新しいバイクの買い替えを目的にバイクを売る時は、買い替え時期の見極めが大切です。
最適な替え時は、バイクの状態や用途、売るバイクの査定価格によって変わってきます。

走行距離に応じた、買い替えのタイミングの決め方を解説します。

バイクは何kmくらい走ったら買い替え時？

バイクの査定価格は走行距離が少ないほど有利ですが、最適な替え時は、買い替えの目的によって異なります。

バイクの主な買い替え理由は主に次の目的があります。

• バイクの老朽化
• 違うカテゴリーのバイクに乗りたい
• 査定価格が残っているうちに、代替して常に高年式のバイクに乗りたい

全く違うカテゴリーのバイクに乗りたい場合は、資金の問題をクリアできるなら、少しでも早く買い替える事をオススメします。特に現金一括払いができる経済力がある場合は、売るバイクの走行距離が少しでも短く、新しい方が高く売れるので持ち出し費用が少なくなります。

バイクの老朽化や、定期的な新車への乗り換えをしている方は、走行距離の管理と時期の見極めが大切です。

売るバイクの年式で、走行距離が与える買取額の影響が違う

バイクは年式が古いバイクほど、経年数よりも走行距離が買取査定額に大きな影響を与えます。高年式のバイクは、走行距離が少なくても時間の経過とともに価値が下がっていきます。

つまり、バイクを高く売るコツは次のようになります。

・走行距離が少なくて年式が古いバイクは、買い替えを急がなくてもOK
・走行距離が多くて年式が古いバイクは、早めに買い替え･売却を検討する
・走行距離が少なく年式が新しいバイクは、早めに買い替えを検討する
・走行距離が多くて年式が新しいバイクは、早めに買い替えを検討する

高年式で走行距離が多い場合は、新車購入から3年以内に売却すれば走行距離が伸びても高値が付く場合があります。高年式のバイクは、走行距離だけではなく中古バイク市場の動向を小まめにチェックするようにしましょう。

売るバイクの市場価値が低ければ、乗り潰してから買い替える

年式が古くタマ数が豊富な車種は、走行距離を問わず中古バイクとしての価値が低いです。また、毎日通勤･通学で使っていて年間数万km走る方は、4〜5年経過すると、売り時を逃して査定価格がほとんどつかなくなってしまいます。

中古バイクの価値が低くなって、買い替えの目的が老朽化の場合は、買取査定額が少なくなる事を割り切って、今のバイクを乗り潰す覚悟で長く乗る事もオススメです。

新車を乗り継ぎたい場合は、3年サイクルの買い替えが人気

新車を購入して、査定価格が高いうちに乗り替えたい方は、3年を目安に一度検討するとよいでしょう。250cc超えのバイクの場合は3年で初回車検を迎えますし、車検が不要なバイクでも3年を過ぎると査定価値が大きく落ちる傾向があります。

また、3年という期間は、ちょうどバイクに飽きたり、新しい新型車も出てくる時期です。走行距離の多さに限らず、新車から3年は替え時のタイミングです。

まとめ

バイクの査定価格は走行距離だけではなく、車種の人気や年式などの影響も受けます。バイクの状態や買い替え理由を考慮して最適な替え時を探すようにしましょう。

バイクは無いものねだりで、大きいバイクを乗ると小回りが利いた扱いやすいバイクが欲しくなりますし、ダウンサイジングすると、もっとパワーがあるバイクに乗りたくなります。

高価買取が期待できる3年ごとに新車に乗り替える方法は、それなりの資金が必要ですが、効率の良い最適な替え時だと思います。

バイクは新型車が出ると欲しくなるものですが、通勤用など走行距離が多い人は、乗り潰す覚悟で新型車の誘惑を我慢して長く乗る事も必要です。

ライター：ブルさん

この記事を書いたのはライターのブルさん。
ベテランライダー。大型バイクから原二スクーターまで5台のバイクを乗り継いできた経験だけでなく、数々のツーリング経験、サーキット経験などバイクに関する豊富な経験を持つ。自動車業界に勤めていた経験もあり。