ボロボロのバイクを無料処分した体験談~大手4社で唯一無料対応してくれたのは?~

こんにちは。「WEBバイカー」ライターのブルです。
私はこれまで5台のバイクを乗り継いできましたが、これまで使っていたリード90が限界に来て処分することにしました。
買取査定額の付かないことは把握していて、処分料なしの無料引取が希望条件です。

バイク買取業者大手4社に相談し、無事に無料引取に対応してもらえる所が見つかりました。
古い原付バイクの処分を検討している方には、きっと役立つ情報ですよ!

ボロボロの私のバイク(リード90)の状態

車種 リード90
年式 不明(おそらく1994~1998年)
型式 HF05
走行距離 13,000km

走行距離は少ないエンジン実動車ですが、以下の不具合がありました。

・オイル漏れによる白煙
・フロントタイヤパンク(タイヤの経年劣化・2週間に1回空気を入れれば対処できる)
・前後タイヤ交換時期(サビ・腐食によってリヤタイヤの交換困難)
・全体的にサビ多数
・スピードメーターケーブル接触不良(たまに動かない)
・シート破れ多数(補修テープで応急処置)
・バッテリー上がり
・充電不具合
・キャブ清掃時期(エンジンかけるのに3分くらいかかる)
・外装全体的にボロい

主な用途は片道2~3kmほどの所にある海へサーフボードを積んで移動するのが9割。
市内のちょっとした移動で使えれば十分だと考えていました。
長年、多数の不具合がある中で誤魔化して使っていたのですが、前輪のパンクとマフラーからの白煙が悪化して修理するか悩んでいました。

フロントタイヤだけ交換すれば、とりあえず乗ることはできるのですが、次に後輪がダメになった時に交換できません。
ちょうど自賠責保険が3ヶ月後に切れるタイミングだったこともあり、修理ではなく安いスクーターへ乗り換えることにしました。

大手4社の対応

リード90を処分するにあたり、以下の4社に問い合わせをしてみました。

  • バイク館SOX
  • バイク王
  • バイクランド
  • バイクワン

ほかにも近隣の地域密着型業者で、廃車バイクの無料引取を行っている所もありましたが、安心・信頼を重視して大手を中心に話を聞くことにしました。
それぞれのやり取りをご覧ください。

バイク館SOXの対応

まず最初に声をかけたのがバイク館SOXです。
バイク館SOXの詳細はこちら⇨「バイク館SOXの買取査定の口コミ・評判や特徴」

SOXを優先した理由は、口コミの評判が非常に良かったことと、公式サイトの「よくある質問」にて以下のように記載があったからです。

Q 事故・長期保管バイクも買取ってもらえますか?

A 事故で走行ができなくなったバイクや、バッテリー上がりなどでエンジンのかからなくなったバイクも買取りいたします。処分料などはかかりません。お気軽にご相談ください。
引用:バイク館SOX

目標は無料引取だったので、「処分料はかかりません」の明記に魅力を感じました。

バイク館SOXは2019年12月にサイトをリニューアルオープンして、個人情報の入力不要のオンライン自動査定機能を追加しました。
古いバイクなので過度な期待はせずに車両情報を入力してみた所、買取価格は「お問い合わせ」くださいと表示されます。
この時点で買取査定額の付かないことは想像できましたが、無料引取を期待して申込をしてみます。

申込フォームは以下の通り

・メーカー(必須)
・車両名(必須)
・排気量(必須)
・年式
・車体番号
・走行距離(必須)
・希望売却価格(必須)
・お名前(必須)
・フリガナ(必須)
・電話番号(必須)
・ご住所
・メールアドレス(必須)
・備考

手元に登録書類があったため、車体番号を含めて全ての入力を埋めました。
備考については、実働だけど状態が極めて悪い旨を書いて送信します。

WEB申込を送信すると、送信完了画面が出てきます。
WEBB上の確認画面は問い合わせ番号が表示されることはなく、すぐに確認メールの通知が届くこともありませんでした。

10分以上経過して何もアクションがなく、入力情報を間違えていないのか不安になり、再度迷惑メールフォルダを確認すると、SOXさんの返信メールが届いていました。
SOXからの返信メールは迷惑メールフォルダに入っていることもあるので、すぐに申込完了メールが届かなかった時は、迷惑メールフォルダをチェックしてみてください。

