マルケスだけ別次元の走り!中上は7位!Moto-GP第2戦アルゼンチンGPレポート

2019年3月31日にMoto-GP第2戦アルゼンチンGPの決勝が行われ、マルケスが終始後続を引き離す別次元の走りを見せる圧勝で、今シーズン初勝利を挙げました。2位はドヴィツィオーゾと熾烈なバトルを制したヤマハのロッシ。中上はドライコンディション自己最高の7位に入ります。

昨年のアルゼンチンGPでは、決勝で雨が降ったりやんだりする難しいコンディションで波乱のレースになりましたが、今年はフリー走行初日から快晴が続き、各ライダーの個性が光ったレース内容でした。

第2戦アルゼンチンGPの総括

フリー走行1日目(2回目まで)を終えて、ドヴィツィオーゾがトップ、2番手はミラー、3番手はビニャーレスが入ります。ロレンソは「マシンに乗るのが怖くなった」とコメントしていたこともあり、21位でフリー走行初日を終えます。フリー走行3回目は、マルケスがトップ。ロレンソも9番手に入り予選Q2ダイレクト進出を決めます。

予選は有力ライダーが軒並み好タイムを出し、僅差の中でマルケスがポールポジションを獲得。2番手にはビニャーレス、3番手ドヴィツィオーゾとワークスライダーが順当にフロントローを獲得します。中上はシングルポジションの9番手を獲得。スズキ勢はフリー走行から良い所がなく、リンス16番手、ミル19番手と苦戦します。

決勝ではマルケスが順当にホールショットを決めると、その後はトップを快走。2番手はドヴィツィオーゾ、3番手以降はミラー、ロッシが続きます。2番手スタートのビニャーレスはスタートで失敗して7番手。ロレンソはスタート時に誤ってピットリミッタースイッチを作動させてしまい、最後方付近まで順位を落とします。

1周目から逃げに転じようとするマルケスを、必死に追おうとしたのがレジェンドライダーのロッシです。しかし、ロッシはドヴィツィオーゾと2番手争いをやりあう流れになり、その間にマルケスは快調に飛ばして2周目終了時点で2位に1秒の差を付けます。その後も2番手集団は順位争いが激しく、4周目終了時点でマルケスは3.5秒以上の差を付ける独走態勢になります。

後方からはリンスが追い上げて、10周目には8番手を走っていた中上をパス。中上はリンスに付いていく形で集団に追いついていきます。2番手集団はロッシとドヴィツィオーゾがバトルを続けていて、リンスは14周目に2番手集団に追いつく猛追を見せます。

マルケスは後半に入っても手を緩めず、2位のドヴィツィオーゾより毎周0.5秒前後速いラップを刻んでリードを広げています。第2戦の決勝に限っては、マルケス1人だけ次元の違う走りをしていました。

残り3周に入るとロッシが遂にドヴィツィオーゾを攻略して2位に浮上。その後ろではビニャーレスとモルビデリのヤマハ勢同士が揃って転倒してリタイヤしてしまいます。中上はドライコンディションではベストリザルトの7位に入りますが、終盤に上位2台が転倒した恩恵での順位アップでした。

第2戦アルゼンチンGP 決勝リザルト

1位:M.マルケス (レプソル・ホンダ・チーム)
2位:V.ロッシ (モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)
3位:A.ドヴィツィオーゾ (ミッション・ウィノウ・ドゥカティ)
4位:J.ミラー (アルマ・プラマック・レーシング※ドゥカティ)
5位:A.リンス (チーム・スズキ・エクスター)
6位:D.ペトルッチ (ミッション・ウィノウ・ドゥカティ)
7位:中上貴晶 (LCRホンダ・イデミツ)
8位:F.クラルタラロ (ペトロナス・ヤマハSRT)
9位:A.エスパルガロ (アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)
10位:P.エスパルガロ (レッドブルKTMファクトリー・レーシング)
11位:M.オリベイラ (レッドブルKTMテック3)
12位:J.ロレンソ (レプソル・ホンダ・チーム)
13位:C.クラッチロー (LCRホンダ・カストロール)
14位:F.バニャイア (アルマ・プラマック・レーシング※ドゥカティ)
15位:J.ザルコ (レッドブルKTMファクトリー・レーシング)
16位:H.シャーリン (レッドブルKTMテック3)
17位:A.イアンノーネ (アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)

