2019年のMoto-GPは面白い!!第1戦カタールGPレポート


youtubeより

2019年3月10日Moto-GPの2019年シーズンが開幕し、第1戦のカタールGPはドヴィツィオーゾが優勝、マルケスは僅差の2位、日本人ライダーの中上貴晶は9位のシングルフィニッシュをしました。2019年シーズンが開幕する前に私が注目していたポイントと、第1戦を終えた印象をまとめると以下のようになります。

①2017年シーズンや2018年開幕戦のようなマルケスVSドヴィツィオーゾの熱いバトルを期待
→ドヴィツィオーゾとマルケスが最終コーナーをクロスラインで通過する0.02秒差の白熱したバトルを繰り広げた

②ドゥカティからホンダに加入したロレンソに期待
→1月に骨折した影響が残り、ホンダのマシンにも完璧に順応していない様子

③ヤマハの復活に期待
→ビニャーレス、ロッシがフリー走行・予選から好タイムをマーク。昨年よりもマシンの性能アップ

④中上に期待
→フリー走行から好タイムをマーク。実力で取ったシングルフィニッシュの価値は大きい

⑤KTMに移籍したザルコは通用するのか?
→カタールGPでは良い所なし

⑥Moto-3でも日本人の活躍に期待
→鳥羽海渡がMoto-3クラス日本人初優勝

第1戦カタールGPの総括

フリー走行1回目はロッシがトップ。フリー走行2回目はマルケスがレコードタイムを上回る好タイムでトップ。2番手はビニャーレスが付けます。ヤマハの復活を感じさせるフリー走行を終え、予選1Qセッションではロレンソ、クラッチローのホンダ勢が好調。その後はロレンソの転倒など波乱もあったものの、中上も好タイムを出します。

Q2セッションでは、ビニャーレスが早々に好タイムを記録。中上も自己ベストを出して序盤では2番手に付けます。後半になって有力ライダーが続々と好タイムを出しますが、ビニャーレスのタイムを上回ることはできずにポールポジションを獲得。2番手はロサイル・インターナショナル・サーキットを得意にするドヴィツィオーゾ、マルケスは意地の走りで3番手に入りフロントローを獲得します。

4番手以降はミラー、 ファビオ クアッタハッホ 、クラッチロー、ペトルッチ、モルビデリ 、中上、リンスと続きます。予選終了時点で今年のMoto-GPは昨年との違いを感じられました。

決勝ではポールポジションのビニャーレスがスタートで6番手まで順位を下げ、ドヴィツィオーゾがホールショットを獲得。2番手はミラー、3番手にマルケスと続き、9番手スタートの中上も好スタートを決め5番手からレースを進めます。

2周目に入るとミラーが部品の外れるトラブルで順位を下げ、マルケスが2番手に浮上。3周目にはスズキ勢のリンスとミルがそれぞれ4番手、5番手まで順位を上げ、さらに後方スタートのロッシが追い上げ、8番手に後退していた中上とバトルを繰り広げます。前半から順位がめまぐるしく変動し見応えのあるレース内容でした。

さらに4周目にはリンスが一時ドヴィツィオーゾをかわしてトップに立つ猛プッシュをかけます。すぐにドヴィツィオーゾが抜き返し、序盤から激しいトップ争いが行われます。マルケスとリンスが2番手争いをする中で、今季からドゥカティ加入のペトルッチが追い上げて、3番手マルケスをかわし3位に浮上します。

中盤戦はドヴィツィオーゾがトップを快走。マルケス、リンス、ペトルッチの4名が熾烈な2位争いを繰り広げます。上位4台が後続と差を広げる中でロッシが地味に順位を上げるなど、後ろの集団でも動きが活発です。

残り4周になってマルケスが動き、ファステストを記録してリンスをかわして2番手に浮上すると、一気にトップのドヴィツィオーゾまで距離を詰めていきます。リンスもトップ争いに加わろうとプッシュをかけますが、ミスをしてラインを膨らんでトップとは大きな差が付いてしまいます。

