元バイク買取査定員うま子が教えるバイク買取営業の1日
一日にたくさんの台数のバイクの査定を行なっている買取査定員。
そんな買取査定員はどのような流れで1日を過ごしているのか気になりませんか?
バイクの査定はもちろんですが、実はそれ以外にもたくさんの仕事があるのです。
そこで今回は、あるバイク買取業者でのバイク査定員の一日を紹介したいと思います。
こんな仕事もしているんだ!と知っていただけると嬉しいです。
このページの目次です
1、バイク査定員の一日
(1)1日の動きを確認する
バイク査定員の一日はその日の計画をチェックするところから始まります。出張査定でお伺いするお客様の情報(場所・査定車種・事前にヒアリングされているバイクの状態など)を確認します。この予定はあらかじめお客様からの査定の依頼を承るお問い合わせセンターで組まれたものであり、出張査定エリアなどを考慮しつつ出来上がっているものです。イレギュラーなどあれば計画内容に変更が生じることもありますが、基本的にはこの計画をもとにして1日行動することになります。
(2)営業車両のチェックとメンテナンス
1日の計画をチェックした後は、出張査定には欠かせない営業トラックの点検をします。
出発前にしっかりと確認することで走行中に起こりえるトラブル(事故や故障など)を未然に防いでいくためには欠かせないものです
しっかりとエンジンはつくのか、ライトなどの保安部品はしっかりと機能するか、車体に傷はついていないか、タイヤの空気圧は適正か・パンクしていないかなどをチェックしていきます。
1日安全で無事に出張査定を終わらせるためにも大切な点検作業になります。
(3)持ち物点検
出張査定には欠かせない持ち物の確認をします。
まずは査定の申込時に使用する書類を確認していきます。申込書類など予備分を考慮しつつ潤沢に準備をします。
また、査定が成立した際はバイクを事務所に持ち帰ることになります。トラックに積んで持ち帰ることになるので、積み込みの際に必要な道具(ロープ、ラダー、工具など)がしっかりとトラックに積み込まれているかをチェックをし忘れ物のないように入念に確認します。
バイクの状況によってはねじを外す作業が必要になることもあるため、どんな状況にも対応できるようにしっかりと備えていきます。
(4)いざ、お客様のお宅へ出発!
すべての準備が整ったらお客様のもとへ出発します。ぎっしり予定が入る時は1日に4~5件ほどの出張査定が入ることもあります。あとは、お客様の希望時間などに合わせて伺っていきます。
査定時間は査定開始から積み込み完了まで約1時間の想定で進めていきます。車輌状態のチェック、査定金額の提示、申込書類の記入、積み込みをスムーズに行なえるように進めていきます。もちろん、お客様ごとに状況が違うのであっさり終わることもあれば、1時間枠をオーバーすることもあるので、時に臨機応変に対応しなければならない時もあります。
(5)一通りの査定が終わったら事務所へ帰社!
事務所へ戻ると、査定申込時に記入した書類のチェックを改めて行ないます。
これらの書類は最終的には本社へ送ることになるため入念にチェックをし問題がなければ本社への発送準備をします。また、役所への廃車手続きの代行も行なっているので役所へ送る書類を作成しその日に発送します。
そのあとには、持ち帰ってきた買取車両の積み下ろしを行ないます。買い取ってきた車両は再度チェックし一時的に事務所にて保管します。最終的には、整備の工場へ送られていきそこで、整備やメンテナンスが行なわれ、オークションや販売店に流れていくことになります。
(6)お客様誘致のための宣伝活動もします!
バイクの査定員の仕事は出張査定だけではありません。
事務所によっては出張査定以外にも持ち込みでの査定も受け付けている場合があります。その呼び込みのための販促物を作成することもあります。パソコンを使って作成したり、案内チラシを作ることもあります。チラシに関しては空いている時間を活用してポスティング出かけたりもします。
(7)バイクのメンテナンスもします!
お客様から買い取ったバイクは、最終的には整備の工場へと送られていくとお伝えしましたが、時間がある時にはバイクの査定員がメンテナンスをすることもあります。例えば、錆取りや磨きや洗車などです。さすがにエンジン内部の修理などは出来ませんが、外装などの外見の部分に関しては可能な限りメンテナンスを行ないます。
総括:
このようにバイク買取営業の査定員は一日に何台ものバイクを査定するために色々な場所へ出向き査定を行なっています。また、バイクの査定以外にもやらねばいけないことが多く1日があっという間に終わってしまいます。また、バイクの査定員はフレンドリーな人が多いので査定中に何か気になることや疑問があれば気軽に話しかてみるのもいいかもしれません。

この記事を書いたのはうま子さん。
バイク好きが高じて、あの超有名大手バイク買取業者で4年ほど買取査定員として活躍していた経験を持つ。