回答の内容は、古い車両なので買取・無料引取不可。依頼する場合は25,000円の費用負担がある旨が案内されています。
価値のある車種の事故車・故障車は処分料がかかりませんが、車種そのものに価値のないバイクは処分料を取られることがあるようです。

残念な結果でしたが、大手4社へ問い合わせをした中で、担当者からメールで丁寧な返信をしてくれたのはSOXだけでした。
電話でのやり取り不要で概算最低額の相談や無料引取の可否を確認してみたい方には、バイク館SOXのWEB申込がおすすめです。

バイク王の対応

続いて、バイク買取の最大手「バイク王」へ問い合わせしました。
バイク王の詳細はこちら⇨「バイク王の買取査定の口コミ・評判や特徴」

バイク王では「無料お試し査定」と「無料出張査定」の2つのWEB申込フォームが用意されています。
私は先に無料引取の可否を確認したかったため、「無料お試し査定」を利用しました。

申込フォームの項目は以下の5点のみ

・メーカー
・排気量
・バイク名
・お名前(ひらがな)
・電話番号

住所とメールアドレスの入力がないので、入力作業が簡単でした。
居住地の項目がないのは、全国展開をしている大手だからできる対応かもしれません。
メールアドレスの項目がなかったので、折り返しの電話がかかってくることが想像できましたが、車両情報を先に伝えると話がスムーズになると思い、電話問い合わせではなくWEB申込を利用します。

WEB申込を送信して僅か2分後に「0120-51-8190」の電話番号から着信が来ます。
WEBサイトやCMで紹介している電話番号の「50-8190(ゴーバイクオー)」ではないですが、末尾が「8190」なので、すぐにバイク王からの連絡だと分かりました。

電話ではWEB申込の御礼を言われた後に、「簡単なアンケートとして居住地を都道県・市町村まで教えて頂けると幸いです」と言われます。
市町村までの範囲なので、抵抗なく伝えさせていただきました。

回答を伝えた後、「お客様のバイク情報を確認するので少しお待ちください」と案内され、電話は一旦保留のメロディが流れます。
約10秒ほどして、「お待たせしました。申し訳ありませんがお客様の古いバイクですと買取の形が難しく、当店ではリユース料として1万円頂いて対応する形になります」と回答がありました。

私は「あー、やっぱり費用がかかるのですね。わかりました。少し考えてみます」と伝えた所、しつこく勧誘されることなく「ごゆっくりご検討ください」と言われ、電話を切りました。
SOXよりも安い料金でしたが、あくまでも無料引取が目標なので現時点の第1候補として保留にします。

バイクランド

バイクランドは業界2位のバイク買取専門店で、事故車・故障車の買取OK。廃車について「手数料は不要」を明記しています。
バイクランド(ゲオバイク)の買取査定の口コミ・評判や特徴

早速オンライン査定を試してみることにしました。

オンライン査定なので個人情報の入力不要でWEB上での目安が分かるものだと思っていましたが、氏名・住所・メールアドレスの入力項目が必要です。
リード90の車両情報も添えて、オンライン見積を送信してみます。

オンライン見積も条件によっては電話での連絡があるようです。
私は古いスクーターの相談だったのか、フォーム送信した直後にメールでの回答が来ました。

私が気になるのは無料引取の可否と処分料がかかる場合の費用だったのですが、メールにて「買取不可」を伝える簡潔な回答がありました。
電話問い合わせをすれば違う答えがあるのかもしれないですが、古いスクーターの対応に消極的な印象を受けたので一旦保留にします。

バイクワン

最後に相談したバイクワンは「事故車・不動車」の買取強化を大きくアピールしています。
バイクワンの詳細はこちら⇨「バイクワンの買取査定の口コミ・評判や特徴」

バイクワンへの査定依頼は、まずは個人情報の入力不要のオンライン査定を利用し、目安に納得したら個人情報を入力して査定の日程調整をする流れです。
さっそく、リード90の車両情報を入力してみました。

すると、WEB上ですぐに「買取不可」の結果が表示されます。通常ならここから申込者情報の入力フォームが出てくるのですが、買取不可の場合はそこからWEB申込に進むことができません。
一度諦めようかと考えましたが、事故・不動車買取のページより、WEB申込が用意されていることを発見しました。