残り3周はマルケスとドヴィツィオーゾがテール・トゥー・ノーズの超接近戦!今年もやっぱりこの2人か?と感じさせる熱いバトルが始まります。残り2周でドヴィツィオーゾのミスからマルケスがこのレースで初めてトップに立ちます。

しかし、ファイナルラップに入るホームストレートでドヴィツィオーゾが再びトップを奪取。やはり今年もドゥカティは直線が速いです。最後は昨年の開幕戦を再現するかのようなクロスラインで最終コーナーを通過し、0.02秒の差でドヴィツィオーゾが開幕戦を制します。

第1戦カタールGP 決勝リザルト

1位:A.ドヴィツィオーゾ (ミッション・ウィノウ・ドゥカティ)
2位:M.マルケス (レプソル・ホンダ・チーム)
3位:C.クラッチロー (LCRホンダ・カストロール)
4位:A.リンス (チーム・スズキ・エクスター)
5位:V.ロッシ (モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)
6位:D.ペトルッチ (ミッション・ウィノウ・ドゥカティ)
7位:M.ビニャーレス (モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)
8位:J.ミル (チーム・スズキ・エクスター)
9位:中上貴晶 (LCRホンダ・イデミツ)
10位:A.エスパルガロ (アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)
11位:F.モルビデリ (ペトロナス・ヤマハSRT)
12位:P.エスパルガロ (レッドブルKTMファクトリー・レーシング)
13位:J.ロレンソ (レプソル・ホンダ・チーム)
14位:A.イアンノーネ (アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)
15位:J.ザルコ (レッドブルKTMファクトリー・レーシング)
16位:F.クラルタラロ (ペトロナス・ヤマハSRT)
17位:M.オリベイラ (レッドブルKTMテック3)
18位:K.アブラハム (レアーレ・アビンティア・レーシング※ドゥカティ)
19位:T.ラバット (レアーレ・アビンティア・レーシング※ドゥカティ)
20位:H.シャーリン (レッドブルKTMテック3)

2Lapリタイヤ B.スミス (アプリリア・ファクトリー・レーシング)
10Lapリタイヤ J.ミラー (アルマ・プラマック・レーシング※ドゥカティ)
13Lapリタイヤ F.バニャイア (アルマ・プラマック・レーシング※ドゥカティ)

Moto-3では鳥羽海渡が優勝

マシンの性能差が少なく大混戦のレースが多いMoto-3クラスでは、フル参戦3年目を迎える鳥羽海渡が優勝しました。3番手からスタートした鳥羽はレース中も激しくトップが入れ替わる熾烈なトップ争いを繰り広げます。大勢が最終コーナーまでトップ争いを繰り広げる混戦を制し、Moto-3になってからは日本人初の優勝を手にしました。

エンジンが変わったMoto-2の印象

Moto-2クラスは今シーズンからトライアンフ製765cc3気筒エンジンに変更されました。レースを見た印象は、ホンダ製600cc4気筒エンジンを使っていた昨シーズンまでと大きな違いはなく、ワンメイクエンジンだけあって直線の性能差は少なかったです。日本人ライダーの長島哲太は14番手から順調なスタートを切りましたが、3周目に転倒してリタイヤしました。

おわりに

2018年の開幕戦を再来とさせる白熱したレースは大きく盛り上がりました。序盤戦から見所が多く、バイクレースの魅力が詰まったレース内容でした。結果は優勝候補のドヴィツィオーゾが勝ってマルケスが2位に入りました。予選の走りを見るとヤマハも期待できますし、スズキのリンスやLCRの中上の成長も感じられる内容でした。

トップチームの中ではロレンソだけが大きく出遅れました。ケガの影響とマシンへの順応を含めて、もう少し時間がかかりそうです。昨年は第2戦目以降でマルケスが独走態勢を築きましたが、今年は昨年のように一筋縄ではチャンピオンを獲得できないでしょう。2019年のMoto-GPは昨年以上に見所が多いです。

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