大盛況だったモトジムカーナ2018大磯ロングビーチ大会!!
当サイトではモトジムカーナの取材はしていませんが、リザルトと大盛況だった申し込み状況や来場者数を見て、バイクイベントの新しい可能性を感じました。
今後も定期開催される見込みで、ジムカーナ人気は高まっていきそうです。
プロのレースではないのに来場者数4,000人超え
モトジムカーナ(MOTO GYMKHANA)は、元格闘家でタレントの須藤元気さんと、バイク用品店大手NAP’Sの望月社長がタッグを組んで始まった新しいバイクのジムカーナイベントです。
以前のジムカーナは同じコースを順番に走ってタイムで順位が決まりました。しかし、モトジムカーナは同じコースを2つ併設して2台が同時にスタートして、早くゴールした方が勝ちになるトーナメントによるノックアウト形式で優勝を争われます。
↓↓大会概要の記事はコチラ↓↓。
須藤元気×NAPS望月社長のタッグで始まるモトジムカーナ
大会前の記事では、サーキットで行われるレースに比べて迫力に欠けることや、マシンの性能差による優劣が課題と紹介していましたが、結果を見ると懸念されていたものは全てクリアして、主催者の思惑通りで完璧な大会で幕を閉じました。
当初は60台を定員にしていたところ、200台以上のエントリー申込があって参加台数を80台に増やしました。総来場者数は4,000名を超えて、参加ライダーやその家族、友人以外の方も多く集まっていました。
ジムカーナ競技にプロという概念はなく、モトジムカーナも賞金大会ではないのですが、アマチュア向けのイベントで4,000人も集まったのは凄いです。
コースは狭くて観客席との近さにこだわったレイアウトです。通常のジムカーナはコースが長くて同じコースに時間差で複数のバイクが走ることもよくあります。
モトジムカーナは40秒前後で終わるコースを2台ずつ走り、会場での実況アナウンスで盛り上げながらテンポ良く進行していくため、シンプルで分かりやすく見ていても飽きない大会になりました。
バイクの性能差も少なく、決勝レースに進んだバイクは大小さまざまな排気量になっていました。
決勝進出のバイク一覧
モトジムカーナは以下の4クラスに分類され、予選で好タイムを出したバイクが各クラス8台ずつ決勝トーナメントに進むルールです。
クラス名につく冠はスポンサーで、全クラス参加車両の制限はありません。
・MOTUL Sクラス
・YAMALUBE Aクラス
・TAICHI Bクラス
・NAP’S Cクラス
決勝トーナメントに進出した車種は以下のとおりです。(台数は全クラスの決勝進出者累計)
・NSR250(R) : 5台
・GSX-R1000 : 4台
・VTR250 : 3台
・RRZー400SM : 2台
・TZR250R : 2台
・WR450F : 2台
・GSX-S1000 ; 1台
・ZX-10R : 1台
・CRF-450X : 1台
・FE450 : 1台
・ZX-10R ; 1台
・YZF-R6 : 1台
・SM250R : 1台
・MT-03 : 1台
・CBR600RR : 1台
・GSX-R750 : 1台
・KSR110 : 1台
・Z1000 ; 1台
・WR250X : 1台
・MSX125 : 1台
各クラスの優勝者
・MOTU Sクラス:作田 隆義 選手(GSXーS1000)
・YAMALUBE Aクラス:小崎 弘敬 選手(ZX-10R)
・TAICHI Bクラス:清野 雅之 選手(CBR600RR)
・NAP’S Cクラス:小崎 香織 選手(NSR250R)
決勝進出者はジムカーナ仕様のバイク
モトジムカーナで強さの目立ったバイクは、大型のスーパースポーツバイク、モタードバイク、ストリートファイターバイク、2ストレプリカバイクです。
KSR110などミニバイクやMTー03の並列2気筒エンジンのミドルバイクで決勝進出を果たした人もいた点を評価できます。VTR250も3台が決勝に進んでいて、ジムカーナ競技で人気車種ということも影響しています。
予選では、ツーリング用やセパハンを付けたロードレース用の車両もいましたが、決勝進出ではアップハンドルに加速重視のスプロケセッティングをしているジムカーナ仕様のバイクが目立ちました。なお、最高峰のSクラスで優勝した作田選手は「キングオブジムカーナ」の相性を持つ、ジムカーナ業界では有名な選手。
ロードレースやモタードなど異種競技からの参戦では上位は難しい結果になっていました。予選では、ジムカーナの適正が低いGSX-1300R隼で参戦して、グランドツアラーとは思えない俊敏な走りをして観客を沸かしている人もいました。
優勝したのは、全てロードバイクでしたが、モタードやオフロード勢が停止してゴールする場所で見せるジャックナイフも、観客席との距離が近いことから会場を盛り上げていました。
モトジムカーナに出るには?
モトジムカーナはレベル別にクラス分けをしていますが、初心者が初めて出る大会としてはハードルが高いです。まずは事前エントリーをする流れになりますが、大磯ロングビーチ大会は80名の定員に対して200名以上の申込があったので倍率は2.5倍以上です。
実績のあるライダーは推薦で出ますし、女性ライダーもエントリーに優遇されているように見えました。一般ライダーになると、抽選の倍率はかなり高いです。まずはダメ元でエントリーしてみることからはじめて、ほかのジムカーナ大会への参加も併せて検討するとよいでしょう。
大会コンセプトのひとつは、誰でもヒーローになれるチェンスのある大会です。走る瞬間は多くの来場客から注目を集めるので、優勝しなくても予選で対戦相手より先着したり、ジムカーナに不利なバイクで好走するなど見せ場をつければ、大きな歓声を集められます。
プロのレース顔負けの来場者数を集めるビッグイベントになっているので、参加するだけでも良い思い出になるでしょう。
まとめ
モトジムカーナは新しく始まったイベントで、大磯ロングビーチで開催された時点では、それほど知名度が高くなかったです。1回目の大成功で知名度を高め、秋に開催予定の第2回大会は第1回を超える来場者数を集めるかもしれません。
第1回大会開催前にはプロデューサーの須藤元気さんは、バイク版のSAUKEを目指して、2回目以降は大きなルール変更をしたいと話をしていました。
初回のSクラス決勝戦になったのは、大きなジムカーナ大会(オートバイ杯など)で常に優勝争いを繰り広げている作田選手と富田選手の対決でした。今後はジムカーナ専門でもない人でもチャンスのあるように変わっていく期待もあります。
またモトジムカーナを通じて、バイクのジムカーナ競技に興味を持った人が多かったのも事実です。サーキットやモトクロスコースでのレースに比べて、ジムカーナは始める敷居が低いのも特徴ですので、今後の競技参加者拡大に期待です。
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