14Lapリタイヤ K.アブラハム (レアーレ・アビンティア・レーシング※ドゥカティ)
15Lapリタイヤ T.ラバット (レアーレ・アビンティア・レーシング※ドゥカティ)
21Lapリタイヤ J.ミル (チーム・スズキ・エクスター)
24Lapリタイヤ F.モルビデリ (ペトロナス・ヤマハSRT)
24Lapリタイヤ M.ビニャーレス (モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)

第2戦を終えて感じたこと

①中上は大きな進化を遂げた
7位はラッキーな部分もありましたが、2戦連続で実力のシングルフィニッシュを達成しました。オフシーズンもテスト走行では好タイムを連発していましたが、レース本番には弱い昨年までのイメージを払拭する快走を見せてくれました。残りのシーズンも期待できそうです。

②リンスが覚醒?
予選やフリー走行では見せ場が少ないものの、レースで大きく順位を上げる快走を見せています。ライダーとマシンの双方が進化している様子で、うまく噛み合えば勝てるレースも出てくるのではないでしょうか?

③ヤマハのマシンは戦える状態に戻った
優勝争いまではできていませんが、予選の走りを見るとマシンの性能はライバルと互角だと評価できます。第2戦のロッシは久しぶりの2位表彰台。何よりもドヴィツィオーゾとのバトルを制して2位に入った内容が良いです。ビニャーレスも内容は悪くないので、巻き返しのチャンスが十分あります。

③ザルコは期待外れ
トップチームに加入できるポテンシャルを持っていた中で、KTMへの電撃移籍を決めたザルコは、ここまで良い所なしです。KTMは今年に大きな変貌を遂げる計画を昨年から公表していますが、ザルコはチームメイトのエスパルガロに劣る内容でした。マシンの進化も必要ですし、ザルコ自身もKTMへ適応しきれていない印象を受けます。

Moto-3では佐々木歩夢が自己最高の5位入賞

第1戦では鳥羽海渡がMoto-3クラス日本人初優勝を達成します。連勝を期待されていた鳥羽海渡は8番グリッドからのスタート。その後は10番手付近でレースを進めますが、中盤で接触をして17位まで順位を下げる展開。その後は盛り返して10位フィニッシュでした。

アルゼンチンGPで輝いたのは佐々木歩夢です。終始3〜6番手を走り、表彰台も狙える位置にいただけに残念な結果だと捉えることもできますが、自身最高位の5位入賞を達成します。ほかにもルーキーの小椋藍が16番手スタートから2周目には佐々木もかわして5番手に付ける見せ場を作りました。

今年のMoto-3は日本人ライダーが多く、各ライダーが展開次第では勝てる実力を持っています。

おわりに

マルケスの圧勝劇を見て、今年もチャンピオンの最有力候補であることを改めて実感しました。ドヴィツィオーゾも3位入賞には満足している様子で、後半戦に得意なコースが多いので、次戦以降は巻き返しのチャンスがあります。

中上はポイントランキング7位に付ける好調ぶり。この調子を維持して1回以上は表彰台獲得を目指してもらいたいです。ロレンソは凡ミスを犯してしまいましたが予選の走りを見る限り、少しずつ前進している印象を受けます。

昨年は第3戦からマルケスが連勝してライバルが不調に陥ったことで独走が始まりました。今年のMoto-GPは第3戦以降にどのような展開が待っているのか今から楽しみです。第2戦を終えた時点では、マルケスとドヴィツィオーゾが一歩リードしていますが、ヤマハとスズキも優勝争いをできるだけのポテンシャルを持っています。サテライト勢やKTM、アプリリアも調子を上げているので、今年は混戦のレースが増えていくかもしれません。

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