申込内容はそれなりに多いですが、次の内容でWEB申込を送信してみました。

WEB申込をしてから僅か5秒後、「0120-70-8191」の電話番号より着信が来ます。(HP記載と同じ電話番号)
電話では申込の御礼と、バイクの状態について詳しく聞かれ、次のように回答しました。

・エンジンはかかるけど白煙がすごい
・錆びと腐食が凄いので、自分で整備することが困難
・ナンバーは付いているけど自分で返納してもいい
・前輪がパンクしている
・自走はできないが、ラダーレールをつかってトラックへ乗せることはできる

特にエンジンの実働可否とナンバー・書類の有無、トラックへの積載可否を重視している印象を受けました。
詳細を伝え、確認を取ると言われ電話を保留にされて待つこと30秒ほど。ナンバーを自分で返納するなら無料引取OKとの回答を頂きます。

問い合わせをしたのは2020年4月18日(土)のお昼12時30分だったのですが、「お客様の地域であれば早くて本日の13時から15時くらいにお伺いすることができます」と言われました。
新しいバイクを近日中に購入して、サーフキャリアベースとメットインの荷物を載せ換えてから引き取りをお願いしたいと伝えると、「最短でいつになりますか?」と聞かれます。

「まだ次のバイクを買う日程が確定していないのですが、WEB申込で伝えた4月30日頃を希望します」と伝えた所、4月30日で仮予約をしてもらえました。
4月30日の朝9~10時に、確認と当日の訪問時間の調整で電話連絡を頂けるとのことです。

もし、早く引き渡しできる状態になったら、連絡すれば対応してもらえる旨もアナウンスされました。
ちょっとガツガツしている印象を受けましたが、他社では処分料を取る条件のバイクを無料引取で対応してもらえることと、こちらの希望を踏まえて柔軟に対応してもらえたので嫌な気分にはなりません。

また、ナンバーについては引き渡し時点では付いている状態でも構わないが、その場合はナンバーと必要書類を置いていくので、ご都合の良いタイミングで市役所へ返納(廃車)するように案内されました。

廃車・ナンバー返納手続き

無料引取の条件が自分でナンバーを返納することだったため、市役所に行って廃車・ナンバー返納手続きをしてきました。
新しく買ったバイクの登録も自分で行う条件だったので、市役所への手続きを自分で行うことに抵抗はなかったです。

原付バイクの廃車(ナンバー返納)に必要なものは以下の通りです。

・標識交付証明書:返納分標識交付申請書
・ナンバープレート:返納ナンバー
・標識返納書(市役所にある申請用紙):標識返納書
・認印(シャチハタ不可)

以上の4点です。自治体によっては運転免許証などで本人確認をされますが、私は特に確認なく手続きできました。
窓口にある標識返納書に記入・捺印して、標識交付証明書・ナンバープレートを添えて提出すれば、廃車申告受付書を発行してもらえます。

廃車申告受付書を発行してもらえれば、手続き完了です。
新しく買った登録分も同時に手続きしたため、提出してから受理・書類発行まで15分ほど待たされました。

バイクワンによる廃車バイクの引き上げ

4月30日(木)に仮予約を入れていたのですが、予定より早くバイク購入と廃車手続きができたので、4月25日(土)に電話連絡を入れました。
朝の9時30分に電話をかけた所、申込情報を管理して頂けてたようで、すぐに話が繋がります。
早ければ本日対応可能と提示され、何時頃になるのか尋ねたところ、再度10時頃に電話をして頂けるとのこと。

9時50分頃にバイクワンより電話があり、「13~14時前後でどうですか?」と提示され了承します。
12時頃に担当スタッフの携帯より着信があり、13時30分~14時頃になる連絡が再度入ります。

12時50分、再度担当スタッフの携帯より連絡があり到着した旨をアナウンスされます。
前の現場が東京で、ナビの到着時間が13時30分だったようですが、コロナウイルスによる外出自粛期間中だった事から、道路が空いていて早く到着したようです。

