗らないけど、1回に宿泊付きの長距離ツーリングで数千kmしか走らない人もいれば、半日で帰宅できる近場しか行かない人もいます。

年間走行距離が5千kmの人でも、バイクに乗る日数が年間200日の人もいれば、20日しかない人もいます。

このように、走行距離が同じでも用途や使い方が様々で、乗り方によってバイクの状態やエンジンの負担も変わってきます。バイクの最適な売り時は走行距離だけを見て状態の判別ができない難しさがあります。

査定が難しいからこそ、買取業者によって査定の評価が変わってきます。年式×走行距離で査定額を単純計算できない要素があるので、複数の業者を比較する必要性があります。

まとめ

バイクの査定価格は走行距離以外の要素の影響も大きいです。しかし、やはり走行距離が売値に与える影響も大きいです。

私は中古バイクの購入を検討するときは、必ず走行距離や実走行の有無を確認します。いくら整備をしっかり行った履歴があり、コンディションが良くても走行距離が多いと購入をためらいます。

つまり、走行距離と査定価格の関係は、バイクの状態だけではなくて、新たな中古バイクの買い手のイメージも重要だと私は思います。

買い手のイメージを考えると、まず最初に1万kmを超えているかがターニングポイントです。1万km超えの場合、1万km増えるごとに消費者のイメージが変わる目安です。

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