家の外へ出て対応すると、まずは丁寧に名刺を渡して頂けました。
担当者は20代後半から30代前半くらいの男性スタッフ。爽やかで好印象を受けます。
名刺を見ると東京の本社スタッフが対応してくれたようです。
車は1.5トンクラスのトラックでバイクワンの看板が入っていたので安心できました。

スタッフから最初に確認されたのは、キャンペーンの利用有無です。
特に利用はない旨を伝え、何か開催中のキャンペーンがあるのか訪ねると、買い換え等のキャンペーンをやっているけど、事前申請がないなら大丈夫だと濁されます。
のちほど、公式HPを確認するとLINEの友達追加で最大3万円もらえるクーポンを用意していたようです。
125cc以下のバイクも1万円をもらえたようですが、買取額3万円未満は対象外になる注意書きがありました。
これからバイクワンでバイクを売る方は、事前にクーポン・キャンペーン情報を確認しておくことをおすすめします。

続いて、標識返納所を渡すと、スマホで写真を撮って書類を返されました。
書類は確認だけ取れればOKとのことです。書類を見せた後にバイクのフレームを見て車体ナンバーの確認をされていました。

その後、バイクの状態を細かくチェックされ、使用状況などの質問を受けます。同時にスマホからバイクの細かい写真を10枚以上撮っていました。
エンジンをかけてみていいか確認され了承したのですが、スタッフがキックを3~4回下ろした所で、キックペダルが動かなくなってしまいました。
おそらくですが、キック内部の部品が破損して噛み合わなくなったようです。

一通りのチェックをされ、本部へ無料引取で対応できるか確認すると言われ、スタッフは車の中に入って電話をします。
キックが下りなくなったので不安でしたが、無事に無料引取で対応できると回答されました。
無料引取はできるが、引き上げ後に返すことは一切できない注意点を伝えられます。

無料引取にて交渉がまとまったため、契約書に必要事項の記入をします。
無料引取になりますが、こちらからバイクワンへバイクを売却した形で、契約書(買取証明書)とセットになった領収書へ記入するように案内されました。
売買契約になるため、無料引取でも金額は1円にするルールがあるようです。(実際にお金のやり取りはありません)

契約書に記入する際に、免許証による本人確認をされます。
住所・氏名等の情報以外は担当スタッフの方が記入してくれました。

契約を終えると、再度本部から本人確認の電話連絡をしたいと言われます。
以前はバイクワンのスタッフが本部へ連絡を入れて、その電話を受け取って確認をしていたようですが、3日前からコロナウイルスの感染予防で売却者の携帯へ電話する仕組みに変わったようです。
本部からの電話では、バイクの引き渡し契約に間違いないかの確認と、契約書左下にある領収書を本人の直筆で書いてあるかの2点を確認されました。

以上のやり取りで手続きは完了になり、長年お世話になったリード90が回収されます。
一連のやり取りにかかった対応時間は30分ほどでした。

このほか、バイクワンの担当スタッフとの会話の一部を抜粋して紹介いたします。

・私のバイクは今日2台目の買取
・最初に回収した400ccのバイクはタイヤが回らなくて積むのに苦労した
・今日はこの後、一度東京の会社に戻ってから他の出張買取に伺う予定
・新型コロナウイルスによる業務量への影響は少ない
・お客さんからはコロナウイルスによる休業などを理由にバイクを売る人が増えている
・引取したリード90を修理するか部品にバラすかは持って帰ってから判断する

バイクワンの詳細はこちら⇨「バイクワンの買取査定の口コミ・評判や特徴」

おわりに

無事にリード90を無料で処分できて安心しました。
バイクを処分する前は、もっと他の大手も無料引取で対応可能。あわよくば5千円くらいの買取額を付けてくれることを期待していましたが、甘くはなかったです。

バイクワンの対応は、大手らしく書類や確認の電話連絡のやり取りが多かったですが、安心してバイクの処分を任せることができました。
大手4社の中で唯一の無料引取に対応してくれたことと、私の住んでいる神奈川県では土日でも即日中に出張するスピード対応に満足です。

これからバイクを売る方には自信を持っておすすめできます。買取額が付きそうな場合は事前のキャンペーン申請を忘れないようにしてください。
私が新しく買ったバイク(古い中古のアドレスV100)も将来手放す時は廃車の状態になると思いますが、乗らなくなった時は再びバイクワンに処分をお願いしようと思います。

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